
廃盤ライヴ・イン・ジャパンがリリース決定です。本作が収録されたのは「1990年1月10日:中野サンプラザ公演」。アルバム『NEARLY HUMAN』から8ヶ月後に実現したジャパン・ツアーの一幕です。まずは、当時の日程でポジションを確認しておきましょう。
・1月5日:福岡電気ホール ・1月6日:大阪フェスティバルホール ・1月9日:中野サンプラザ ・1月10日:中野サンプラザ 【本作】・1月11日:中野サンプラザ ・1月13日:クラブチッタ川崎・1月14日:中野サンプラザ
以上、全7公演。福岡・大阪もありましたが、ほとんどは関東公演。しかも、中野サンプラザは4回あり、本作はその2公演目にあたります。このショウはオフィシャル収録され、『LIVE IN JAPAN』として公式リリースされました。しかし、その映像は長らく歴史の闇に消えていた。10年以上前にVHSを元にしたと思われる輸入盤DVDもありましたが、それも廃盤。現在は中古盤もプレミア価格で取引されている状態です。本作は、そんな公式映像をベスト・マスターで復刻したものです。何しろ、公式映像だけにそのクオリティは完璧なオフィシャル級。もちろん、時代柄アナログ撮影はありますが、画質・音質・撮影・ミックスすべてが鉄壁。マスター鮮度は最高級で、当時そのままの映像美が蘇っています。そのクオリティで描かれる来日公演は、「目で見るNEARLY HUMAN」の世界。当日のフルセットではなく4曲「Tiny Demons」「Cliche」「Lost Horizon/Marvin Gaye Medley」「Feel It」がカットされた不完全版ではあります(語り草になっているマーヴィン・ゲイの名メドレーは残念!)が、その編集は明らかに『NEARLY HUMAN』を意識している。アルバム全9曲(CDは10曲)中7曲が軸となっており、そこにUTOPIAやソロの大代表曲を散りばめられています。その熱演ぶりも素晴らしい。1988年のソロ初来日はMIDIを駆使した“独り舞台”で伝説となっていますが、2年後の再来日では一転して12人編成ビッグバンドを率いての豪華絢爛ショウ。ホーンも女性コーラスも大量に導入したぶ厚いアンサンブルでポップなメロディがゴージャスに鳴り響く。そして、そんなビッグバンドに囲まれながらも、主役を微塵も譲らないトッドの歌声……。オーディエンス録音では塊にもなりかねないアンサンブルも公式ならではの綺麗に整理されたミックスで味わえ、ステージ狭しと大所帯がギュウ詰めになったステージもマルチカメラでダイナミックに目撃できるのです。2年前のフジロックではお姉ちゃん達と踊り狂うトッドに衝撃を受けましたが、本作はまったく逆の世界。ビッグバンドのゴージャスなアンサンブルと美しいメロディ、そしてソウルフルな歌声で充ち満ちた94分間。それを文字通りの極上オフィシャル・クオリティで味わえる傑作映像です。
Live at Nakano Sunplaza, Tokyo, Japan 10th January 1990 PRO-SHOT (94:11)
1. Intro 2. Real Man 3. Unloved Children 4. Parallel Lines 5. Can't Stop Running 6. Compassion 7. Secret Society 8. Something To Fall Back On 9. Love Of The Common Man 10. Can We Still Be Friends 11. Mated 12. The Waiting Game 13. Love In Action
14. Rock Love 15. Hawking 16. The Want Of A Nail 17. Hello It's Me 18. I Love My Life 19. All The Children Sing (credits)
PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.94min.