
第二期DEEP PURPLEにとって2度目の、そして最後のツアーとなった1973年6月の来日公演より、初日に当たる6月23日の広島市営体育館公演の模様が、異なる 2種類の優良オーディエンス・マスターをパッケージした、ファン必携の2枚組でリリース決定! ライヴの様子を全編収録した優良ソース の上位マスターに加え、今回新たに発掘された新登場オーディエンス録音で、全てのファンに広島公演の様子をたっぷりと満喫させます!1972年のDEEP PURPLEは、大傑作「MACHINE HEAD」そして8月の初来日公演を収録した「LIVE IN JAPAN」の大ヒットで、アメリカにおいても不動の人気を確立します。しかし過酷なツアーの連続による疲労はバンドの状態を悪化させ、特にリッチーとギ ランの関係は、修復が難しいほどに溝を深めていました。バンドは第二期編成での最後の作品「WHO DO WE THINK WE ARE!」に伴うツアーを年が明けた'73年1月のドイツから始め、4月からは大規模なアメリカツアーに突入します。「Smoke On The Water」で火がついたアメリカでのバンド人気はまさに頂点でしたが、すでにギランはマネージメントへバンドからの脱退を申し入れており、成功の真っ只 中にあってラインナップは崩壊へとひた走っていました。その第二期PURPLEが最後にたどり着いたのは、'73年6月に実現した、2度目にして最後のジャパンツアー。'72年は大阪・東京で計3公演のみで したが、'73年は規模も拡大され、前回同様の大阪と東京はもちろん、広島と名古屋も日程に加えられた4都市6公演(そのうち東京での武道館公演は1回 キャンセルとなり、最終的に5公演)。本作ではその初日となった6月23日の広島市営体育館公演を2つのオーディエンス・ソースで収録。第二期 PURPLEにとって「終わりの始まり」となったライヴを、異なる角度から知る事ができます。ディスク1とディスク2の前半に収録された"Source #1"は、ライヴを冒頭からアンコールまでの全編を約80分にわたり楽しめます。同日の全長版は過去にも「THE SATURATION POINT」や「THE BEGINNING OF THE LAST」といった既発が存在しましたが、ここで聴ける音源はそれらと比べはっきり上位と断言できるマスターを元にしています。音の明度やキレのある音像 は、聴き手に鮮度の高さを確信させるでしょう。オープニングの「Highway Star」ではギランのヴォーカルとロジャーのベースが素晴らしく明瞭で、いきなりファンの耳を奪います。序盤こそリッチーのギターがオフ気味ですが、ギターソロに差し掛かる前にはしっかりと聴こえるようになります。この当時のPURPLEは'70年当時の爆発的なパフォーマンスと異なり、整然とした印象のライヴを展開しています。「Smoke On The Water」イントロも、アメリカツアーで聴けたようなリッチーとペイスの絡みが無くなり、シンプルな導入となっています。しかしリッチーひとりにスポッ トが集まっているとも言え、太い音色で響くギターリフも印象に残ります。ライヴの中盤「Lazy」ではイントロにジョンのオルガンが炸裂! ここでジョンは「Rond」をEL&Pばりのプレイで披露しています。演奏を察した観客からも「エマーソン!」と掛け声が飛んでいて、これには聴き手も思わず和んでしまうでしょう。ディスク2はいきなりライヴのハイライト「Space Truckin'」が22分の大熱演を聴かせます。ライヴのテンションが下がっていたとも言われるこの時期でも、このメンバーがしのぎを削る同曲のスリル はやはり素晴らしい! 特にジョンにリッチーが繰り広げるソロとインタープレイは堪らない聴き応えです(18分台にリッチーとジョンの即興で 「Gleensleeves」が飛び出す場面は必聴)。アンコールで取り上げられる「Black Night」(中盤では何とリッチーが「You Fool No One」と似たフレーズのソロをプレイ!)は会場中のファンを熱狂させ、PURPLEのライヴらしい盛り上がりの中でライヴはクロージングされます。ディスク2のトラック3からは"Source #2"として、完全初登場となるもうひとつのオーディエンス録音を、マスター・テープからダイレクトに起こして収録しています。"Source #1"と比べてやや低音の入力が強い印象ですが、高域の明度や見通し、ダイレクト感は明らかに優れています(イントロも1分30秒ほど長く収録していま す)。ペイスのドラムもよりくっきりとした輪郭で聴き取れるのも特徴でしょう。全体で50分弱の不完全版なのが残念ですが、本音源の登場はマニアを驚かせ るはずです!オープニングの「Highway Star」を聴くと、こちらも序盤は"Source #1"同様にギランのヴォーカルとロジャーのベースが目立っており、リッチーのギターがオフ気味だったのは会場の音響やミックスが影響していた事を理解で きます。「Strange Kind Of Woman」では"Source #1"のような大元マスターの劣化も無く、リッチーのソロ、ギランとの掛け合いもクリアに収録しています。ライヴ中盤のヤマ場である「Child In Time」も、この"Source #2"のほうがプレイのニュアンスを拾いやすいサウンド。前半におけるギランの個性的な歌いまわしや、ジョンの細やかなトーンもはっきりと聴き取れます。 「Lazy」冒頭でのジョンのオルガン・ソロも太くリアルな音色で楽しめます("Source #1"で飛び込んできた観客の掛け声も、こちらでは聞こえません)。曲本編ではリッチーのギターも素晴らしい迫力で、マニアの誰もが楽曲と演奏をじっくり と堪能できるでしょう。残念ながら「Lazy」から続くドラムソロの序盤で録音が終了してしまいますが、メインとなる"Source #1"で掴みきれなかったライヴのムードや演奏を、細部まで突っ込んで楽しめるのは嬉しいの一言です!暴動のあった東京・武道館公演や、ギランがあの歴史的なラスト・メッセージを残した大阪最終日に対し、この来日初演はやや目立たない印象もありました。 本作ではその広島公演をクローズアップし、より深く掘り下げます。ここに収められた演奏を聴けば誰もが、この時のPURPLEライヴも注目に値する内容 だった事を理解できるはず。PURPLE史の一隅に新たな光を当てるファン待望の一本がここに登場です!
Live at Hiroshima-shi Kokaido, Hiroshima, Japan 23rd June 1973 TRULY AMAZING SOUND(2 DIFF SOURCES)
Source #1
Disc 1
1. Highway Star 2. Smoke On The Water 3. Strange Kind Of Woman 4. Child In Time 5. Lazy 6. Drum Solo 7. The Mule
Disc 2
1. Space Truckin' 2. Black Night
Source #2
3. Intro. 4. Highway Star 5. Smoke On The Water 6. Strange Kind Of Woman 7. Child In Time 8. Lazy 9. Drum Solo
Ritchie Blackmore - Guitar Ian Gillan - Vocal Roger Glover - Bass Jon Lord – Keyboards Ian Paice – Drums