Name: Black Sabbath ブラック・サバス/CT,USA 1986 Complete
SKU: CDN-07051
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Black Sabbath ブラック・サバス/CT,USA 1986 Complete

BLACK SABBATHの歴史上でも特に重要なライヴ音源が、初めての完全収録版でファン驚愕のリリースです！トニー・アイオミは当初「SEVENTH STAR」を初めてのソロアルバムとして製作しましたが、レコード会社の要請を受けてBLACK SABBATHとして活動することになり、アルバムに参加したグレン・ヒューズやエリック・シンガーらをそのままバンドメンバーとして迎え、新たな BLACK SABBATHとして1986年3月21日から全米ツアーをスタートしました。しかし当時のグレンは度重なる個人的問題と体調不良からステージで満足のいくパフォーマンスができず、わずか2公演で正式に解雇されてしまい、ベースのデイヴ・スピッツの縁で呼ばれたレイ・ギランが、グレンに代わって SABBATHのステージで歌う事になります。本作はそのレイ・ギランが初めてSABBATHのステージに上がった'86年3月29日のコネチカット州ニューヘヴン公演を、高音質オーディエンス録音で完全収録しています。オープニングの「Supertzar」そして「The Mob Rules」から会場の空気をダイレクトに感じさせる録音は、マスタークオリティを確信させる素晴らしさで、クリアさ並びに高音の抜けも最高のコンディションのまま音盤化しています。ステージにしっかりと焦点が合った音像はレイの歌をセンターに捉えて、この日の主役の活躍を余す所なく伝えています。またアイオミのメタリックなギターだけでなく、ジェフ・ニコルズのキーボードもきちんと聴き取る事ができ、バランス面でも上々です。レイはこのショウの直前まで元RAINBOWのボビー・ロンディネリと共に東海岸で活動していたものの、国際的に活躍する大きなバンドのステージに上がるのはこれが初めてです。しかし彼のパフォーマンスはそんな事を感じさせない堂々としたもので、「War Pigs」や「Sweet Leaf」といったオジー時代の曲はすでに彼ならではのオリジナリティが織り込まれ、また高度の歌唱力が求められる「Children Of The Sea」などロニー時代の楽曲も朗々と歌い上げています。「SEVENTH STAR」からの新曲である「Danger Zone」や「Seventh Star」などは、彼がまるでオリジナルであるかのような錯覚すら感じる事でしょう。グレンからレイへの交代直後とあって、セットリストはグレンのものを踏襲しており、そのため本音源はレイが歌う「No Stranger To Love」を聴けるという、この日限りのまたとないレアなショウでもあります。オリジナルのグレンはアルバムでこそロマンティックな素晴らしい歌唱を披露していたものの、肝心のツアーでは実力を発揮できていませんでした。しかしここで聴けるレイの歌声は、グレンとは異なるアプローチながら、持ち前の瑞々しい声質を活かして、同曲が本来持つ絶品のバラードとしての魅力を完全に描き切っており、オーディエンスからも大喝采を受けています！「No Stranger To Love」はこの日を最後にセット落ちしてしまいますが、レイの歌で新風を吹き込まれた本テイクを聴くと、なぜセット落ちせねばならなかったのか疑問にすら感じるでしょう。なお、この曲では元となったマスターに3：53の時点で欠落が見られたものの、もうひとつ存在する当日の別マスターを用いることで、この日の完全版を実現しています。補填に利用した別マスターも優れたオーディエンス録音で、さらにトリートメントを重ねてありますので、テープチェンジによる差異も最小限にとどめられています。ピッチも正確に補正してあります。レイの活躍を受けて、ライヴは高いテンションを維持したままハイライトを迎えます。ここでも「今までSABBATHの事はほとんど知らなかった」というのが信じられないほど、レイの歌唱は曲の世界に溶け込んでおり、ハスキーな声で不気味さを演出する「Black Sabbath」や、スピーディな曲想がキャラクターにマッチした「Neon Knights」は素晴らしい聴き応えがあります。最後の「Paranoid」ではレイが歌の入りを誤ったようで、ここで初めて不慣れな様子を見せていますが、常識的に考えれば、初日からここまで安定したパフォーマンスを続けたレイの即戦力ぶりには、音で聴くだけでも驚かされます。これまで多くの実力派シンガーと共演してきたアイオミも、この若いシンガーのポテンシャルにはきっと驚いた事でしょう。ツアー後期の様子を破格の高音質で記録した「LAST GIG WITH RAY」「TO DO OR DIE」や、ファンから絶大な支持を受けた歴史的発掘音源の「THE ETERNAL IDOL - RAY GILLEN MIX」等でも判るように、レイギランが当時のBLACK SABBATHに対して行った貢献は、計り知れないほど大きなものがありました。もしレイとアイオミのコンビネーションが続いていたら、その後のハードロック・ヘヴィメタルの流れにもきっと大きな影響を与えた事でしょう。その両者が初めてステージ上で共演した模様を切り取った本作は、資料性そして娯楽性の両面から、多くのファンを唸らせるに違いありません。本作は新たな装いでリリースされたツアー最終日の「LAST GIG WITH RAY」と対を成す、超一級のドキュメンタリー音源です！Live at New Haven Veterans Memorial Coliseum, New Haven, CT. USA 29th March 1986 AMAZING SOUND Disc 1 1. Supertzar 2. The Mob Rules 3. Children Of The Sea 4. Danger Zone 5. War Pigs 6. Heart Like A Wheel 7. Symptom Of The Universe 8. Sweet Leaf 9. Zero The Hero 10. Sphinx (The Guardian) 11. Seventh Star 12. No Stranger To Love Disc 2 1. Black Sabbath 2. Turn To Stone 3. Drum Solo/Turn To Stone(reprise) 4. Neon Knights 5. Heaven And Hell 6. Guitar Solo incl. Orchid 7. Sabbath Bloody Sabbath /Heaven And Hell(reprise) 8. Paranoid Tony Iommi - Guitars Ray Gillen - Vocals Dave Spitz - Bass Eric Singer - Drums Geoff Nicholls - Keyboards