Name: Deep Purple ディープ・パープル/Italy 1971
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Deep Purple ディープ・パープル/Italy 1971

DEEP PURPLEが「FIREBALL」製作と平行して行った1971年春のヨーロッパツアーより、5月25日のイタリア・ローマ公演が、海外テーパー提供による優れたオーディエンス・マスターをダイレクト使用！　アナログ時代の定番「LIVE IN ITALY '71」よりマニアの間で親しまれてきた名ライヴが、「Into The Fire」を含む待望の長編バージョンでここに蘇ります！アルバム「IN ROCK」の優れたクオリティ、及び精力的に行われたライヴの凄まじさで、DEEP PURPLEはヨーロッパでの人気を確立しました。続くアルバム「FIREBALL」の製作は（主に多忙なツアー日程から）紆余曲折があったものの、彼らは'71年2月のシングル「STRANGE KIND OF WOMAN」発表後、再びヨーロッパ各国を転戦するロードに突入。各地で「第二期のピーク」と言うにふさわしい、白熱したライヴを繰り広げました。この当時の演奏はアナログ時代から複数のコレクターズ・アイテムが存在しており、「PURPLEのライヴを聴きたい」と願う多くのマニアを喜ばせて来ました。その中でも特に印象深い一本だったのが「LIVE IN ITALY '71」でしょう。このLPタイトルは、完全収録で無い上に盤の作りも粗いなど難点が見られましたが、当時のエネルギッシュなPURPLEライヴを臨場感豊かに楽しませてくれました。本作「ROME 1971」はこの'71年ローマ公演を、海外テーパーが提供した優良なオーディエンス・マスターにより音盤化しています。今回はアナログで欠落していた「Into The Fire」もしっかりと収録。さらに既発では"5月26日"とされていた日付も、本マスターのクレジットにより、実際には"5月25日・夜の部"である事が明らかとなりました（この日は午後2時と午後9時30分の2回ライヴが行われており、テーパーはその夜の部を収録したとの事です）。もちろん音質も素晴らしいの一言。マスター・ダイレクトのサウンドは、余計なイコライズ感を一切感じさせず、ナチュラルで非常に聴き易い。本作はあらゆる面において既発音源を凌駕する、決定的な一本だと断言できます！オープニングそして「Speed King」から、40年前としては充分以上の明度で会場の模様を捉えており、いきなり聴き手へマスター・クオリティを確信させるでしょう。元々優秀なオーディエンス・ソースでしたが、本作では音盤化に当たって入念にリマスターされており、正常なピッチ、より安定して聴き易いサウンドでライヴを楽しめます。アナログ盤でも特徴のひとつだった会場のエコーを多めに含む音像は、本作でも臨場感たっぷりにライヴを再現。ロジャーのベースやペイスのドラムは若干引っ込み加減ですが、ギランのヴォーカルはスピーカーを突き破るような存在感で轟き、リッチーのギター、ジョンのオルガンも迫力満点です。「Strange Kind Of Woman」はギランのヴォーカルが素晴らしい聴き応え。彼とリッチーの掛け合いも、ポジティヴで楽しい雰囲気で行われます（もちろんリッチーのソロは絶品。ソロの後にはもう一度掛け合いが行われます）。3曲目の「Into The Fire」は聴き所のひとつ。このテイクは（アナログ起こしとは異なる）既発でも登場した事がありましたが、きちんとしたライヴの流れで聴くと、さらに印象的です。「Child In Time」はギランが曲名をコールするとともに会場が大いに沸き立ちます。21分もの熱演でありながら中だるみは一切無し。曲中盤でのジョンのソロ、リッチーのソロはどちらも壮絶で、この当時のバンドがいかに高いテンションで演奏していたかを実感させます。ディスク2では冒頭から「Mandrake Root」が30分ものロング・バージョンで聴き手を圧倒！　メンバーが入り乱れて繰り広げるインタープレイは、どこまでも熱くそしてスリリングです。この日はバンドも絶好調といった感じで、アンコールの「Black Night」や「Lucille」では、演奏しているメンバーの楽しさが伝わるような、グルーヴィでノリに乗ったプレイが秀逸です。特に「Lucille」はイントロから凄まじい。狂おしく吼えるギランに、リッチーの優れたソロは聴き手の耳を離さないでしょう！　曲本編もまさにノリノリといった感じで、ジョンもリッチーも随所で素晴らしいプレイを叩き込んできます！優良な上位マスターをダイレクト使用する事で、既発より格段にランクアップを果たした本作は、現時点において間違いなく同日音源のトップと言える決定版です。アナログ時代からこの日の演奏を聴いてきたマニアには新たな感動を、若い世代のファンには圧倒的な演奏が生み出す驚きを、それぞれたっぷりと満喫させます。 Live at Palasport, Rome, Italy 25th May 1971 Evening Show TRULY AMAZING SOUND Disc 1(45:02) 1. Speed King 2. Strange Kind Of Woman 3. Into The Fire 4. Child In Time Disc 2(48:02) 1. MC & Soundcheck 2. Mandrake Root 3. Black Night 4. Lucille Ritchie Blackmore - Guitar Ian Gillan - Vocal Roger Glover - Bass Jon Lord - Keyboards Ian Paice - Drums