2007年に世界を沸かせた再結成ツアー“TURN IT ON AGAIN: THE TOUR”。あれから10年の月日が経ってしまったわけですが、あの世紀のツアーを代表する超・極上プロショットがリリース決定です。本作に収められているのは「2007年6月27日デュッセルドルフ公演」。良い機会ですので、ツアーの全容をここで振り返ってみましょう。
・6月11日-7月14日:欧州(23公演)・9月7日-10月13日:北米(25公演)
以上、全48公演。ヨーロッパ/アメリカ/カナダだけという、実にシンプルな日程でした。このツアーからは公式作品『WHEN IN ROME 2007』も発表されましたが、そのローマ公演は欧州レッグの最終日。それに対し、本作のデュッセルドルフ公演は11公演目にあたるコンサートでした。このショウはテレビ放送され、当時からプロショットが大定番。当店でも『DUSSELDORF 2ND NIGHT』として大好評を賜りました。本作は、あの傑作をCD化したもの………では、ありません。今年になって登場した超極上なアップグレード・マスターなのです。従来から「オフィシャル級」と絶賛されてきた映像だったわけですが、あの完璧な画質を軽々と凌駕している! 恐らくは放送局のデジタル・マスターそのものなのでしょうが、大元がここまで美しかったとは……。(極わずかながら)音切れが起きる箇所は収録時かららしく従来と変わりませんが、それ以外はそれこそ正真正銘のオフィシャル作品『WHEN IN ROME 2007』にも並んでしまう超クオリティなのです。そして、その映像美で描かれるのも“もう1つのオフィシャル作品”と呼べるもの。巨大スクリーン&ライティング・システムのスペクタクル・ショウと豪華なグレイテスト・ヒッツ、その豪華ぶりを濃縮するメドレー・アレンジ……。『WHEN IN ROME 2007』でも味わえた極めてプロフェッショナルな音楽世界ながら別の演奏であり、別の光景。すべてが匹敵しつつ、すべてが違うアナザー・バージョンなのです。現在でもなお、再結成の噂が浮かんでは消えるGENESIS。フィル・コリンズが「絶対にない」と断言したり、スティーヴ・ハケットが「可能性はある」と発言したり。もし実現したとしても、それが3人なのか4人なのか、まさかまさかの5人なのか……。未来がどうなるかはまったく分かりませんが、プログレッシヴ・ロックの大物バンドで全盛期のメンバーが全員健在なのは彼らだけなのも事実。本作は、そんな“夢”までも掻き立ててくれる1枚でもあります。公式作品『WHEN IN ROME 2007』に感動された方にはもう一度あの感動を、既発を愛されてきた方には更なる映像美を、どちらもご覧になっていない方には豪華絢爛を極めたロック・ショウの極地を。すべての方に極上の音楽体験を約束する究極の1枚。
Live at LTU Arena, Dusseldorf, Germany 27th June 2007 PRO-SHOT
1. Intro. 2. Behind The Lines/Duke's End 3. Turn It On Again 4. No Son Of Mine 5. Land Of Confusion 6. In The Cage/The Cinema Show/Dukes Travels 7. Afterglow 8. Hold On My Heart 9. Home By The Sea 10. Second Home By The Sea 11. Follow You Follow Me
12. Firth Of Fifth 13. I Know What I Like 14. Mama 15. Ripples 16. Throwing It All Away 17. Domino 18. Drum Duet 19. Los Endos 20. Tonight Tonight Tonight 21. Invisible Touch 22. I Cant Dance 23. The Carpet Crawlers
PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.158min.