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Eagles イーグルス/Netherlands 2019

ディーコン・フライとヴィンス・ギルを迎えての活動再開から2年。歴史的名盤『HOTEL CALIFORNIA』のフル演奏公演も発表し、ますます注目を集めている新生イーグルス。そんな彼らの最新・極上ライヴアルバムが登場です。そんな本作に収められているのは「2019年6月3日アムステルダム公演」。つい先日終了した欧州レッグから誕生した超・極上オーディエンス録音です。先述した『HOTEL CALIFORNIA』フル公演も気になるところですので、まずは今年の活動概要をおさらいし、ショウのポジションを確かめてみましょう。 ・2月26日-3月14日:オセアニア(9公演)・5月26日-6月10日:欧州(9公演) ←★ココ★・6月23日-7月8日:英国(8公演)・9月27日-10月5日:ラスベガス(3公演)これが現在までに公表されているスケジュール。活動再開から昨年までは母国アメリカを回っていましたが、今年はいよいよ大洋を超えてヨーロッパへ進出。現在の彼らは「英国」ツアーを実施中ですが、本作のアムステルダム公演はその直前の「欧州」レッグ5公演目にあたるコンサートでした。また、話題沸騰の『HOTEL CALIFORNIA』フル演奏ライヴは秋の「ラスベガス」。それまでは通常コンサートです。そんなショウを記録した本作は、まさに「超」が付く極上のオーディエンス録音。現在は「欧州」の録音が出始めたところですが、早くもマニア間で「これぞ代表作」と話題になっている業物。とにかくクリアでオン。ヘッドフォンで耳を澄ませばホール鳴り成分にも気がつきますが、それはよくよく探してのこと。普通に流すとオーディエンスらしさがほとんど感じられず、骨太な芯は距離感ゼロで耳に飛びこみ、ディテールもカッティング1つひとつのニュアンスまで繊細。特に素晴らしいのは、命であるコーラス・ワーク。いかにぶ厚く重なろうとも1人ひとりの声が感じ取れ、それが溶け合う美しさも絶品。先述したうっすらとした鳴りも芯に絶妙な艶を与えており、クリアさはそのままにPA音丸出しとはまったく違う美しさを誇っている。さらに感動的なのが、実はオーディエンス・ノイズ。歴代の名曲群に贈られる歓喜もリアルに吸い込まれているのですが、これが驚くほど美しい。巨大な喝采が会場の遙か遠くまで広がっていながら、間近な奇声や絶叫はまったくない。しかも、その喝采の1粒1粒まで繊細なためにその大小が遠近感を醸しだし、再始動を歓待するアムステルダムのスケール感を描き出しているのです。このバランスは、まるで計算してミックスされた公式盤かラジオ放送のよう。超極上の演奏音/歌声と相まって、それこそFMサウンドボード的。そんなサウンドで描かれるショウは、いよいよこなれて円熟の域に達してきた名演。前述の通り、ここではまだアルバム再現などは行われず、昨年までを踏襲したグレイテスト・ヒッツ。もちろん、それが悪かろうはずがなく、場数を踏んだアンサンブルはますます冴え渡っている。ただし、まったく同じというわけではなく細部はマイナー・チェンジ。ご紹介したところですと、昨年10月の『MADISON SQUARE GARDEN 2018』が最近作となるわけですが、それに比べると「How Long」「Ol' '55」が落ち、代わって『ON THE BORDER』の「Best of My Love」が復活。3度目のアンコールに応えるカタチで披露されています。再始動の喜びが海を渡り、世界中に広がってきた新生イーグルス。その最新の現場に超・極上クオリティで体験できる大傑作ライヴアルバムです。シンプルに「良い音・良い曲・良い演奏」を極めた優れた音楽アルバムでもありますが、その磨きのかかったアンサンブルのおかげで、秋の『HOTEL CALIFORNIA』フル公演への期待もますます高まってくる。それもこれも彼らが再始動を果たしてくれたおかげであり、リアルタイムで最新録音を追ってく醍醐味です。そんなブートレッグだけの愉しみ方を極めつけの次元で味わわせてくれる2枚組。 Live at Ziggo Dome, Amsterdam, The Netherlands 3rd June 2019 ULTIMATE SOUND Disc 1(77:06) 1. Intro 2. Seven Bridges Road 3. Take It Easy 4. One of These Nights 5. Take It to the Limit 6. Tequila Sunrise 7. Witchy Woman 8. In the City 9. I Can't Tell You Why 10. New Kid in Town 11. Peaceful Easy Feeling 12. Love Will Keep Us Alive 13. Lyin' Eyes 14. Don't Let Our Love Start Slippin' Away 15. Those Shoes Disc 2(70:29) 1. Already Gone 2. Walk Away 3. Life's Been Good 4. The Boys of Summer 5. Heartache Tonight 6. Funk #49 7. Life in the Fast Lane 8. Hotel California 9. Rocky Mountain Way 10. Desperado 11. Best of My Love Joe Walsh - Guitars, Vocals Timothy B. Schmit - Bass, Vocals Don Henley - Drums, Vocals Deacon Frey - Guitars, Vocals Vince Gill - Guitars, Vocals

Eagles イーグルス/Netherlands 2019

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