Name: Black Sabbath ブラック・サバス/イアン・ギランとの交流 North Europe 1983 & more
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Black Sabbath ブラック・サバス/イアン・ギランとの交流 North Europe 1983 & more

ロニー・ジェイムズ・ディオと袂を分かったBLACK SABBATHが、イアン・ギランとまさかの合流を果たした「BORN AGAIN」時代。「オジーこそがサバスだ」という筋金入りのマニアや、ロニー時代以降のメロディアスなサウンドを支持するファンからは批判される事も多い作品ですが、同作の極めつけにヘヴィなサウンドや、「異なる個性の衝突」を愛するマニアからは、熱狂的な支持を集める時代でもあります。そのギラン・サバスでは、アルバム以上にライヴが興味深い。ツアーでは元E.L.O.のベヴ・ベヴァンを迎え、ある種"スーパー・バンド"となったラインナップ。その顔ぶれが「Smoke On The Water」まで演奏した。しかも公式ライヴ作品が存在しないのですから、このライヴ聴きたさにコレクターズ・アイテムの世界へ踏み込んだ人も多いのではないでしょうか。本作「NEVER AGAIN」では、その1983年「BORN AGAIN」当時より、ツアー初期の２公演と、アメリカにおけるライヴを、いずれも良質なオーディエンス・マスターより収録。定番音源から「一歩踏み込みたい」ファンの皆さんに、ぜひお楽しみ頂きたい５枚組です。ディスク１には、ギラン・サバスにとって記念すべき"ファースト・ショウ"となった、1983年８月18日のノルウェー・オスロ公演を約78分間にわたり収録しています。序盤こそ音の輪郭が甘い点はありますが、30年前の録音としては充分以上の素材。さらにPAから近い場所で録音されたと思われ、バンドの楽音をダイレクト感ある音像で楽しめます。'83年のツアーにおいて、ギランのヴォーカルは不安定な日がありましたが、この日は非常に調子が良いのが特徴。「俺はカバー・シンガーじゃない」というギランの言葉通り、オジー時代のクラシック・ナンバーをギラン流に解釈し、オープニングの「Children Of The Grave」や「War Pigs」といった定番はもちろん、「Supernaut」に「Rock'n'Roll Doctor」といった隠れた名ナンバーも聴き応えたっぷりです。ツアーから参加したベブ・ベヴァンにとっても、これが初めてのサバス・ライヴ。彼は持ち前のテクニックを織り交ぜつつ、ビル・ワードにも通じるパーカッシヴなプレイを随所で披露しています。ギランとベブの存在は（ヘヴィな「BORN AGAIN」のムードもあって）'70年代サバスのアップグレードといった趣きすらある。「サバスはヘヴィで無ければいけない」というマニアも、この迫力溢れるヘヴィネスには大満足でしょう。サバスで初演となった「Smoke On The Water」は、場内も大きな驚きとリアクションで応えます。そして最後の「Paranoid」はギランのキャラクターが大爆発！　ライヴの完全収録ではないものの、ツアー初日ならではのモチベーションで繰り広げられる壮絶な演奏は、音質を超えた聴き応えでいっぱいです。ディスク２・３では、同じく'83年北欧ツアーより、４公演目となる８月23日のスウェーデン・ランド公演を約90分間収録しています。こちらはディスク１以上に見通しがよく、音像の輪郭も明瞭。ギランのヴォーカルだけでなくギーザーのベースがラウドに録音されています。迫力あるサウンドは、好調なバンドのパワフルな演奏を余す所無く満喫させるでしょう。本録音はオープニングS.E.で「Stonehenge」が使用されるライヴ冒頭から聴き所。このインストがオープニングに使用されたのはツアー序盤の４日間のみ（以降じゃお馴染みの「Supertzar」に代わります）。本ライヴはあの"レディング・フェスティバル"直前であり、バンドのボルテージは高いものがあります。ディスク１のオスロ公演は不完全収録でしたが、本作では演奏された全曲を一通り確認できるのが特徴。依然として「新曲＋オジー時代」の枠組みは守られ、ロニー時代の楽曲が無い変わりに、「BORN AGAIN」から「Trashed」以外の全曲（インストを含む）を演奏しています。ヘヴィバラードの名曲「Born Again」や、レアな「Keep It Warm」は大きな聴き所。すでに定着しつつある「Hot Line」や「Disturbing The Priest」，「Zero The Hero」も、パワフルとヘヴィネスの波状攻撃で聴き手をノックアウトします！　テープ切れのため、ラストの「Paranoid」が１分弱でフェイドアウトするのは本当に残念！　それでも多くの新曲を優れた状態で楽しめる本録音の価値は大きい。ツアー序盤の代表的音源と言えるでしょう。ディスク４・５は、'83年ツアーでも後半に位置するアメリカツアーからの音源。北米ツアー17公演目に当たる11月５日、ペンシルバニア州フィラデルフィアの"ザ・スペクトラム"におけるライヴを、85分間に渡って収録しています。本公演はあの大定番サウンドボード音源「CAPTURED ALIVE」（11月４日・ウースター公演）の翌日に当たります。サウンドボード音源はライヴ中盤が編集された不完全版でしたが、こちらはもちろん全編収録。ライヴのムードや演奏の中身も似通っており、擬似的ながら「CAPTURED ALIVE」の全長版を楽しめる録音、とも言えます。録音は'83年北米ツアーのオーディエンス素材でも特に上位と言い得る高音質。ヨーロッパツアーから変更されたセットを、オスロ公演やランド公演と聴き比べる上でも理想的です。オープニングは依然として「Children Of The Grave」と「Hot Line」の流れですが、後半だった「Iron Man」は中盤へと移動。さらに導入へ「Stonehenge」を用いたアレンジも重厚かつ荘厳で、'83年アメリカツアーの特徴となっています。さらにロニー時代から「Heaven And Hell」も、「Zero The Hero」とのメドレーでセットインしています。同曲の重々しいアレンジはこの時期ならでは。ギターソロの後、テンポアップして盛り上がる場面は「Digital Bitch」が代用されるなど、ギラン流の世界観がここでも貫かれています。ギラン在籍時のサバス・ライヴはセットの変化も大きく、聴き比べが特に面白い時代でもあります。本作はその'83年ライヴを、レアなセットと代表的なセットで網羅！　いずれも良質なマスターはマニアを喜ばせるでしょう。Live at Drammenshallen, Oslo, Norway 18th August 1983 GREAT/AMAZING SOUND Live at Olympen, Lund, Sweden 23rd August 1983 TRULY AMAZING SOUND Live at The Spectrum, Philadelphia, PA. USA 5th November 1983 TRULY AMAZING SOUND Live at Drammenshallen, Oslo, Norway 18th August 1983 Disc 1 1. Stonehenge 2. Children Of The Grave 3. Hot Line 4. War Pigs 5. Born Again 6. Supernaut/Drum Solo 7. Rock 'N' Roll Doctor 8. Disturbing The Priest 9. Digital Bitch 10. Black Sabbath 11. The Dark/Zero The Hero 12. Guitar Solo 13. Iron Man 14. Smoke On The Water 15. Paranoid Live at Olympen, Lund, Sweden 23rd August 1983 Disc 2 1. Stonehenge 2. Children Of The Grave 3. Hot Line 4. War Pigs 5. Born Again 6. Supernaut 7. Drum Solo 8. Rock 'N' Roll Doctor 9. Disturbing The Priest Disc 3 1. Keep It Warm 2. Black Sabbath 3. The Dark/Zero The Hero 4. Guitar Solo 5. Digital Bitch 6. Iron Man 7. Smoke On The Water 8. Paranoid Live at The Spectrum, Philadelphia, PA. USA 5th November 1983 Disc 4 1. Supertzar 2. Children Of The Grave 3. Hot Line 4. War Pigs 5. Disturbing The Priest 6. Supernaut 7. Drum Solo 8. Rock 'N' Roll Doctor 9. Stonehenge/Iron Man Disc 5 1. The Dark/Zero The Hero 2. Heaven And Hell 3. Guitar Solo 4. Digital Bitch 5. Black Sabbath 6. Smoke On The Water 7. Paranoid Tony Iommi - Guitars Ian Gillan - Vocals Geezer Butler - Bass Bev Bevan - Drums Geoff Nicholls - Keyboards