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６人時代の末期に実現した２度目のジャパンツアー。その現場を真空パックしたオリジナル・マスターが登場です。本作に収められているのは「1980年１月23日：愛知県勤労会館」公演。その特級オーディエンス録音です。まずは、当時の来日スケジュールからショウのポジションを確認してみましょう。 ・１月21日＋22日：大阪フェスティバルホール（２公演）・１月23日：愛知県勤労会館　【本作】・１月25日-27日：日本武道館（３公演）・１月29日：福岡市九電記念体育館　以上、全７公演。彼らの来日史上でも最多となる大規模ツアーであり、本作の名古屋公演はその中盤に差し掛かったコンサートでした。そんなショウを収めた本作は、実に素晴らしいオーディエンス録音……のはず。いきなり頼りなく書いてしまいましたが、事実としてはオーディエンス。最近、当店では名古屋公演のオリジナル録音を発掘しておりますが、本作もそのひとつ。録音家から譲られたオリジナル・マスターからダイレクトにCD化されており、オーディエンス録音に間違いありません。しかし、そんなマスターから流れ出てきたのは、客録離れしたクッキリとした美音。現場の手拍子もリアルではあるものの、客録らしさはそれくらい。ディテールも鮮やかな演奏音が目の前に迫り、綺麗にセパレート。ヴォーカルもコーラスも距離感なく、クッキリと切り立つのです。その感触は、ほとんどFM放送。現場のハウリングや無音部でＰＡが発するシーというノイズさえも拾っており、まるで生中継のエアチェックのよう。一瞬「この年にラジオ放送あったっけ？」と迷うようなサウンドなのです。そして1980年だからこそ、そんなクオリティが殊更嬉しい。何しろ、この時は６人編成の大所帯。イアン・マクドナルドとアル・グリーンウッドも交えたぶ厚いアンサンブルが事細かに聴き取れる。1978年の初来日では、肝心の現場ＰＡが最悪でせっかくの６人演奏も台無しでしたが、1980年は無問題。初期ならではの旨みが美麗ダイレクトに味わえるのです。特にそれを実感するのは、中盤の「Starrider」。泣きじゃくるギターソロで曲がブレイクするとフルート、オルガン、シンセが次々とソロを繋ぎ、再びダイナミックなギターソロへと戻っていく。その繊細にしてドラマティックな事……。特にフルートソロではKING CRIMSONの「I Talk To The Wind」を彷彿とさせるフレーズが溢れ出し、当時夢でしかなかった宮殿の光景が浮かぶ。もちろん、各人のソロとは言っても曲の一部としてバッキングもしっかりと入っており、そこにもメインの旋律に挑みかかかるようなフレーズが舞っている。そして、そんな一大ドラマを締めくくる当時29歳だったルー・グラムの伸びまくる絶唱……。本作のサウンドは、そんなアンアンブルが克明に味わえるのです。いきなり細かい話になってしまいましたが、そんなサウンドで描かれるショウは全編が素晴らしい。初期３部作から大ヒット曲・代表曲を取りそろえつつ、当時ならではのナンバーもたっぷり。『FOREIGNER』なら「The Damage Is Done」や「Fool For You Anyway」「Headknocker」、『HEAD GAMES』なら「The Modern Day」「Women」「Love On The Telephone」等々。ヒット曲も、アンサンブルも、まさに６人時代を１つのショウで総括するようなライヴアルバムなのです。美しいメロディとヒット曲満載でありつつ、多彩で芳醇なドラマティック・ショウ。そんな来日公演をFM放送ばりの鮮やかなサウンドで描ききったライヴアルバムの大傑作です。ただのポップ・バンドではなく、後の４人時代とも違う６人時代のFOREIGNER。 Live at Kinrokaikan, Nagoya, Japan 23rd January 1980 PERFECT SOUND(from Original Masters) Disc 1(41:13) 1. Intro 2. Long Long Way From Home 3. Blue Morning, Blue Day 4. The Damage Is Done 5. Head Games 6. Dirty White Boy 7. Fool For You Anyway 8. Cold As Ice 9. The Modern Day 10. Women Disc 2(46:06) 1. Starrider 2. Double Vision 3. Feels Like The First Time 4. Love On The Telephone 5. Headknocker 6. Hot Blooded Lou Gramm - Vocals Mick Jones - Guitar, Vocal Dennis Elliott - Drums Ian McDonald - Guitar, Keyboards　 Alan Greenwood - Keyboards Rick Wills - Bass,Vocal

拡大表示	Foreigner フォリナー/Aichi,Japan 1980 販売期間: 価格: 1,940円 (税込) 購入数: 個 在庫 在庫あり 返品についての詳細はこちら この商品について問い合わせる