
エリック・クラプトン2007年3月7日のコロラド州デンヴァー公演をオーディエンスショットで完全収録した2DVDです。最近ネット上にアップされたもので、アングルはステージ正面の3階スタンドの奥からのワンカメラ撮影です。録音者の右前にいる人物の頭が邪魔になったため、ステージ左上方のスクリーンをメインに捉え、時折ステージショットを混ぜるという感じで全編を捉えています。終始アングルが定まらず、画面は落ち着かないものですが、楽音はまったく途切れることがなく、良好なステレオ・オーディエンス録音で収録されているため、コンサートの全貌が非常に良く分かる内容になっています。2007年全米ツアーと言えば、サポートギタリストにドイル・ブラムホール二世とデレク・トラックスを擁したラインナップ最後の時期のもので、クラプトン自身が近年では「最高のバンドだった」と認めた布陣によるものでした。先頃オフィシャルリリースされたサン・ディエゴ公演と同じツアーだと言えば、そのプレイクオリティの高さをお分かりいただけるでしょう。この後スティーヴ・ジョーダン&ウィーリー・ウィークスのリズムセクションも一旦解かれてしまうので、この未公開映像は貴重だと言えます。セットリストがまた魅力的で、前年末の武道館公演でデレク&ザ・ドミノス時代のテンションを取り戻したクラプトンは、頭からドミノス時代のナンバーを五連発で畳みかけています。特にGot to Get Better in A Little WhileとLittle Wingでのクラプトンのソロは、若手二人に煽られての屈指の名演と断言できます。さらにLittle Queen of Spadesでのソロも凄まじい出来ときています。これらのクラプトンのソロの間はしっかり映像に捉えられていますので、ストレスはありません。また、中間のシッティングセットでは、男5人がステージ中央に寄り集まって演奏する様子がステージショットで微笑ましく捉えられています。さらにアンコールのCrossroadsには、クラプトンとは付き合いの長い盟友ロバート・クレイが飛入りしてボーカルもとっている上に、4人のギタリストのバトルが聴けるという贅沢な部分もあります。時折混じるステージショットでステージ前のオーディエンスが早くから総立ちの様子も分かります。それが当然であったと頷けるプレイクオリティの高い日の全貌を捉えた好映像です。
Live at Pepsi Center, Denver, CO. USA 7th March 2007
Disc 1(51:38)
1. Tell The Truth 2. Key To The Highway 3. Got to Get Better in A Little While 4. Little Wing 5. Anyday 6. Driftin' Blues 7. Outside Woman Blues 8. Nobody Knows You When You're Down and Out 9. Running On Faith
Disc 2(58:46)
1. Motherless Children 2. Little Queen of Spades 3. Further On Up The Road 4. Wonderful Tonight 5. Layla 6. Cocaine 7. Crossroads (with Robert Cray)
Eric Clapton - guitar, vocals Doyle Bramhall II - guitar, vocals Derek Trucks - guitar Chris Stainton - keyboards Tim Carmon - keyboards Willie Weeks - bass Steve Jordan - drums Michelle John - backing vocals Sharon White - backing vocals Special Guest: Robert Cray - guitar, vocal
COLOUR NTSC Approx. 110min.