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ストーンズの最新ツアーから、公演終了から一週間も経っていない最新のパサデナ公演を早速リリース…といきたいところですが、この週末にネット上に現れたオーディエンス録音がちょっと訳ありでした。どういう事か申しますと、どうやらテーパーの機材が不調なままで録音を実行してしまったと推測される録音状態なのです。何しろオープニングの「Street Fighting Man」において、音切れ、あるいは音声のモノラル化が頻発。テーパーが今まで使ってきた録音機材が老朽化し始めたタイミングが、よりによってパサデナのショーの録音時だったのだと推測されます。幸いにも二曲目の「You Got Me Rocking」からはそうしたトラブルなく、一応しばらくは聞き込めます。ところがキースの「Before They Make Me Run」において音声が完全にモノラル化。本当についてないオーディエンス録音でした。とは言っても音質的には十分に良好であり、これまで挙げたトラブル以外の箇所は普通に聞いていて楽しめると思います。それに何と言っても行われたばかりの最新ライブ。こうした録音面の問題とは裏腹に、この日も2019年のストーンズらしく演奏は全体を通して素晴らしい。先の「You Got Me Rocking」からさっそく火が点いた感じで、この日の投票ソングであった「She's a Rainbow」の軽快な演奏もいい。ただし、この曲の途中まで音がこもり気味な録音状態もまたマイナス・ポイントでしょう。ツアーの前半までは、ある種の聞きどころでもあった（？）キースのギタープレイの不安定さもすっかり払拭されており、彼も随所で元気なフレーズを弾いています。例えばフィナーレの「Satisfaction」などはしっかりとバッキングを弾いている感じで、オリジナル・バージョンを彷彿とさせるパターンを丁寧に弾いたかと思えば、後半ではソロも炸裂というハッスル感。ところが今度はミックが演奏の終盤へ向かう際のアドリブをフライングしたことにつられ、コーラス隊の連呼と演奏がずれてしまうというハプニングが発生。まるで好調なキースや元気いっぱいなミックに押されてしまったかのような場面。ちなみに「Midnight Rambler」で彼が口ずさんだブルースはこの日ロバート・ジョンソンの「Hellhound on My Trail」でした。しかし何と言っても素晴らしいのがこの日の「You Can't Always Get What You Want」。そもそも演奏自体が力強く、間奏のロニーのプレイがお見事。さらなる極めつけは演奏が終わった後、いつもより何度も「yeah!」の叫びを繰り返して観客を煽りまくるミック。正に絶好調な姿が捉えられているのです。繰り返しますが、絵に書いたような「訳あり物件」的オーディエンス録音ではあります。かなり大きな音切れ、あるいはモノラル化といった問題はとても無視できるレベルではない。しかし全体の音質は悪くなく、演奏に至っては一級品。リマスターメモ ★低音寄りの音質なので、全体を調整して抜けを良くしました。 Live at Rose Bowl, Pasadena, CA, USA 22nd August 2019 TRULY AMAZING/PERFECT SOUND Disc 1 (62:41) 1. Intro 2. Street Fighting Man ★0:50 / 1:50 / 2:24 問題有り。3. You Got Me Rocking 4. Tumbling Dice 5. She's a Rainbow 6. You Can't Always Get What You Want 7. B-Stage S.E. 8. Sweet Virginia 9. Dead Flowers 10. Sympathy for the Devil 11. Honky Tonk Women 12. Band Introductions 13. You Got the Silver 14. Before They Make Me Run ★2:09 - 最後までモノラル Disc 2 (62:11) 1. Miss You ★0:00 - 0:12 モノラル 2. Paint It Black 3. Midnight Rambler 4. Start Me Up 5. Jumping Jack Flash 6. Brown Sugar 7. Gimme Shelter 8. Satisfaction

拡大表示	Rolling Stones ローリング・ストーンズ/CA,USA 8.22.2019 販売期間: 価格: 1,940円 (税込) 購入数: 個 在庫 在庫あり 返品についての詳細はこちら この商品について問い合わせる