Name: Ringo Starr and His All Starr Band リンゴ・スター/CA,USA 2019
SKU: CDN-01975
Price: 1940 JPY
Availability: InStock

Ringo Starr and His All Starr Band リンゴ・スター/CA,USA 2019

リンゴ・スター＆ヒズ・オールスターズ・バンド2019年のツアーは大成功に終わった日本公演の後で一度オフに入り、8月にアメリカを回る行程から再び行われて無事に終了しました。このツアーの序盤ではビーチ・ボーイズがオープニング・アクトを務めるといった話題を呼んだのは記憶に新しいところ。その千秋楽を飾ったのが9月1日、ロスアンゼルス（LAは現在この表記が浸透しているようです）はグリーク・シアター。何しろこの日はネット上にも未だに音源が現れておらず、世界中のマニアが注目する最新公演をリリース。その歴史的なステージのレコーディングを敢行してくれたのは何と日本人テーパー。彼がグリーク・シアターまで遠征してくれたおかげで、こうしてオールスターズ2019年最後のステージがいち早く聞けるだなんて。彼が提供してくれたオーディエンス録音のクオリティは実に素晴らしい。確かに「まるでサウンドボードような」と形容される類の音質ではないのですが、リンゴ一座がLAで公演を行う際には好んで使っていた野外会場グリーク・シアターならではの親密感に溢れた雰囲気と空気をたっぷり吸い込んでくれている。その聞き心地の良さといったら。それでいて演奏自体の音像も十分にオンなバランスであり、春の日本での和やかさとはまた違うリラックスした雰囲気が全体を支配しています。セットリスト自体は春の日本と同じ構成ですが、相変わらず盤石な演奏をサクサクとこなす職人集団バンドの絶好調な演奏ぶりも素晴らしい。スティーブ・ルカサーに至ってはホームタウンでの公演ということもあり、そのハッスルぶりもギター・プレイからしっかりと伝わってきます。　既に春の日本ツアーを消化した後という事もあって演奏はどれも本当に素晴らしいのですが、今回のツアーでも「Yellow Submarine」の前では「Day Tripper」のさわりを演奏して観客を沸かせますし、その時と違って英語圏でのステージでなおかつツアー最終日ということも手伝い、ステージ上のリンゴがいつもに増して饒舌なのも楽しいところ。一方でヘイミッシュ・スチュアートを中心としたアヴェレージ・ホワイト・バンドの曲に対する反応の大きさなどはアメリカならではの光景ですし、反対にグレッグ・ローリー主体とした「Oye como va」では始める前の観客との掛け合い「オーラ！」がそれほど盛り上がらないという意外な場面もみられます。そしてツアー最終日らしい感動のフィナーレとなったのが「With a Little Help From My Friends」。常日頃からゲストが飛び入りしがちなナンバーではありますが、この日はオールスターズ・バンドの卒業生が一堂に会して合唱するという実に感動的なもの。そう、ジョー・ウォルシュ、ニルス・ロフグレン、エドガー・ウインター、さらにはエリック・カルメンまで。さらには最近のメンバーではリチャード・ペイジといった錚々たるミュージシャンたちが一堂に会してのフィナーレとなったのです。中でもウォルシュとロフグレンに関してはリンゴが「最初のバンド（1989年）」に参加してくれたメンバーと称えるほど。とどめはジム・ケルトナー（彼もまた89年に参加）までも登場し、リンゴのドラム・キットに座って叩くという極めつけのグランド・フィナーレと化したのです。また来年にツアーが行われた際にはメンバーが変わる可能性も大きい（それがオールスターズの魅力でもある）ので、なおさら2019年リンゴ・オールスターズ最後の雄姿を捉えた最新ほやほやライブ音源の登場は世界中のマニアを喜ばせることでしょう。 Live at Greek Theatre, Los Angeles, CA, USA 1st September 2019 PERFECT SOUND(from Original Masters) Disc 1 (51:30) 1. Intro 2. Matchbox 3. It Don't Come Easy 4. What Goes On 5. Evil Ways 6. Rosanna 7. Pick Up the Pieces 8. Down Under 9. Boys 10. Don't Pass Me By 11. Yellow Submarine Disc 2 (78:18) 1. MC 2. Cut the Cake 3. Black Magic Woman 4. Gypsy Queen 5. You're Sixteen 6. Anthem 7. Overkill 8. Africa 9. Work to Do 10. Oye como va 11. I Wanna Be Your Man 12. Who Can It Be Now? 13. Hold the Line 14. Photograph 15. Act Naturally 16. With a Little Help From My Friends (with Wally Palmer, Richard Page, Edgar Winter, Eric Carmen, Joe Walsh, Jim Keltner, Nils Lofgren)