Name: Eagles イーグルス/OH,USA 2022
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Eagles イーグルス/OH,USA 2022

最新ツアー“HOTEL CALIFORNIA 2022”邁進で順風満帆かと思いきや、ディーコン・フライ脱退の報が波紋を広げている2022年のイーグルス。その最新ライヴアルバムが到着です。そんな本作に吹き込まれているのは「2022年４月19日コロンバス公演」。その極上オーディエンス録音です。『ホテル・カリフォルニア』の再現ツアーは2019年に始まり、新型コロナ禍を挟んで現在も実施中。代表作『MADISON SQUARE GARDEN 2021』をご記憶の多いのではないでしょうか。まずは、そんな彼らの近況をおさらいしてみましょう。2019年・２月26日ー３月14日：オセアニア（９公演）・５月26日ー７月８日：欧州（16公演）←※AMSTERDAM 2019 “HOTEL CALIFORNIA Tour”・９月27日ー10月５日：北米#1（３公演）2020年・２月７日ー３月７日：北米#2（10公演）2021年・８月24日ー11月６日：北米#3（23公演）←※MADISON SQUARE GARDEN 2021 2022年《ディーコン・フライのツアー不参加を発表》・２月19日ー３月30日：北米#4a（14公演）《４月６日：ディーコンの脱退を発表》・４月19日ー５月28日：北米#4b（13公演）←★ココ★・６月17日ー26日：欧州（５公演）これが現在までに公表されている“HOTEL CALIFORNIA Tour”の歩み。昨年１年半ぶりにツアー再開が実現し、年の改まった2022年も２月から早速スタート。順調そのものに見えたのですが、実はステージにディーコンの姿はなかった。当初は病気療養と発表されていましたが、つい先日「自分の道を切り開く時期が来た」とのコメントと共に脱退が発表されました。理由が変わったのは気になるものの、24歳のディーコンが自分のキャリアを目指すのも理解できますし、バンド側も「彼が望むなら、今後のコンサートにいつでも参加できる」と発表。どうやら友好的な別れだったようです。ともあれ、本作のコロンバス公演は脱退発表後の最初のステージ。「北米#4b」の初日でした。そんな現場で記録された本作は「極上」を画に描いたようなオーディエンス録音。伸びやかなヴォーカルの鳴りに空間感覚も感じますが、オーディエンスっぽいのはそれくらい。芯は力強く真っ直ぐ耳元まで届き、ディテールも鮮明。サポートを含めて８人編成の大所帯にも関わらず、１人ひとりの１音１音がくっきり・はっきり。メロディが重なり合っても混じらないセパレート感も素晴らしい。残念ながら「New Kid in Town」でゴソゴソとしたマイクの接触音があるために完全無欠とは行きませんが、基本のクオリティは名録音なのです。さらにそこに被る大歓声もイイ感じ。大名盤のフル演奏や名曲群のイントロに歓喜する喝采やどよめきが盛大に沸き上がるのですが、それが妙に遠い。演奏音は間近感たっぷりなのに、どこか俯瞰的なムードでショウを楽しめるのです。（あくまで推測ですが）これは恐らく録音ポジションが原因。本作は「セクション101の５列目」で記録されているのですが、この「セクション101」というのは、アリーナではあるものの、ステージ真横。その最前付近（５列目）ですので、会場全体のノリをステージに酷似した感覚で眺めるような立体感なのです。ステージ真横は現場だと見にくい為に「ダメ席」な印象もあったのですが、録音だとこんなにバランスが良くなるとは。意外な盲点と申しますか、オーディエンス文化の奥深さを改めて教えてくれる録音でもあるのです。そんな個性派サウンドで描かれるのは、大名盤『ホテル・カリフォルニア』の完全演奏を軸としたフルショウ。第一報であった『MADISON SQUARE GARDEN 2021』とも微妙に異なっておりますので、ここで今一度整理してみましょう。第一部（DISC 1）・ホテル・カリフォルニア（全曲）：Hotel California／New Kid in Town／Life in the Fast Lane／Wasted Time（★）／Wasted Time (Reprise)（★）／Victim of Love（★）／Pretty Maids All in a Row（★）／Try and Love Again（★）／The Last Resort（★）第二部（DISC 2-3）・ファースト：Take It Easy／Witchy Woman（★）／Peaceful Easy Feeling・ならず者：Tequila Sunrise／Desperado・オン・ザ・ボーダー：Already Gone／Best Of My Love（★）・呪われた夜：One Of These Nights／Take It To The Limit／Lyin' Eyes・ロング・ラン：In The City／I Can't Tell You Why／Those Shoes／Heartache Tonight・その他（ジョー・ウォルシュ）：Funk #49／Rocky Mountain Way／Life's Been Good・その他；Seven Bridges Road／The Boys of Summer ※注：「★」印は公式盤『LIVE FROM THE FORUM MMXVIII』で聴けない曲。……と、このようになっています。ショウは二部構成となっており、「第一部＝ホテル・カリフォルニア全曲」＋「第二部＝グレイテスト・ヒッツ」。本作ではショウの意義も重視し、生演奏版ホテル・カリフォルニアをDISC 1に、残りをDISC 2-3に配した３枚組に仕上げてあります。そのコンセプトは『MADISON SQUARE GARDEN 2021』と同一ですが、2022年は試行錯誤の結果かマイナーチェンジ。第二部から「Love Will Keep Us Alive」「Walk Away」「The Long Run」が削られ、よりタイトで濃厚なショウ運びになっているのです。考えてみれば、24歳の若者に対して「父親をコピーするだけのキャリア」を望むのは酷な話。ディーコンの離脱は必然だったのかも知れません。ともあれ、イーグルスは再び新章に入りました。本作は、そんな最先端のショウを極上フル体験できる３枚組。ディーコン・フライ脱退の発表直後に行われた「2022年４月19日コロンバス公演」の極上オーディエンス録音。伸びやかなヴォーカルの鳴りに空間感覚も感じますが、オーディエンスっぽいのはそれくらい。芯は力強く真っ直ぐ耳元まで届き、ディテールも鮮明。サポートを含めて８人編成の大所帯にも関わらず、１人ひとりの１音１音がくっきり。メロディが重なり合っても混じらないセパレート感も素晴らしい名録音です。大名盤『ホテル・カリフォルニア』の完全演奏を軸とした最新ステージをフル体験できる３枚組です。Nationwide Arena, Columbus, OH, USA 19th April 2022 TRULY PERFECT SOUND Disc 1(50:36) Hotel California 1. Hotel California 2. New Kid In Town 3. Life In The Fast Lane 4. Wasted Time 5. Wasted Time (Reprise) 6. Victim Of Love 7. Pretty Maids All In A Row 8. Try And Love Again 9. The Last Resort 10. Don Henley speaks Disc 2(51:22) 1. Seven Bridges Road 2. Take It Easy 3. One Of These Nights 4. Peaceful Easy Feeling 5. Witchy Woman 6. Take It To The Limit 7. Tequila Sunrise 8. In The City 9. I Can't Tell You Why 10. Lyin' Eyes Disc 3(56:26) 1. Those Shoes 2. Life's Been Good 3. Already Gone 4. Funk #49 5. Heartache Tonight 6. Rocky Mountain Way 7. Desperado 8. The Boys Of Summer 9. Best Of My Love Don Henley - vocals, drums, percussion, rhythm guitar Joe Walsh - guitars, vocals, keyboards Timothy B. Schmit - bass, vocals, harmonica Vince Gill - guitars, vocals Scott F. Crago - drums, percussion Steuart Smith - guitars, mandolin, backing vocals Will Hollis - keyboards, backing vocals Michael Thompson - keyboards, accordion, backing vocals