
“LOUDPARK 16”の大好評を受け、遂に実現するTHE DEAD DAISIESの単独来日。この駄文が公開される頃には、都内某所で初日公演に先立つインストアイベントが行われていることでしょう。そんなライヴ・イン・ジャパンの録音も楽しみなところですが、それを待つ間にピッタリの最新極上映像が登場です。本作に収められているのは、最新“LIVE & LOUDER WORLD TOUR 2017”のライヴ映像。「2017年6月2日ROCK HARD FESTIVAL」のプロショットをディスク1に、「同6月8日コペンハーゲン公演」の極上オーディエンス・ショットをディスク2に配した2枚組です。まずは、今まさに始まろうとしている日本公演との距離も含め、ツアーデートでポジションを俯瞰してみましょう。
・6月2日-7月1日:欧州(23公演)←★ココ★・7月5日+6日:日本(2公演)・7月12日-21日:中南米(6公演)・8月3日:ポーランド公演・8月9日-9月2日:北米(15公演)
これが現在までに公表されている“LIVE & LOUDER WORLD TOUR 2017”の全体像。本作の2公演は、いずれもツアー冒頭を飾る「欧州レッグ」。ディスク1は初日、ディスク2は6公演目にあたります。それでは、それぞれの映像を詳しくご紹介していきましょう。
【ディスク1:ROCK HARD FESTIVALプロショット】
まずは、ワールドツアー初日となった“ROCK HARD FESTIVAL”の極上プロショットです。このショウは伝統番組“ROCKPALAST”で収録・放送されており、本作はその極上デジタルマスターをDVD化したものです。そのクオリティは、完璧なるオフィシャル級。なぜか昔の隠し録りのような丸いのぞき穴の映像処理が施されていますが、そこに映し出される映像美は完全無欠。単に超美麗デジタル画質というだけでなく、カメラワークが凄まじくダイナミック。ドアップになるとメンバーの表情どころか振動するシンバルの1つにまで寄り、下からの煽りも「靴にカメラをくくりつけてるのか!?」というほどの角度で、やたら大胆。しかもそれが猛烈な勢いで動く・動く・動く! ビートの1打1打に合わせて躍動するようにズームイン/アウトしたかと思えば、ギターの手元ドアップのままグルグルと回り、開場を超速でなめ回す。それがタフなロックンロールにピッタリとシンクロし、猛烈にワイルドなのです。ライヴ全編がまるで作り込んだPVのように凝りっ凝りなくせに、思いっきりラフ。超美麗な最新放送は数あれど、ここまでダイナミック・大胆・アクティヴなロック映像はちょっと見覚えがありません。そのクオリティで描かれるライヴもまた、完全無欠。一言で言えば、オフィシャル盤『LIVE AND LOUDER』の映像編。あの公式ライヴアルバムに比べると5曲ほど短いショウですが、その熱演ぶりもショウ構成もほぼ同じ。あの熱いライヴアルバムを猛烈アクティヴなマルチカメラで映像化したと想像してみてください。しかも、力いっぱい高画質なやつを。そう、今あなたの脳裏に浮かんだ光景が約1時間続くディスクなのです。
【ディスク2:コペンハーゲン公演オーディエンス・ショット】
苛烈なるマルチカメラ・プロショットに続くのは、約1週間後のワンカメのオーディエンス・ショット。ただ者ではないプロショットとカップリングになるだけあって、こちらもハンパではない衝撃映像なのです。何が衝撃かと言えば、クオリティ。スペック的に言えば「会場後方の左寄りからワンカメで撮影されたオーディエンス・ショット」なのですが、そんな言葉から想像されるものとはまったく違う。むしろ、「ワンカメのプロショット」と言った方が近い。実際、単に高画質なだけではなく、気品すら漂わせる映像美は、まるで映画のように美しい。しかも、観客の遙か頭上を素通りしてステージを直視するアングルで遮蔽物ゼロ。カメラワークもアクティブにメンバーを追うくせに異常に安定している。もはや、ここまでのハイクオリティで観客カメラはあり得ない。会場設営のカメラかと思いましたが、それにしても見事すぎるショットは、本当にプロショットの遠景アングルなのかも知れません。さらにさらに、サウンドも凄い。ヘッドフォンでよーく聴くと会場音響の生々しさも感じますが、パッと聴きはほぼほぼステレオサウンドボード。それも、極上のやつにしか思えない。映像・カメラワーク・音声、すべてトータルで「極上ワンカメ・プロショット」を想像していただいた方が正確にイメージが伝わるでしょう。そのクオリティで描かれる生々しいロックンロールがまた、どこまでも熱い。ディスク1のプロショットから約1週間なので内容は酷似しているのですが、さらに5曲「Song And A Prayer」「Rockin' In The Free World」「We All Fall Down」「Lock 'n' Load」「All The Same」長いフルショウが素晴らしい。こちらもオフィシャル盤『LIVE AND LOUDER』の映像版、本生100%版と呼ぶに相応しい灼熱のステージなのです。
技術の進歩著しい現代でも希に見る……いえ、見たこともない極上のプロショットとオーディエンス・ショット。主役は何よりもTHE DEAD DAISIESなのですが、仮にバンドに興味がなかったとしても映像美だけで目を見張り、耳を疑うこと間違いなしの超絶品です。今まさに始まろうとしている日本公演を先取りできる傑作映像にして、”ロック記録”の最先端でもある1本。これが2017年の技術であり、2017年のロック。2つの最先端が交差する傑出の2枚組です。
Rock Hard Festival, Gelsenkirchen, Germany 2nd June 2017 PRO-SHOT Amager Bio, Copenhagen, Denmark 8th June 2017 AMAZING SHOT!!!
Disc 1(56:26)
Live at Rock Hard Festival, Gelsenkirchen, Germany 2nd June 2017
1. Long Way to Go 2. Mexico 3. Make Some Noise 4. Fortunate Son 5. The Last Time I Saw the Sun 6. Join Together 7. Drum Solo 8. With You and I 9. Mainline 10. Helter Skelter 11. We're an American Band 12. Midnight Moses
PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.56min.
Disc 2(107:11)
Live at Amager Bio, Copenhagen, Denmark 8th June 2017
1. Mexico 2. Make Some Noise 3. Song And A Prayer 4. Rockin' In The Free World 5. We All Fall Down 6. Lock 'n' Load 7. Last Time I Saw The Sun 8. Drum Solo 9. Join Together 10. All The Same 11. With You and I 12. Mainline 13. Helter Skelter
14. We're Ann American Band 15. Midnight Moses 16. Highway Star
COLOUR NTSC Approx.107min.
John Corabi - lead vocals Doug Aldrich - lead guitar David Lowy - rhythm guitar Marco Mendoza - bass Brian Tichy – drums