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Deep Purple ディープ・パープル/Osaka & Aichi,Japan 1985

再結成DEEP PURPLEが1985年に行ったジャパンツアーより、大阪・名古屋で行われた3公演の模様が、6枚組のCDでリリースです。初登場となる大阪2Daysのニュー・マスターに加えて、ファン待望のCD化となる名古屋公演をパッケージした本作は、武道館公演を収めた「PERFECT GUNNERS」や「THRILL OF CHASE」に並び立つDEEP PURPLE'85年来日音源の大定番として、ファンの熱烈な支持を得る事でしょう!'84年に第二期編成で再結成されたDEEP PURPLEは、'84年11月27日のオーストラリア・パース公演を皮切りに大々的なワールドツアーをスタートします。年が明けた'85年1月から4月にかけては、約3ヶ月間にわたる全米ツアーを大盛況のうちに成功させ、"伝説の復活"に世界中のファンが歓喜しました。その熱気を持ち込むように始まった5月からの来日公演も当然ながらファンの大きな歓迎を受けました。行われた7公演全てが素晴らしい演奏と盛り上がりで彩られており、ファンにより残された各種の音源がその様子を現在に伝えています。このうち来日初演となった5月8日,2日目となった9日の大阪城ホール公 演は、2公演をセットにした「NANIWA IN ROCK」(Langley)や、8日の「DEEP IMPACT」、そして9日の「KILLING MACHINE」と、いずれも演奏に引けを取らない極上の録音が知られています。今回登場する本作に収められたのは、これらの既発タイトルとは全く異なる"第3のソース"です。「DEEP IMPACT」や「KILLING MACHINE」に収められたソースも極上の質感を持つ音源でしたが、本作は同一テーパー収録による安定感に富んだ音像、26年前のカセット録音とは思えないほど際立った明度・均整により、PURPLE史上でも特筆される2公演をそれぞれのディスクへ封じ込めています!(ちなみに録音者はエリック・クラプトン(一連の日本公演再高音質録音盤、British Pride等)、ジェフ・ベック(80年大阪(Moving Finger)、Cyclone Box 全て、86年軽井沢)、ピンク・フロイド(88年東京)、ローリング・ストーンズ(90年東京・大阪)、ミック・ジャガー(88年東京・名古屋)、 TOTO、ジェネシスといった大御所バンドのライブを、空前絶後の最高音質で録音したテーパーによるもので、(ハードロックファンにはディオの 「Dragon Head」(86年東京)の録音者と言った方が分かりやすいでしょうか。)本盤もまた、この時代のオーディエンス録音としては別格のサウンドで録音されています。)ディスク1と2へ収録された5月8日・大阪初日の模様は、ほど良い空気感をまといつつも、素晴らしい音の抜けとライン音源のようなセパレートで目の前に浮かび上がるようなサウンドが驚異的です!大阪のオーディエンスといえば情熱的な事で知られますが、本音源では叫び声や話し声など、演奏の妨げになるよう な要素はほとんど感じられず、本音源がまるで放送用に集音したテイクのような錯覚を聴き手に与えるでしょう(「Child In Time」中盤ではギランのコンガまではっきり聴き取れます!)。テーパーは一体どうすれば26年前にこのような録音が出来たのか、不思議にすら思います (なお「Child In Time」と「Smoke On The Water」の冒頭部分は欠落が見られたため、「DEEP IMPACT」のマスターにより補填しています)。「Highway Star」など幾つかの曲では、当日に会場で発生していたPAに由来する電磁ノイズを感じますが(これは既発も同様)、演奏の充実度はPAトラブルなど吹 き飛ばす勢いで、「Nobody's Home」「Under The Gun」や「Knocking At Your Back Door」など、新曲におけるリッチーのソロは言葉も出ないほど素晴らしい名演です! ギランもこの'85年は肉声の凄みを感じさせるパフォーマンスを 「Child In Time」や「Space Truckin'」で披露します。その「Space Truckin'」後半のインスト・パートでは、ジョン,リッチー,ロジャーそしてペイスが繰り出す壮絶なプレイが、最高の鮮度と生々しさで楽しめます! この日のアンコールは「Smoke On The Water」のみですが、音の良さと演奏の凄さはそんな事すら忘れさせる、全てが破格の94分間です!ディスク3そして4に収められた大阪2日目・5月9日は、武道館最終日と並び称される、来日公演でも屈指の演奏が繰り広げられたライヴです。前日のソースと同じく、本音源も素晴らしい鮮度で保持されたサウンド・コンディションはマスター・クオリティの威力を全ての聴き手に知らしめるでしょう!過去にリリースされた音源ではテープならではの質感や適度に丸みを帯びた音響が独特の温みを感じさせていました。本作ではこういったアナログの良さを活かしつつも、すっきりと高音が抜けるシャープなリマスターを施す事で、若いファンもすんなりと入り込めるサウンドに仕上がっているのが特徴です。オープニ ングを飾る「Highway Star」や「Strange Kind Of Woman」など、透明感と切れ味を覚えるサウンドは絶品です。既発を大きく上回るクリアさと見通しに、会場の規模を反映した極上の臨場感で再現される歴史的なショウは、この日の音源を各種聴き込んだマニアでも、新鮮な気持ちで演奏を楽しむ事が出来るでしょう。来日2公演目とあって、固さも取れたバンドは随所で聴き手を圧倒する名演を連発します!危うさと安定感が隣り合うような「Strange Kind Of Woman」のコール・アンド・レスポンス、荒れ狂う「Under The Gun」、第5期編成の旨みが凝縮された「Perfect Strangers」など、聴き手は演奏から一瞬も耳を離せません。中盤の「Lazy」とペイスのドラムソロ、そして圧巻の「Child In Time」がこれ程の鮮やかさと迫力で聴ける事に、PURPLEファンはテーパーに感謝の気持ちすら抱く事でしょう(なお「Under The Gun」の後半20秒のほか、数ヶ所の曲間にはマスターに起因する欠落が見られたため、 既発「KILLING MACHINE」のソースで補填しています)。前日はPAトラブルの影響で短めだった演奏時間も、この日はアンコールに「Woman From Tokyo」と「Black Night」が加わっています。前日を大きく越える約2時間のライヴは、120パーセントの満足感を聴き手に味わわせてくれます! マグマが噴き出すような熱気の中で行われた大阪公演から1日置いて、舞台は名古屋へと移ります。5月11日の名古屋市国際展示場公演は、名盤 「REUNION IN NAGOYA」がリリース当時からCD化を求められてきました。今回はファンの皆さんの熱望にお応えして、この「REUNION IN NAGOYA」をマスターテープの段階から全面リマスターの上CD化を実現いたしました。大阪2Daysの音質に歩調を揃えたリマスターは、メンバーそれぞれの演奏をより明瞭な輪郭で浮かび上がらせ、演奏全体もスマートにシェイプアップされ たような、すっきりとした音像で楽しめます。間違いなく数段階は向上したサウンドのクリアネスは、本音源が「REUNION IN NAGOYA」と同一マスターだと言うのが急には信じられないほど違って感じます。ベテランから初心者まで、本音源はライヴの100分間が驚きの連続にな る事でしょう!この日はギランの調子が良く、「Nobody's Home」や「A Gypsy's Kiss」・「Under The Gun」ではGILLAN時代のような勢いあるヴォーカルを聴かせます。ジョンのハモンドも会場へ豊かな音で響き渡っており、彼らの凄さは「PURPLE の聴き所はリッチーだけではない!」と主張しているかのようです。もちろんリッチーが黙っているはずも無く、「Child In Time」・「Difficult To Cure」等のほか、彼のギターにスポットが当たる場面では、コシのある素晴らしいサウンドで伸びやかに、緩急のメリハリが効いた絶品のプレイを展開しま す。アンコールでは「Woman From Tokyo」に続き、即興の「The Yellow Rose Of Texas」が「Black Night」の冒頭に演奏され、この日の大きなポイントになっています(「Black Night」の2:36頃、歌詞をど忘れしたギランが"Black Night! ~"と4連呼して誤魔化す場面も面白いです)。残念ながら「Smoke On The Water」は取り上げられないままライヴは幕を下ろし、終演アナウンスが流れてしまいます。本音源はこのアウトロが2分近くしっかりと収録されているのも特徴で、ヒートアップした聴き手の熱を冷ますように、ライヴの余韻へゆったりと浸らせてくれます。従来の音源と異なる角度から振り返る大阪2Daysに、待望のリマスターCD化を果たした名古屋公演と、本作は全てのPURPLEファンに '85年来日公演の前半戦を余すところ無く追体験させてくれるでしょう。およそPURPLEファンならば、これで満足できないということは考えにくいほどの充実ぶり! 一貫した高音質に誰もが認める至高のパフォーマンスと、本作に収録された3音源はどれを取っても一級品という表現をためらいません。 名作として名を刻むであろう本作は、皆さんのコレクションにより一層の輝きをもたらす事でしょう。音で驚き、演奏で唸り、聴き終 えて陶酔する3公演・300分超のスペクタクル巨編を、絶対にお見逃しありませんように! Castle Hall, Osaka, Japan 8th & 9th May 1985 PERFECT SOUND(from Original Masters) International Exhibition Hall, Nagoya, Japan 11th May 1985 PERFECT SOUND(from Original Masters) Live at Castle Hall, Osaka, Japan 8th May 1985 Disc 1 (54:01) 1. Intro. 2. Highway Star 3. Nobody's Home 4. Strange Kind Of Woman 5. Blues 6. A Gypsy's Kiss 7. Perfect Strangers 8. Under The Gun 9. Lazy 10. Drums Solo 11. Child In Time Disc 2 (39:31) 1. Knocking At Your Back Door 2. Difficult To Cure 3. Keyboard Solo 4. Space Truckin' 5. Smoke On The Water Live at Castle Hall, Osaka, Japan 9th May 1985 Disc 3 (67:01) 1. Intro. 2. Highway Star 3. Nobody's Home 4. Strange Kind Of Woman 5. Blues 6. A Gypsy's Kiss 7. Perfect Strangers 8. Under The Gun 9. Lazy 10. Drums Solo 11. Child In Time Disc 4 (51:37) 1. Knocking At Your Back Door 2. Difficult To Cure 3. Keyboard Solo 4. Space Truckin' 5. Woman From Tokyo 6. Black Night 7. Smoke On The Water Live at International Exhibition Hall, Nagoya, Japan 11th May 1985 Disc 5 (55:38) 1. Intro. 2. Highway Star 3. Nobody's Home 4. Strange Kind Of Woman 5. Blues 6. A Gypsy's Kiss 7. Perfect Strangers 8. Under The Gun 9. Lazy 10. Drums Solo 11. Child In Time Disc 6 (43:57) 1. Knocking At Your Back Door 2. Difficult To Cure 3. Keyboard Solo 4. Space Truckin' 5. Woman From Tokyo 6. The Yellow Rose Of Texas 7. Black Night Ritchie Blackmore - Guitar Ian Gillan - Vocal Roger Glover - Bass Jon Lord - Keyboards Ian Paice - Drums

Deep Purple ディープ・パープル/Osaka & Aichi,Japan 1985

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