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「1985年８月17日イースト・トロイ公演」。そのフル・オーディエンス録音です。そのクオリティは、実に端正。実のところ、やや距離があるのでサウンドボードと間違えるタイプではないのですが、マスター鮮度が素晴らしい。古くからマニアに知られている録音なのですが、本作はその最高峰と言われているもの。近年になって新たにトランスファーされ、ヨレや劣化も見当たらず、瑞々しいサウンドが終始揺るがない安定感も絶品（冒頭マイクの接触音もありますが、演奏が始まる頃には美音になります）。DVDの補完（「Knocking At Your Back Door」のイントロ15秒）にも使われたほどのマスターなのです。そのサウンドで描かれるのは、絶大なDEEP PURPLE人気に圧倒されるフルショウ。実は大歓声を吸い込んだ録音でして、その熱狂ぶりが凄いのなんの。遠く遠くまで広がる端正な喝采の海が広大で、その１声１声が発散する熱量も半端じゃない。曲間は当然ですが、演奏中も口笛が飛び交い、野太い野郎の咆哮と黄色い悲鳴が混じり合う。念のために付け加えますが、本作は間近な大声・奇声に悩まされるタイプではありません。しかし、演奏の足下には喝采の絨毯が常に敷き詰められているのです。この熱狂が何とも良い。素晴らしい。どちらかと言えば、DEEP PURPLEは本格派の演奏集団であり、渋いイメージもある。日本の現場であれば、その１音さえも聞き逃すまいという集中力さえ感じられます。しかし、本作から聞こえてくるのはまるで違う。それこそエアロか？ガンズか？と思うほどの狂った熱気であり、凄まじいまでのストリート感。「Gypsys Kiss」の中盤で大海原のようにうねる大観衆の躍動……。PURPLE復活がいかに巨大な事件だったのか、目の当たりにした全米人気がいかに凄まじかったのか。そのリアルな現場に立ち会えるドキュメント・アルバムでもあるのです。“PERFECT STRANGER TOUR”が蜜月期だった事は何度も触れましたが、それは甘っちょろい仲良しごっこではなく、世界を巻き込んだ熱狂でもあった。そのただ中に立つ１本。 Live at Alpine Valley Music Theatre, East Troy, Wisconsin, USA 17th August 1985 TRULY AMAZING SOUND Disc 1 (50:29) 1. Announcer Talking 2. Intro Music 3. Highway Star 4. Nobodys Home 5. Strange Kind Of Woman 6. Blues 7. Gypsys Kiss 8. Perfect Strangers 9. Under The Gun 10. Lazy 11. Drum Solo Disc 2 (63:56) 1. Child In Time 2. Knocking At Your Back Door 3. Difficult To Cure 4. Keyboard Solo 5. Space Truckin' 6. Woman From Tokyo 7. Smoke On The Water

拡大表示	Deep Purple ディープ・パープル/WI,USA 1985 販売期間: 価格: 1,649円 (税込) 購入数: 個 在庫 在庫あり 返品についての詳細はこちら この商品について問い合わせる