モダン・ドラミングを完成させ、モダン・ジャズの開拓者であり第一人者として君臨していたローチが、70年代当時のジャズ界の最先端を行くサドメル楽団の中核を担った若き精鋭達を迎え、モダン・ジャズの伝統を前身させる様な熱い演奏を繰り広げる圧巻のライヴ3本立てが登場!!マックス・ローチ・カルテットの、カルテット結成直後1976年9月2日スイス、エパランジュ公演と、1977年に続いて翌1978年の幻の来日より3月21日の日本公演と、同年9月3日スイス、ヴィリザウ・ジャズ・フェスティバルでの熱演の、稀少な全3公演をどれもレーベル独自の丁寧なマスタリングを施した極上高音質サウンドボード(一部オーディエンス)にて収録した激アツな2枚組が入荷しました!!3公演ともに聴きどころばかりですが、76年だと35分以上に渡るマックスの手による「イッツ・タイム」が強力。スタジオ録音はインパルス名盤に収録されていますが、このライヴではオーケストラはもちろんコーラスなどの余計なものは一切存在せず、4人が直球一発勝負、ギリギリの緊張感を漂わせながらこの名曲の演奏時間が最も長い熱演を繰り広げています。因みに76年のベースはレジー・ワークマンです。78年の日本公演は、オフィシャル発売された前年のライヴ以上に充実した内容を誇ります。78年のもう1公演は斬新な2管が織り成す「ラウンド・ミッドナイト」が秀逸。全編においてフロントの2人が素晴らしい。コルトレーンの影響が大きいハーパーのテナーはシンプルでメロディアスが特徴で、フリーな場面もあるが適度な長さで次の展開に移行するためウンザリする事も無い。コルトレーン・タイプのテナー入門編としてもハーパーは適切なプレイヤーとしてお薦めしたい。そしてセシルのトランペットがまた強烈。もの凄い高速で複雑なフレーズをブローしまくる圧巻のプレーを聴いていると、50年代全盛期のブラウニーが甦ったかの錯覚を覚えるほど。さらにこのカルテットに参加する直前まで参加していたサドメル楽団で抜群の相性でコラボレートしていたハーパーとセシル2人の織り成すアンサンブルは、ちょっと言葉では言い表せないくらい絶妙です。またセシルと共に80年代に入ってもローチと活動する78年から加入のベーシスト、カルヴィン・ヒルのブイブイ鳴り響くベースもとてもカッコいい。71年にマッコイ・タイナーが結成したレギュラー・カルテットで、ドラムスのアルフォンス・ムザーンとのコンビで激烈なプレイを聴かせてくれていた時より進化した姿が頼もしい。そういえば、このカルテットで72年に来日してますね。この時の日本公演も極上高音質サウンドボードで出ています! Disc 1 Live at Willisau Jazz Festival,Willisau,Lucerne,Switzerland September.03.1978 EX-SBD 2020 Original Remaster 61min 1. It's Time - Band intro 2. Round Midnight 3. South African Six Three 4. Call of the Wild and Peaceful Heart - fade Out 5. Six Bits Blues 6. Unknown (incomplete) Disc 2 Live at Japan March.21.1978 EX-SBD 2020 Original Remaster 29 min 1. Call of the Wild and Peaceful Heart 2. Six Bit Blues 3. Mr. High Hat 4. Now's the Time Live at Epalinges,Switzerland September.02.1976 5. It's Time - fade Out 6. It's Tome 7. Drums in Five Max Roach - Drums Cecil Bridgewater - Trumpet Billy Harper - Tenor Saxophone Calvin Hill - Bass (Disc 1,Disc 2 / Track 5-7) Reggie Workman - Bass (Disc 2 Track 1-4)