
エンターテインメント色豊かな『DIVER DOWN』を全米3位に送り込み、一段高いレベルに登った80年代のVAN HALEN。その傑作マルチカメラ・プロショットが登場です。本作に収められているのは「1983年1月21日サンパウロ公演」。“HIDE YOUR SHEEP TOUR 1982-1983”を代表する大定番プロショットです。まずは、当時のツアースケジュールの中でショウのポジションを確認してみましょう。
【1982年】 《4月14日『DIVER DOWN』発売》・7月14日-8月21日:北米#1(26公演)・9月1日-25日:北米#2(17公演)・10月7日-11月7日:北米#3(19公演)・11月13日-12月11日:北米#4(19公演) 【1983年】・1月16日-2月18日:南米(16公演)←★ココ★・5月29日:US FESTIVAL出演
これが年をまたいで行われたワールドツアーの全体像。メインとなる北米ツアーは1982年中に終え、1983年は南米ツアーと“US FESTIVAL”だけでした。しかも、この南米ツアーは特別。実のところ、サミー・ヘイガー時代やゲイリー・シェローン時代を通しても彼らが南米でショウを行ったのはこの時だけ。本作のサンパウロ公演は、そんな貴重なツアーの4公演目にあたるショウなのです。このショウは古くからプロショットが知られており、さまざまな既発を生み出した大定番です。「オフィシャル級」とはいかず、いわゆる「南米クオリティ」のプロショットなのですが、その中でも本作はベスト・クオリティとなる1枚。ビデオならではの走行ムラも白線ノイズもほとんど見られず、エッジも鮮やか。ダビングを重ねてボケボケになった既発群とはまったく違う映像美なのです。そのクオリティで描かれるショウは、全盛に向かってひた走るオリジナルVAN HALEN。とにかく派手でワイルドなデイヴィッド・リー・ロスが暴れに暴れ、シンガーとしてだけでなく、パフォーマーであり、ホストであり、ダンサーでもある彼の真価を遺憾なく発揮する。そんなデイヴの横に立っても、数々の妙技とキレッキレのフレーズで主役の座を譲らないエディもギタリストとして全盛の勢いを放っている。そんな豪快なショウをあらゆる角度から見つめられるマルチカメラ・プロショット……もうそれだけで最高です。しかも、このショウの中身も特別。実のところ、“HIDE YOUR SHEEP TOUR”からはラーゴ公演やUS FESTIVAL、南米レッグからもブエノスアイレス公演やカラカス公演など、数々のプロショットが残されています。しかし、その中でも本作が一番個性的。この時期ならではの「The Full Bug」「Secrets」といった『DIVER DOWN』ナンバーは他のプロショットでも観られますが、ZZ TOPの「Beer Drinkers & Hell Raisers」やエルヴィス・プレスリーの「Heartbreak Hotel」といったカバーや名曲「Mean Street」は本作だけ。特にカバー2曲はこの南米レッグでしか演奏されなかった激レア曲。しかも珍しいだけでなく、「Beer Drinkers & Hell Raisers」ではマイケルもほぼメインで歌っており、エディのギターも冴え渡る名演を聴かせる。本作は、そんな貴重なパフォーマンスをマルチカメラ・プロショットで目撃できるのです。エンターテイナー:ダイヤモンド・デイヴの才能が開花し、一気に勢いを加速していった1983年のVAN HALEN。その豪華でダイナミックなロック・ショウを味わえるだけでなく、彼らのキャリアで唯一の南米の光景を楽しめるマルチカメラ・プロショットの大傑作。
Live at Ginasio Do Ibirapuera, Sao Paulo, Brazil 21st January 1983 PRO-SHOT
1. Romeo Delight 2. Unchained 3. Drum Solo 4. The Full Bug 5. Running With The Devil 6. Jamie's Cryin' 7. Little Guitars 8. Bass Solo 9. Beer Drinkers & Hell Raisers 10. Little Dreamer 11. Mean Street 12. Dance The Night Away 13. Somebody Get Me A Doctor
14. Girl Gone Bad Jam 15. I'm So Glad 16. Cathedral 17. Secrets 18. Everybody Wants Some 19. Dave's Song To Brazil 20. Ice Cream Man 21. Heartbreak Hotel 22. (Oh) Pretty Woman 23. Guitar Solo 24. Ain't Talkin' 'Bout Love 25. Bottoms Up 26. You Really Got Me 27. Happy Trails
PRO-SHOT NTSC Approx.107min.