
“究極のヘヴィメタル・アルバム”との誉れも高き「PAINKILLER」。'80年代後期に“青少年を自殺に追い込んだ”との言いがかりで訴えられ、 今ひとつ冴えないアルバムに苦しんでいたJUDAS PRIESTが、底力で逆境をはね飛ばした傑作でした。久々に吹っ切れたサウンドはアルバムだけに留まらず、ツアーも世界各地で大好評。ついにはグラミー 賞のヘヴィメタル部門にノミネートされるまでの成功を収め、力づくで時代をねじ伏せたのでした。そんな“逆転満塁ホームラン”な時期の日本公演が、スー パーサウンドのライヴ・アルバムとして登場です!1991年日本ツアーより、4月14日の東京NHKホール公演を怒涛の超高音質オーディエンス録音で完全収録。勿論、トレーダー間でも出回っていない、完全初登場マスターです。本作をモノにしたのは、DIOの「DRAGON HEAD」等のHR/HMは勿論、80年代を中心とした来日コンサートの数々を名録音で録り溜めた凄腕テーパー。その傑作録音群の中でも、本作のサウンド は破格です。各楽器のクリアさや出しゃばらずにスケール感を演出する理想的な歓声は、もはやいつもの事。本作はさらにボトムの力強さ、特にドラムの芯の太 さがなんとも素晴らしい!オーディエンス録音というと、音の輪郭やドラムサウンドに軽さが出てしまいがちなのですが、本作は手数足数を誇る新ドラマー、ス コット・トラヴィスのバスドラがドスドスと腹を蹴り上げつつも、決して音が濁らない。全盛期の武道館を捉えたあの名盤「FAST & FURIOUS」でさえも軽く超越したパーフェクトサウンドなのです!低音の凄味はドラムだけではありません。The Sentinelのギターイントロの荘厳な響き!あ、音がビビる……と思わせながら、寸止めで割れないギリギリのド迫力。このバランス感覚に溢れた録音、 まさに意匠のスゴ技です。そのド迫力サウンドに相応しく、ショウの内容も超メタル仕様!ハードな「PAINKILLER」から特にハードな曲が選ばれ、ゴリゴリとした快感は唯一 無二。米国ツアーでやっていたA Touch Of Evilがないのは残念至極ですが、それすら納得してしまうほどの統一感と迫力で押しまくるショウ運びです。待ちきれないファンを焚きつけるSEから、いざ「Painkiller」で始まる!……と思わせておいて、そこに現れたのはバックライトに照らされたい きなりのハーレー、「Hell Bent For Leather」!この見事な演出、吹き上がるビッグスケールの歓声を聴いただけでも、眼前に光景が広がります。決めゼリフ“Priest is back !!”のMCを挟み曲は「Grinder」、そして「The Hellion」~「Electric Eye」へ。この旧曲連発の中で気づくのは、このツアー独特のサウンドです。スコットによって金蔵光沢が増したバンドアンサンブルは、全盛の'80年代で すら忘れさせる素晴らしさなのですが、これは長く続かなかった。実際、本ツアー後にロブ・ハルフォードが脱退してからは、現在に至るまでチューニングを下 げています。これによってヘヴィネスを演出する一方、どうしても切れ味が落ちてしまいました。ライヴ全体、それこそ旧曲でさえもギラギラと光沢サウンドで 輝くのは、まさにこのツアーだけなのです!そしてショウはいよいよ新曲へ。「ニューアルバム『PAINKILLER』から」と言っただけで沸き上がる歓声に、新作に沸き上がる時代の空気がひしひ しと伝わってきます。そして切り裂く“Twisting the strangle grip, Won't give no mercy!! Feeling those tendons rip, Torn up and mean!!!”。全メタル者をエクスタシーで金縛りにする、この一節! NHKホールに轟くロブの好調ぶり、それを再現しきるサウンドの完璧ぶり。まっ たく、奇跡ってのは起こるものです。永遠のメタル・アンセム「The Sentinel」「Metal Gods」に続き、闇の哀愁をまとって走る「Night Crawler」、素晴らしき'70年代へワープする「Ripper」「Beyond The Realm Of Death」、スコットによって格段にパワーアップした「Riding On The Wind」……曲名を挙げただけでも笑みがこぼれてしまう名曲群がこれでもか、これでもかと繰り出されます。一切の中だるみとは無縁のまま、ライヴはお待ちかねの「Painkiller」!“ライヴで完全に歌えたことがない”ともささやかれる難曲ですが、さす が20年前だけあって、現在とは比べものにならないほどの聴き応えです。その絶品バージョンの「Painkiller」を合図に、ショウはお祭り騒ぎの代 表曲ラッシュへ! 「Breaking The Law」のキメで轟くドラムサウンドの素晴らしさ、感動的な大合唱、お約束の超人掛け合いの伸びやかさ、そのすべてが1曲に集約された「You've Got Another Thing Comin'」……とにかく心身共に復活した充実感がすみずみまで詰まったライヴです。沸き上がる「ジューダス・プリースト!」コールの中で聞こえる 「カッコ良すぎる!」という(録音者の?)声がすべてを物語っています。その凄味を真空パックし、20年も新鮮なまま保存したマスターの奇跡。このツアーはプロショットやサウンドボードもいくつか残されてはいますが、本作の 前ではまったくもって相手になりません。「PAINKILLER」が「究極のヘヴィメタル・アルバム」なら、本作はまさに「究極のメタルライヴ・アルバ ム」!すべてのメタル者がひき殺されること必至の「死の車輪」に蹂躙されること間違いなしの超必携タイトル!
Live at NHK Hall, Tokyo, Japan 14th April 1991 PERFECT SOUND(from Original Masters)
Disc 1 (38:41)
1. Opening 2. Hell Bent For Leather 3. Grinder 4. The Hellion 5. Electric Eye 6. All Guns Blazing 7. The Sentinal 8. Metal Gods 9. Night Crawler 10. Ripper
Disc 2 (57:52)
1. Beyond The Realm Of Death 2. Riding On The Wind 3. Drum Solo 4. Victim Of Changes 5. Painkiller 6. Green Manalishi 7. Breaking The Law 8. Livin' After Midnight 9. You've Got Another Thing Comin'
Rob Halford - Vocals K.K Downing - Guitar Glenn Tipton - Guitar Ian Hill – Bass Scott Travis – Drums