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Dio ディオ/Kanagawa,Japan 5.10.1997

トレイシー・Gを従え、10年ぶりの来日を果たした1997年のDIO。その現場を伝える新発掘ライヴアルバムが登場です。そんな本作に吹き込まれているのは「1997年5月10日:クラブチッタ川崎」公演。その強力オーディエンス録音です。当時のDIOは全盛期ほどの人気ではありませんでしたが、その一方で来日自体が1987年の“JAPAN AID 2”以来という「10年に一度」の事件でもあった。「何があってもロニーに付いていく!」というコアな厳選ファンがクラブ規模にギュウ詰めになるという、異様で濃厚な熱気に包まれるジャパンツアーでした。それだけに濃ゆいライヴだけに、当店でも様々なライヴアルバムでアーカイヴ。良い機会ですので、当時の日程からそのコレクションも整理しておきましょう。・5月7日『MACHINE MESSIAH(梅田)』・5月8日『ANGRY NIGHT(名古屋)』・5月10日:クラブチッタ川崎 ←★本作★・5月11日『MACHINE MESSIAH(川崎)』以上、全4公演。東名阪をクラブをコンパクトに巡ったわけですが、関東圏ではクラブチッタ川崎で2日連続公演を実施。本作はその初日で記録されたオーディエンス録音なのです。実のところ、「大阪×1・川崎×2」の3公演はビッグ・セット『MACHINE MESSIAH』で網羅されており、川崎初日も収録されていました。あの録音も傑作でしたが、本作はそれとは異なる(そして上回る!)極上の別録音なのです。そのサウンドは、まさに「強力」。とにかく距離感ゼロでド密着。『MACHINE MESSIAH』マスターもクラブの密室感サウンドでしたが、本作はさらに近くてオン。それこそ、ステージ上で隣にロニーが立っているんじゃないかと思うほどの超ダイレクト・サウンド。もちろんギターもドラムも異様に極太ですし、ベースに至っては現場の床や壁が振動しているのが分かるくらいのド迫力。ビビり寸前のヴァイヴがいっそ心地よくさえ感じられるのです。そんなド迫力の快感サウンドで描かれるのは、伝説シンガー:ロニー・ジェイムズ・ディオの帰還に沸くフルショウ。セット内容は『INFERNO: LAST IN LIVE』とほぼ同一なのですが、触れる機会の少ない時期でもありますので、ここで整理しておきましょう。クラシックス・レインボー:Mistreated(Catch the Rainbow)/Long Live Rock 'n' Roll/Man on the Silver Mountain・サバス:Heaven and Hell/The Mob Rules 80年代・ホーリィ・ダイヴァー:Straight Through the Heart/Don't Talk to Strangers/Holy Diver/Stand Up and Shout/Rainbow in the Dark・ラスト・イン・ライン:The Last in Line/We Rock 90年代・ストレンジ・ハイウェイズ:Jesus Mary & the Holy Ghost・アングリー・マシーンズ:Double Monday/Hunter of the Heart……と、このようになっています。「現代版21世紀の精神異常者」とも呼ばれた隠れ名曲「Jesus Mary & the Holy Ghost」も美味しいですが、それより何より絢爛のクラシックス群に現場は沸きに沸く。先ほどから「10年ぶり」と繰り返してきましたが、その10年前も“JAPAN AID 2”ですから体験者は多くない。ほとんどのファンが“SACRED HEART Tour”以来という待ちに待った歓喜に沸いているのです。もちろん、どれだけ盛り上がろうと本作の極太サウンドなら演奏音とヴォーカルがすべてを制圧するので聴きづらさゼロ。ただひたすら、熱気がステージのロニーのテンションを焚きつける美味しいバランスで味わえるのです。特に素晴らしいのが「Catch the Rainbow」を交えた「Mistreated」。10年ぶりどころか、意識が1978年まで一気に20年ほど時空を飛び終える歌声が轟き渡るのです。トレイシー・Gは自分の個性を決して曲げない愛すべき頑固者であり、クラシックスでも自分流を貫いています。ですから過去の再現を求める方に本作は向かない。2000年代以降のDIOをお勧めいたします。本作の真髄はそこではなく「あのロニーが還ってきた!」の歓喜。そして、それに見事に応えてくれる絶唱です。もう二度と戻ってきてはくれないロニーに、もう一度出逢える耳元サウンドのライヴアルバム。「1997年5月10日:クラブチッタ川崎(初日)」公演の強力オーディエンス録音。『MACHINE MESSIAH(Shades 447)』とは異なる新発掘マスターで完全別録音です。とにかく距離感ゼロでド密着。『MACHINE MESSIAH』録音よりもさらに近くてオンで、それこそステージ上で隣にロニーが立っているんじゃないかと思うほどの超ダイレクト・サウンドが凄い。RAINBOW以来となる「Mistreated」「Catch the Rainbow」を初め、10年ぶりの来日に沸く現場を極上フル体験できる感無量のライヴアルバムです。CLUB CITTA, Kawasaki, Japan 10th May 1997 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters) Disc 1 (49:32) 1. Intro 2. Jesus Mary & the Holy Ghost 3. Straight Through the Heart 4. Don't Talk to Strangers 5. Holy Diver 6. Drum Solo 7. Heaven and Hell 8. Double Monday 9. Stand Up and Shout 10. Bass Solo 11. Hunter of the Heart Disc 2 (53:53) 1. Mistreated incl. Catch the Rainbow 2. Guitar Solo 3. Mistreated (reprise) 4. The Last in Line 5. Rainbow in the Dark 6. The Mob Rules 7. Man on the Silver Mountain 8. Long Live Rock 'n' Roll 9. Man on the Silver Mountain (reprise) 10. We Rock Ronnie James Dio - Vocals Tracy G - Guitars Larry Dennison - Bass Vinny Appice - Drums Scott Warren - Keyboards

Dio ディオ/Kanagawa,Japan 5.10.1997

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1,940円 (税込)

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