Name: Pink Floyd ピンク・フロイド/England,UK 6.27.1970 Upgrade
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Pink Floyd ピンク・フロイド/England,UK 6.27.1970 Upgrade

世界で最初にブラス／コーラス入り「原子心母」が披露された1970年の“バス・フェスティバル”。歴史的な一夜を伝える伝説ライヴアルバムがまさかのアップグレード。「GRAF ZEPPELIN」による最高峰更新サウンドCDでリリース決定です。そんな本作に刻まれているのは「1970年６月27日シェプトン・マレット公演」。15万人を動員したことでも記録に残る“Bath Festival Of Blues And Progressive Music”に出演した際のオーディエンス録音です。1970年と言えば精力的なツアーを重ねつつ、革命的な『原子心母』を製作していた時代。まずは、そんな当時の活動概要をスケジュールで俯瞰し、当店コレクションも整理してみましょう。・１月10日ー２月28日：欧州#1（18公演）←※LIVE AT LEEDS他《３月１日『原子心母』制作開始》・３月５日ー30日：欧州#2（15公演）←※NUREMBERG 1970他・４月９日ー５月16日：北米#1（17公演）←※FILLMORE WEST 1970他《機材盗難でツアー中断》・６月27日ー７月26日：欧州#3（７公演）←★ココ★《７月26日『原子心母』録音終了》・８月８日ー９月12日：欧州#4（４公演）・９月26日ー10月25日：北米#2（20公演）←※PEPPERLAND 1970他・11月６日ー12月22日：欧州#5（21公演）←※HANOVER 1970他　これが1970年のPINK FLOYD。春先の全米ツアーはニューオーリンズでの機材盗難事件で中断され、約１影後の「欧州#3」から仕切り直し。このセクションからは先日永久保存された『KRALINGEN MUSIC FESTIVAL 1970』や『HYDE PARK 1970』といった名盤も残されています。さらに日程をフォーカスしてみましょう。「欧州#3」の詳細＊６月27日：バス・フェスティバル　←★本作★＊６月28日『KRALINGEN MUSIC FESTIVAL 1970』・７月12日：アーヘン公演＊７月16日『BBC 1970/1971（の一部）』＊７月18日『HYDE PARK 1970』・７月22日＋26日（２公演）《７月26日『原子心母』録音終了》劣化のあった初演「原子心母」をプロショット音声で補填 ……と、このようになっています。本作の“バス・フェスティバル”出演は「欧州#3」の初日。つまり、ツアー再開の一発目でもありました。このショウは古くから名録音が知られてきたわけですが、本作はその最高峰を更新する新名盤です。土台となっているのは、10年ほど前に有名コレクター「Neonknight」氏が発掘したリール・マスターのDATコピー。その後も様々な枝葉が発掘されていますが、基本の音のと良さが素晴らしく、今なおベストとされるマスターです。ただしこのDATコピーは大きな難点があった。肝心要の「The Amazing Pudding（Atom Heart Mother）」にテープ劣化があり、かなり音が歪んでいたのです。見事、永久保存に相応しいサウンドで歴史的初演を完全再現したライヴアルバムなのです。そのアップグレードの要となったのは、同日のプロショット。この日の「The Amazing Pudding（Atom Heart Mother）」はオーディエンス録音だけでなくモノクロのプロショット映像も有名なのですが、本作はその音声を活用。テープ劣化の起きたパートをプロショット音声に差し替えているのです。しかも、このプロショット音声は土台の長尺オーディエンス録音との相性が良かった。もちろん精緻なマスタリングで音像を似せてもいますが、切り替え部でも極めて自然な仕上がり。ほとんど違和感のないライヴアルバムに仕上がっているのです。異常レベルの細密マスタリングが実現させた最高峰更新サウンドもちろん、補完パートだけに留まらず、本作は全編を通して「GRAF ZEPPELIN」の細密マスタリングを実施。1/1000秒の狂いも許さないピッチ／位相補正や各種ノイズ処理も綿密に施されています。今回、特に効果的だったのは位相補正でしょうか。この録音は元々モノラルなので位相補正の意味などないかと思いきや、実はこれが「GRAF ZEPPELIN」の細密マスタリングにはことさら重要なのです。70年代にはよくあることなのですが、この録音の大元マスターはステレオ・テープにモノラル録音されている。左右の２チャンネルに同じモノラル録音が記録されているわけですが、実は右と左で劣化具合が異なりますし、ここで位相のズレも発生してしまう。従来盤は位相のズレたステレオ・テープをそのままデジタル化してるケースがほとんどで、（モノラル録音にも関わらず）ステレオ感が微妙に偏っていたりします。その点、本作は位相を厳密に揃えた上でモノラル化しています。この最大の狙いは「左右チャンネルのベスト・パートで再構成する」こと。「GRAF ZEPPELIN」は、左右チャンネルで状態の良いパートを組み合わせ、フル・ライヴアルバムに仕上げているのです。しかも、そのパート選択はゼロ・コンマ以下の一瞬の劣化でも見逃さない。ここで先の「位相補正」が活きてくる。厳密に揃えられているからこそ、左右チャンネルが切り替わっても演奏に違和感がまったく発生せず、緻密な作業が施されているなどと（知っていても）分からないほど自然なフル・ライヴアルバムが実現しているのです。世界で初めて“ジョン・オールディス合唱団”と“フィリップ・ジョーンズ・ブラスアンサンブル”が参加して演奏された「原子心母」。そのフルショウを最高峰更新サウンドで永久保存したライヴアルバムです。歴史的な初演をプロショット音声を活用して復元し、ショウ全編も「GRAF ZEPPELIN」の偏執的マスタリングで最高峰を更新。まさに文化遺産以外の何物でもない１枚。リマスター・メモ初めてThe Amazing Pudding (Atom Heart Mother)をブラス隊・コーラス付きで演奏した'70年重要ライブがレーベル初登場！お馴染みNeonknightによる2013年マスタートランスファーをベースに、その音源で問題のある終盤The Amazing Pudding(AHM)をプロショット映像の音声に差し替えライブ全長収録！メイン部分は、ピッチ修正、位相修正後に完全モノ化し、音の偏りは解消。終盤The Amazing Pudding部は、当日のプロショット映像の音声を徹底リマスターしメインに収録！ラッキーな事にこの日の映像はThe Amazing Puddingのみですが、26分に及ぶ完奏テイクで撮影されており、'00年代初頭に「Mind Your Mother」(DVD)などのタイトルで登場、かなり話題にもなりました。近年もEarly Years Boxに収められましたが、そこでは4分にも満たない収録で、しかも音声はBBC '70を被せるという、まさかの結果に。今回はメイン音源では音量の低下やテープスピードの乱高下の問題がはらむThe Amazing Puddingをその映像音声に丸ごと差し替え収録。帯域調整などが施されていますが、この映像音声、メインのAudモノ音源に非常に似通った質感なのもラッキーで、SBなのか、マイク録りのAudなのか、どうにもよく分からない質感なのも謎(＊演奏序盤には何故かAudと同じ箇所にマイクノイズのようなものもある)。しかし17:40付近からの「Mind Your Thoats Please(喉に気をつけて)」パートがテープ再生パートなのか、ここにはライブ音声が収録されていません(カットではなくテープは進んでいるが無音でテープノイズのみ)ので (これがSB経由音声の証明でしょうか？)、ここが今回メインのAud音源ではしっかり聞こえていますので、それが2分半ほどパッチされています。ライブ終演後のMCなどを含むパート(30秒弱)は元々メインのAud音源には収録されていませんでしたので、これにて過去最長収録の最高品質決定盤となりました。世界で初めてブラス／コーラス入りの「原子心母」が演奏された「1970年６月27日バス・フェスティバル公演」の伝説オーディエンス録音。現存ベストであるリール・マスターのDATコピーを「GRAF ZEPPELIN」が磨き上げた最高峰更新盤で、劣化していた「The Amazing Pudding（原子心母）」をプロショット音声で補完。全編でも異様な精度の細密マスタリングで磨き込まれた文化遺産アルバムです。Bath Festival Of Blues And Progressive Music, Shepton Mallet, Somerset, UK 27th June 1970 UPGRADE!!! (72:29) 1. Green Is The Colour 2. Careful With That Axe, Eugene 3. A Saucerful Of Secrets 4. Set The Controls For The Heart Of The Sun 5. Tuning ★0:32以降Src2 6. The Amazing Pudding(★ブラス・コーラス付き) ★0:00-17:40Src2 / 17:40-20:09 Src1 / 20:09以降Src2 with Philip Jones Brass Ensemble and John Alldis Choir, Conducted by John Alldis 7. Ending ★丸ごとSrc2