
「魔力の刻印以来の傑作」と謳われた『FEAR OF THE DARK』。その大定番プロショット・セットがリリース決定です! この時代にはオフィシャル作品も含め、さまざまなプロショットが残っていますが、特に多かったのがイタリア。本作は、そのイタリアン・プロショットを総まとめした1本でもあるのです。まずは、この時代のツアー“FEAR OF THE DARK TOUR 1992”・“REAL LIVE TOUR 1993”のプロショットを整理してみましょう。
“FEAR OF THE DARK TOUR 1992” ・1992年7月25日:ブエノスアイレス ・1992年8月22日:ドニントン ※公式VHS/LD ・1992年9月12日:レッジョ・エミリア 【本作ディスク1】 ・1992年10月2日:メキシコシティ
“REAL LIVE TOUR 1993” ・1993年5月1日:ローマ 【本作ディスク2】 ・1993年5月9日:ミラノ 【本作ディスク2】 ・1993年6月4日:モスクワ ・1993年8月28日:ロンドン ※公式VHS/LD
この他にもインタビューに絡めたライヴ映像や数分だけのプロショットも存在しますが、主だったものはこの8種。もちろん、ドニントンとロンドンはオフィシャル作品『DONINGTON LIVE 1992』『RAISING HELL』。わずか数曲分しかなかった“NO PRAYER ON THE ROAD ’90-91”とはケタ違いの大豊作ぶりです。そんな大豊作の中でも、本作に収められたイタリアン・プロショットは特に有名な大定番の傑作映像。それぞれのディスクをご紹介していきましょう。
【ディスク1:1992年9月12日レッジョ・エミリア公演】
まず登場するディスク1は、“FEAR OF THE DARK TOUR 1992”編。“イタリア版MONSTERS OF ROCK”で大トリを務めた際のテレビ放送を収めたものです。残念ながらショウのフル収録ではありませんが、質・量ともに『FEAR OF THE DARK』時代を代表するマルチカメラ・プロショット。これがまた、実に素晴らしい。前述の通り、オフィシャル作品が2本もあるわけですが、IRON MAIDENの本領はむしろ本作にこそある。実のところ、公式品『DONINGTON LIVE 1992』は奇妙な映像処理がうざったく、『RAISING HELL』は手品師とのコラボのためかパフォーマンスがボロボロ。いずれも痛し痒しでした。それだけに、“本来のMAIDEN”を求めるマニアはこの映像を愛し続けてきました。それに相応しい熱演とクオリティが詰まっているのです。本作では、そんな大定番ライヴでも最上級マスターを使用しました。また、このディスクの最後にはポール・ディアノ時代のプロショット「1980年11月8日ROCK POP TV SHOW」もボーナス収録しています。
【ディスク2:1993年5月9日ミラノ公演】
代わってのディスク2は、“REAL LIVE TOUR 1993”編。これまた傑作映像として知られる定番ミラノ公演をメインにし、同じくイタリアのローマ公演のプロショット2曲をボーナス配しました。1992年のイタリア公演は、ディスク1のレッジョ・エミリア1回だけでしたが、1993年にはそれを取り返すように10公演の大規模ツアーが実現。ミラノ公演は最終日、ローマ公演は5公演目にあたります。見どころはもちろん、メインのミラノ公演。ディスク1にも肉薄するクオリティもさることながら、美味しいのがセット。この“REAL LIVE TOUR”は昔のレパートリーを復活させたことでも注目され、このディスクでもディアノ時代の「Prowler」「Transylvania」「Remember Tomorrow」3連発が楽しめるのです。特に「Prowler」「Remember Tomorrow」はディスク1はおろか、公式品『DONINGTON LIVE 1992』『RAISING HELL』でも観られない。脱退直前のブルースがディアノ時代を熱唱する貴重なマルチカメラ・プロショットなのです。逆の意味で注目なのがブルース。すでに脱退を公表していた彼にとって“REAL LIVE TOUR”は消化試合であり、ヤル気のなさにニコ・マクブレインもスティーヴ・ハリスも激怒していました。このディスクから伺えるブルースの姿はその証拠。ショウが進むほどに明らかに動きが少なくなり、終盤はドラムライザーに棒立ちで身振りだけで客を煽る。歌いっぷりもどこか投げやりで「心ここにあらず」。正真正銘の熱演だったディスク1のレッジョ・エミリア公演から続けて観るからこそ、あまりの違いに唖然となるのです。そして、そんなブルースに代わって(?)大暴れするのが我らがエディ! 「The Clairvoyant」で竹馬エディが登場するのですが、そのヘドバンはかつてない激しさで振りに振る! あまりに振りすぎて、首がもげてしまう!!! 中の人は知ってか知らずか、もげた頭を更に振り回す。何とも強烈な熱演です。第1次ブルース期の最後を飾った“FEAR OF THE DARK TOUR 1992”と“REAL LIVE TOUR 1993”。オフィシャルのライヴ作品が連発していながら、それでもなお必見な見どころ満載の大傑作プロショットです。各ツアーの代表光景というだけでなく、“イタリアン・プロショット”を1本でコレクトできてしまう優れもの。どうぞ、この機会にご堪能ください!
Arena Festa Dell' Unita, Reggio Emilia, Italy 12th September 1992 Forum di Assago, Milan, Italy 9th May 1993 PRO-SHOT Palaghiaccio, Rome, Italy 1st May 1993 PRO-SHOT
Disc 1 Live at Arena Festa Dell' Unita, Reggio Emilia, Italy 12th September 1992
1. The Number Of The Beast 2. Wrathchild 3. From Here To Eternity 4. Can I Play With Madness 5. Wasting Love 6. Tailgunner 7. The Evil That Men Do 8. Bring Your Daughter... To The Slaughter 9. The Clairvoyant 10. Heaven Can Wait 11. Run To The Hills 12. 2 Minutes To Midnight
13. Iron Maiden 14. The Trooper 15. Sanctuary 16. Running Free
Bonus Track: Rock Pop TV Show. Filmed at TV Studio, Munich, Germany on 8th November 1980
17. Running Free 18. Remember Tomorrow
Disc 2 Live at Forum di Assago, Milan, Italy 9th May 1993
1. The Number Of The Beast 2. Prowler 3. Transylvania 4. Remember Tomorrow 5. 2 Minutes To Midnight 6. From Here To Eternity 7. Wasting Love 8. Bring Your Daughter... To The Slaughter 9. Afraid To Shoot Strangers 10. The Clairvoyant 11. Heaven Can Wait 12. Run To The Hills 13. Iron Maiden
Bonus Track
Live at Palaghiaccio, Rome, Italy 1st May 1993
14. The Trooper 15. Fear Of The Dark
Bruce Dickinson - Vocal Steve Harris - Bass Dave Murray - Guitar Janick Gers - Guitar Nicko McBrain - Drums
PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.164min.