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2019年エリック・クラプトン、ジャパン・ツアーの最終日、4月20日の武道館ファイナル・ショウを録音者から直に提供頂いたオリジナル・マスターを使用してのリリースです。録音場所はアリーナAブロック。奇跡的・超高音質で録音された「Day 5」（最前列録音・絶対必聴盤）に比べると、どうしてもクオリティに差を感じてしまうのは事実ですが、それは「Day 5」があまりに良すぎるからであって、これ単体で聴けば、十分に満足のいく高音質盤です。最終日にはエレクトリックLaylaの復活はあるのか？それによってセットリストに変化はあるのか？最後にクラプトンから何らかのコメントは聞かれるのか？といろいろな憶測を呼び期待された最終公演でしたが、結局2日目以降と同じアンプラグドLaylaを含んだセットリストで行なわれ、特に特別なコメントもありませんでした。しかし、クラプトンの高年齢を考えれば、ひょっとするとこの日が最後の日本公演になるかもしれない、という想いがファンにはありました。だから最終公演に1万人の方が出掛けて行ったのでしょう。今後のことについては予断を許しませんが、目下の所のクラプトン最後の日本公演音源ということで記憶に留めておいていただきたい、生々しい記録音源です。この最終日の聴きどころは、ある意味皮肉なことですが、かなりのお疲れ具合を見せながらもプロフェッショナリズムでそれを押さえ込み、楽曲のクオリティを死守したという点でしょうか。心元ない始まり方で、歌も怪しい箇所を露呈したPretendingを聴くと、この後どうなっていくのかと不安にさせられたのですが、そこはさすがのクラプトン。お気に入りのKey to the Highwayで波に乗り、Wanna Make Love to Youでは本領発揮の速弾きを交えたスリリングなソロと深みのある歌を聴かせ、オーディエンスを唸らせました。この日一番のプレイはこの曲だったでしょう。 I Shot the Sheriffでは終盤の締めでもたつくものの、静から動へと盛り上げていくフレーズ構成そのものはお見事というほかはありません。Laylaのイントロでは珍しくミストーンを発するものの、繊細かつセンチメンタルなアコースティックセットを立派に成立させています。ステージ後半も、時に危ういプレイをちらつかせながらも大崩れはしません。老いからくる指の衰えと懸命に闘いながら、自らのプレイクオリティを死守するクラプトンの姿。老いに抵抗しながらも、老いることでしか出せない枯淡の境地を感じさせるパフォーマンス。これぞ老いた現役プロの鏡と言えるのではないでしょうか。最終日、オーディエンスはこの姿をしかと心に刻みつけたことでしょう。記念すべき最終日。それだけでも持っておきたい音源です。これからも良質なこの日の音源は多数出回ると思いますが、是非、本盤もコレクション下さい。 Live at Budokan, Tokyo, Japan 20th April 2019 PERFECT SOUND(from Original Masters) Disc 1 (59:38) 1. Intro 2. Pretending 3. Key to the Highway 4. Wanna Make Love to You 5. I'm Your Hoochie Coochie Man 6. I Shot the Sheriff 7. Driftin' Blues 8. Nobody Knows You When You're Down and Out 9. Tears in Heaven 10. Layla 11. Running on Faith Disc 2 (46:04) 1. Badge 2. Wonderful Tonight 3. Crossroads 4. Little Queen of Spades 5. Cocaine 6. High Time We Went Eric Clapton - guitar, vocals Doyle Bramhall ? - guitar, vocals Chris Stainton - piano, keyboards Paul Carrack - organ, keyboards, vocals Nathan East - bass Sonny Emory - drums Sharon White - backing vocals Katy Kissoon - backing vocals

拡大表示	Eric Clapton エリック・クラップトン/Tokyo,Japan 4.20.2019 Another Seat Ver. 販売期間: 価格: 1,649円 (税込) 購入数: 個 在庫 在庫あり 返品についての詳細はこちら この商品について問い合わせる