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Rolling Stones ローリング・ストーンズ/VA,USA 12.19.1981

1981年全米ツアーの最終公演となったヴァージニア州ハンプトンでの2デイズ公演。初日は映像も収録され、正規にレコーディングも行なわれました。現在ではその流出プロショット映像やサウンドボード・マスターを収めたブートレグが有名ですが、この2日目の12月19日公演は、初日の音源が有名過ぎたためか、これまで一切音盤化されていませんでした。このたび初登場となるこの日の高音質オーディエンス・マスターより、初めての音盤化を実現しました。音像はモノラルですが、拡がりのあるサウンドで、音質は良好です。会場の残響を若干拾っているものの、チャーリーのドラムもしっかり捉えられており、全編に亘りバンド・サウンドがバランス良く迫力満点で捉えられています。セットリストは初日公演と同じで、彼らが初日公演で聴かせた、円熟の境地にありながらもロックンロールのスピリットを忘れていないスピーディーでタイトなパフォーマンスがこの日も聴かれます。(ちなみに、この日のJust My Imaginationはオフィシャルライブ「Still Life」に使われています。)本ツアーでプロモートされた当時のアルバム「Tattoo You」からのナンバーが多く組まれたセットはこの時だけのもので、「Neighbours」などは非常にパンキッシュな演奏になっています。また「Black Limousine」から「Going To A Go Go」までのソウルフルで「ブラックな」趣きは、ストーンズならではの底力と貫禄を示した部分と言えるでしょう。キース・コーナーの「Little T & A」の投げやりなパフォーマンスも彼らしくて思わず苦笑してしまいます。こうして聴いていくと、初日公演に劣らず聴きどころの多いステージだったことが分かります。但し、マスターでは、アンコールだったラスト・ナンバー「Satisfaction」だけに録音時のトラブルがあったのが玉に瑕で、この部分は、近年新たに出現した同日別マスターのオーディエンス録音で丁寧に補填してあります。この「Satisfaction」は、最適なマスタリング作業により、より本編の音質に近づけて向上させていますので、違和感なくトータルにショウを鑑賞することができます。本セットは、ストーンズが大仕掛けなステージ構成と大編成バンドに乗り出す前の、そしてロニー・ウッドががむしゃらに弾いていた、コアなバンド・ユニットを重視していた最後の時期のツアーをリアルに捉えた音源です。イラスト・ジャケは、前日の放送音源を収録した当時の海賊盤LP「Lef Gimmer Twins : Grande Finale」(1981 Le Soir Prod.)をモチーフにしたもの。初日音源を持っていれば十分と思っておられる方にも是非このマスターは聴いていただきたいと思います。 Live at Coliseum, Hampton, Virginia, USA 19th December 1981 TRULY AMAZING SOUND Disc 1(68:08) 1. Take The A Train 2. Under My Thumb 3. When The Whip Comes Down 4. Let's Spend The Night Together 5. Shattered 6. Neighbours 7. Black Limousine 8. Just My Imagination 9. Twenty Flight Rock 10. Going To A Go Go 11. Let Me Go 12. Time Is On My Side 13. Beast Of Burden 14. Waiting On A Friend Disc 2(72:26) 1. Let It Bleed 2. You Can't Always Get What You Want 3. Band Introduction 4. Little T & A 5. Tumbling Dice 6. She's So Cold 7. Hang Fire 8. Miss You 9. Honky Tonk Women 10. Brown Sugar 11. Start Me Up 12. Jumping Jack Flash 13. Satisfaction

Rolling Stones ローリング・ストーンズ/VA,USA 12.19.1981

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