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2022年が明けて早々に世界中のビートル・マニアを驚かせる衝撃の初期ライブ音源が現れました。それは1963年4月5日、シングル「Please Please Me」の大ヒットを記念してEMIの社内で行われたイベントでのステージ。この模様に関してはEMIはもとより、マスコミを招いて大々的に行われたことから写真が多く残されており、イベント自体は良く知られていたものでした。ところが、ここにきて当日の演奏を収めた音源が登場したのだからびっくり。これは一月にアメリカのラジオで放送されたもので、モノラルながられっきとしたサウンドボード録音。このイベントの模様を報じるのが目的でラジオ・ルクセンブルグが録音していたものだとのことですが、よくぞイレギュラーな1963年のステージの音源が残ってくれていたものです。通常のコンサートではないので、わずか二曲だけの演奏ではありますが、それでも聞き応えは十分。まず最初に披露されたのは、リリース直前だった彼らの最新シングル「From Me To You」。その演奏は実に丁寧で、数日前にはBBCラジオ用に公開録音のバージョンを録り終えていたこともあり、ここで聞かれる雰囲気はBBCのテイクをさらに丁寧にしたような演奏が実に新鮮。続いて演奏されたのが大ヒット中の「Please Please Me」。こちらは既に様々な機会で披露してきただけのあり、前の曲の丁寧な演奏ぶりから打って変わって勢いたっぷり。中でもポールのハッスルぶりが際立っていて、カウントを「1,2,9」とおどけて始めるわ、歌の合間でもやたら煽るわと、EMIの社員を前にして自分たちの曲が初めて大ヒットを記録できたことに対して誇らしい気持ちでいっぱいな様子が伝わってきます。そして何より際立っているのは、この後どんどんエスカレートしてゆく観客の絶叫を前にしたライブではなく、晴れがましい席のステージという事が丁寧かつ落ち着いた演奏ぶり。通常のステージとはまるで違う環境が丁寧な演奏に拍車をかけているのでしょう。それ故わずか二曲の演奏ながらも聞き応えは十分であり、こんな貴重なイベントの音源が2022年を迎えたタイミングで発掘されたことに驚きを禁じえません。もっとも1963年のビンテージ・サウンドボードですので演奏のバランスはボーカルとジョージのリードギターが目立つという状態な上、くぐもった音質でもある。そこで先月アメリカで公開されたそのままの状態だけでなく、もっと抜けの良い状態へとリマスターしたバージョンを最初に収録しました。ただでさえ貴重なレコードヒット記念イベントを捉えたサウンドボードをさらに聞きやすくして収録したという充実した内容。ルーフトップが成熟のビートルズ・ライブだとすれば、文字通り初々しい、彼らが成功を掴んだ瞬間を捉えた超貴重サウンドボードをお試しください！EMI House, Manchester Square, London, UK 5th April 1963 SBD 01. Introduction (Remaster) 02. From Me To You (Remaster) 03. Please Please Me (Remaster) 04. Introduction (Original Master) 05. From Me To You (Original Master) 06. Please Please Me (Original Master)

拡大表示	Beatles ビートルズ/プリーズ・プリーズ・ミー 大ヒット記念 London,UK 1963 販売期間: 価格: 1,386円 (税込) 購入数: 個 在庫 在庫あり 返品についての詳細はこちら この商品について問い合わせる