スーパートランプの初来日して唯一の日本公演となった1976年日本ツアーは5月28日と29日に中野サンプラザで行われましたが、その合間を縫って某国営放送スタジオにて撮影・放送された「ヤング・ミュージック・ショウ」ライブ映像を約50分収録(実際の放送は8月28日)。ファンをスタジオに招いて、少数の観客を前に行われた素晴らしいスタジオ・ライブ・パフォーマンスを高品質なマルチカメラのプロショット映像で楽しむことができます。ツイン・キーボードと複雑なコーラス&バンド・アンサンブルを駆使した高度な演奏は聴き応え満点で、「CRIME OF THE CENTURY」「CRISIS? WHAT CRISIS?」ナンバーを中心に構成されたセットを楽しむことができます。スタジオ内にセットされた幾つものマネキンの人形もスーパートランプの音のイメージにマッチしており、独特の雰囲気を盛り立てます。Poor Boy、Rudy、Crime Of The Centuryでは貴重な日本語対訳字幕を見ることができます。プログレ、ポップ、AORと多彩な音楽性をミックスさせたオリジナルなサウンド・楽曲は非常に刺激的で、当時、予備知識なしでリアルタイムでテレビ放送を見た人達には相当なインパクトがあったのではないでしょうか。ラストのCrime Of The Centuryでアルバムのジャケイメージを重ねながら盛り上がる映像からは製作者の意気込みと美意識が多分に感じられ、非常に優秀なロック映像作品となっています。
NHK Studio, Shibuya, Tokyo, Japan May 1976 PRO-SHOT Broadcast Date: 28th August 1976
1. Opening 2. School 3. Bloody Well Right 4. Hide In Your Shell 5. Poor Boy 6. Dreamer 7. Rudy 8. Lady 9. Crime Of The Century
Rick Davies - Keyboards, Vocals John Helliwell - Saxophone, Vocals Roger Hodgson - Guitar, Keyboards, Vocals Dougie Thomson - Bass Bob Seibenberg - Drums
PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.50min.