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今回ニック・ロウの驚異的な極上オーディエンス・アルバム「FOREST HILLS 1984」がリリースされますが、このステージはエルヴィス・コステロの前座を務めたものであり、この日の本番と呼べる彼のステージも素晴らしい音質のオーディエンス録音が存在します。前座の時と違って観客がテニス・スタジアムのアリーナ・ポジションに密集してきたからでしょう、同日のオーディエンス録音でもロウの音源ほど驚異的な音像とはいかないのですが、それでも非常に良好な音質であります。特にコステロの声のオンな度合などは驚くほどで、ロウの前座から引き続き会場に良い音で響き渡っていたことが推測されるクオリティの高さ。ところがこの音源、登場した段階から「Everyday I Write The Book」を始めとしてとして、ライブ中盤以降いくつかの曲で音飛びが生じてしまうのです。しかし今回はそうした問題を徹底してアジャスト。「Everyday I～」で音が抜けていた箇所は幸いにもリフレインの一部。そこで別のパートからパッチすることで音が途切れることなく聞けるよう修繕しています。おまけに例の高めだったピッチまでアジャスト。これによって格段に聞きやすくなりました。前年のアルバム「PANCH THE CLOCK」とシングル「Everyday I Write The Book」の大ヒットによってアメリカでの遅咲きな成功を手にした時期だけあって、ここでの盛り上がりは熱狂的。それを煽るかの如く矢継ぎ早に名曲が披露されるステージはアトラクションズとの時代ならではのもの。1984年と言えばアルバム「GOODBYE CRUEL WORLD」の年でもありますが、コステロはそのリリース前からステージにおいて収録曲を演奏。結果としてレコーディングを終えていた楽曲のプロダクションに不満を覚え、ステージで新たなアレンジを試みることを実行していました。実際に「The Only Flame In Town」と「I Wanna Be Loved」はそれと違ったアレンジの上で披露されてされており、彼のアルバムへの不満を証明する演奏となっているのです。一方「I Hope Your Happy Now」は後に「BLOOD AND CHOCOLATE」で日の目を見た曲ですが、この時点で既にステージで演奏しており、これもまた後のバージョンとはまったく違ったアレンジで演奏されているのが面白い。そして最初のアンコールはコステロ弾き語りコーナーとなり、そこでカントリー・スタンダードの「I Forgot More Than You'll Ever Know」が披露されているのが非常に貴重。これは84年に9回だけ披露されたカバーであり、そのうちのひとつが上質なオーディエンス録音で捉えられている点もマニアには大きな魅力でしょう。先のような録音上の欠点が惜しまれるオーディンス・アルバムではありますが、それらをアジャストしたのはもちろん、元の音源で編集が雑だった曲の面割りや「Clubland」における音のダブりまで修正しクオリティの高い仕上がりとなりました。 Live at Forest Hills Tennis Stadium, Queens, NY, USA 18th August 1984 TRULY AMAZING/PERFECT SOUND Disc 1(56:42) 01. (The Angels Wanna Wear My) Red Shoes 02. Lipstick Vogue 03. Watching The Detectives 04. The Only Flame In Town 05. Let Them All Talk 06. Mystery Dance 07. Shabby Doll 08. New Lace Sleeves 09. The Greatest Thing 10. Worthless Thing 11. I Hope You're Happy Now 12. Temptation 13. I Wanna Be Loved 14. King Horse Disc 2 (55:58) 01. Young Boy Blues 02. Beyond Belief 03. Clubland 04. Inch By Inch 05. The Deportees Club 06. I Forgot More Than You'll Ever Know 07. Peace In Our Time 08. The Only Flame In Town 09. Everyday I Write The Book 10. Getting Mighty Crowded 11. Love Field 12. Alison 13. Home Truth 14. Pump It Up (Including Ain't That A Lot Of Love and Tears, Tears And More Tears) Elvis Costello - guitar, vocals The Attractions Steve Nieve - keyboards Bruce Thomas - bass Pete Thomas - drums Additional Musician Gary Barnacle - saxophone

拡大表示	Elvis Costello エルヴィス・コステロ/NY,USA 1984 販売期間: 価格: 1,649円 (税込) 購入数: 個 在庫 在庫あり 返品についての詳細はこちら この商品について問い合わせる