ソロ・アーティスト:ジョン・ウェットンを代表するオフィシャル映像がリリース決定です。本作は「2003年3月16日ロンドン公演」を収めたオフィシャル作品『LIVE IN THE UNDERWORLD』を復刻したもの。先日も公式映像『AMORATA』をお届けいたしましたが、本作も同じように廃盤作品であり、海外マニアが再編集・アップコンバートしたものです。その『AMORATA』をご覧になった方ならご存じと思いますが、完全無欠な公式クオリティの第2弾なのです。ショウそのものも『AMORATA』に近く、実際約1ヶ月前のショウであり、バンドメンバーも同一です。とは言え、双方ともオフィシャル・リリースされただけあって近くても同じではない。『AMORATA』がキャリアを総括したライヴだったのに対し、本作はより“ソロ・アーティスト”の姿が強調されている。何よりも大きいのはセットリスト。本作でもKING CRIMSON、U.K.、ASIAの名曲群が要所を固めていますが、さらにソロ曲も大量投入。名作『VOICE MAIL』の「Crime Of Passion」「Walking On Air」や当時の最新作『ROCK OF FAITH』の「A New Day」「Who Will Light A Candle」「Take Me To The Waterline」といった『AMORATA』では聴けないナンバーが目白押し。KING CRIMSONの「Book Of Saturday」「Easy Money」がないせいもあって、より一層“現役のソロ”感が強くなっているのです。ほぼ現場のショウ通りの映像ではありますが、作品の流れにそぐわなかったのかビートルズの「Ticket To Ride」がボーナス扱いになっており、「Don't Cry」が未収録となりました。また、現場も「Red」で開演でしたが、ここでウェットンのベースにトラブルが発生。本作のオープニングを務める「Red」はショウの最後にやり直されたバージョンです。また、本作の最後には映画『CHASING THE DEER』で使われたソロ代表曲「Battle Lines」のクリップも収録されています。ウェットンのソロはライヴアルムこそそれなりにありますが、映像は極端に少なく、2003年の3部作に限られてしまいます。特に『LIVE AT XM SATELLITE RADIO PERFORMANCE STUDIO ONE』はアコースティックということもあり、本道のバンド・スタイルは結局『LIVE IN THE UNDERWORLD(本作)』と『AMORATA』だけなのです。キャリア総括だった『AMORATA』に対し、“ソロ・シンガーとしての矜持”を表現した本作。自信の名前でステージ立つウェットンの勇姿を収めたオフィシャル・プロショット。どうぞ、この機会に存分にお楽しみください。
Live at the Underworld, Camden Town, London, UK 16th March 2003
1. Red 2. In The Dead Of Night 3. Sole Survivor 4. A New Day 5. Crime Of Passion 6. Nothing's Gonna Stand In Our Way 7. The Smile Has Left Your Eyes 8. Walking On Air 9. Who Will Light A Candle 10. Rendezvous 6:02 11. After All 12. Waterline 13. Starless 14. Battle Lines 15. Heat Of The Moment
Extras
16. Ticket To Ride 17. Battle Lines '95 (from 'Chasing The Deer' film)
John Wetton - Vocal, Bass, Acoustic Guitar John Mitchell - Guitar, Vocal Martin Orford - Keyboards, Vocal Steve Christey - Drums
PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.94min