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Focus フォーカス/UK 2019

結成50周年にして16年ぶりとなる奇跡の来日公演も実現したFOCUS。その直前に行われた最新オリジナル録音が登場です。そんな本作に収められているのは「2019年9月7日ハーペンデン公演」。日本公演の余韻も覚めやらぬところですが、本作はその来日前に行われた英国ツアーの傑作オーディエンス録音です。まずは、その位置関係を把握するためにも、現在の活動スケジュールから振り返ってみましょう。●2019年・2月15日-5月25日:オランダ#1(13公演)/英国#1(2公演)・6月22日-29日:オランダ#2(1公演)/英国#2(4公演)・7月28日(オランダ#3)+8月2日(英国#3) ・9月5日-8日:英国#4(4公演) ←★ココ★・9月17日-19日:デンマーク(3公演)・9月22日+23日:日本(2公演)・9月29日-11月2日:オランダ#4(1公演)/英国#5(25公演)・12月13日:オランダ#5(1公演)●2020年・6月20日:NORTHERN KIN FESTIVAL出演  これが現在までに公表されている2019年/2020年のスケジュール。やや混沌としていますが、一言で言えば「英国+母国オランダ」。その中で例外的なのが9月の秋ツアーで、ここにデンマークや日本も織り交ぜられているわけです。そして、本作のハーペンデン公演は、その9月に行われた「英国#4」の3公演目にあたるコンサートでした。そんなショウを記録した本作は、まさに絶品のオーディエンス録音。このショウの録音はすでにネット上にも登場していますが、本作はまったく別。当店では“英国の巨匠”でお馴染みの名手の完全非公開マスターで、本作だけのオリジナル・マスターです。しかも、本作のクオリティは明らかに上で、ネット音源よりも距離感が近く、芯の手応えも輪郭の鮮やかさもたっぷり味わえる。とは言え、サウンドボードと間違えるようなド直近サウンドをイメージされるとちょっと違うのですが、端正な鳴りは芯を一層艶やかにし、シンセの“降り注ぎ感”を美味しく演出している。巨匠ならではの暖かみある空気感とクラブ規模の密室感に浸りきれる美録音なのです。そして、そんな親密サウンドで描かれるショウは、終わったばかりの日本公演が見事に甦る素晴らしさ。日本では2公演でセットを変えるのがウリにもなっていましたが、本作はそのちょうど中間となるもの。ここでは、日本公演と比較しつつセットを整理してみましょう。 ●来日2日間と共通(7曲)・Focus I、House Of The King、Eruption、Sylvia、Harem Scarem、Hocus Pocus、Focus III ●日本では初日だけ(2曲)・Focus IV、Who's Calling? ●日本では2日目だけ(2曲)・Focus VI、Le Tango ……と、このようになっています。日本の初日では「Focus V+VI」だったのが「Focus VI」だけなど、アレンジも異なるので厳密ではありませんが、ショウのイメージは掴んで頂けると思います。今回の来日公演では「Focusシリーズ」もウリになっていましたが、本作でも「Focus I・III・IV・VI」を披露。特に「Focus IV」やタイス・ファン・レールのソロで発表された「Focus VI」といった貴重処が押さえられているのが嬉しい。もちろん、セットだけでなく演奏も来日公演を彷彿とさせ、タイスもピエール・ファン・デル・リンデンも70代とは思えない大活躍ぶりで、メンノ・ホーチェス&ウド・パンネケートとのコンビネーションも阿吽の域に達している。ユーロロックの象徴でもある「FOCUS」の金看板に相応しいアンサンブルをたっぷりと味わわせてくれるのです。終わったばかりの来日公演も各所で絶賛が吹き出しており、その録音も待ち遠しい限り。しかし、今週末はその直前となる本作で余韻をお楽しみください。その期待に十二分に応えてくれるばかりか、(お約束はできませんが)恐らくは登場するであろう来日録音の期待まで燃え上がるライヴアルバムの大傑作です。 Live at Harpenden Public Halls, Harpenden, UK 7th September 2019 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters) Disc 1(52:47) 1. Intro 2. Flute Solo 3. Focus 1 4. House Of The King 5. Thijs Van Leer Concert Introduction 6. Eruption 7. Focus IV 8. Sylvia Disc 2(73:58) 1. Intro 2. Who's Calling 3. Focus VI 4. Le Tango 5. Harum Scarum (incl. guitar & bass solos) 6. Hocus Pocus (incl. drum solo) 7. Focus III Thijs van Leer - keyboards, flute, vocals Pierre van der Linden - drums, percussion Menno Gootjes - guitar, backing vocals Udo Pannekeet - bass

Focus フォーカス/UK 2019

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