全盛の80年代でもレア曲が美味しいにも関わらず、音源が少ない秘境“SAVAGE AMUSEMENT Tour”。その新たなマスター・ピースが登場です。そんな本作に吹き込まれているのは「1988年12月22日パリ公演」。その極上オーディエンス録音です。“SAVAGE AMUSEMENT Tour”と言えば、当店の『BLOOMINGTON 1988』が新定番として人気を博したのも記憶に新しいところですがM本作とはレッグが異なる。まずは、当時の活動概要から両作の位置関係をチェックしてみましょう。1988年・4月17日ー26日:ロシア(10公演)《4月18日『SAVAGE AMUSEMENT』発売》・5月27日ー10月29日:北米(77公演)←※BLOOMINGTON 1988・11月29日ー12月22日:欧州#1(16公演)←★ココ★ 1989年・1月3日ー3月8日:欧州#2(42公演)・8月12日+13日:Moscow Music Peace Festival出演《11月9日:ベルリンの壁崩壊》話題の名手“Stephane”コレクションの新名盤これが1988年/1989年のSCORPIONS。『BLOOMINGTON 1988』がアメリカ編だったのに対し、本作はヨーロッパ篇。『BLOOMINGTON 1988』の約2ヶ月半後となる「欧州#1」の最終日でした。そんな現場を真空パックした本作は、話題の達人コレクションから発掘された新名盤。そう、かの“Stephane”氏による大元マスター起こしなのです。そのサウンドは、まさに極上。『BLOOMINGTON 1988』もクリアな極上級ではありましたが、比較してしまうと本作の方が数段上を行く。芯が極太なだけでなく密度たっぷりで、やたらとオン。しかも、それだけパワフルなのにビビリも歪みもなく、細部の微細部まで鮮明。ルドルフ・シェンカーのカッティングも切れ味鋭く、マティアス・ヤプスとのセパレート感もバツグンです。音色的にサウンドボードと間違えたりはしないものの、距離感ゼロなダイレクト感や細やかなディテールはサウンドボードと思いたくなる。実のところ「Don't Stop at the Top」の中盤以降に右チャンネルにわずかなノイズも拾っていたので永久保存は見送られましたが、それはあくまで些細な話。全体的にはプレス化でもおかしくない超ダイレクト録音なのです。しかも、本作はその最高峰更新盤。ネットに登場した原音は1/4音ほどピッチが高かったですが、本作はビシッと整えてあります。全盛の勢いそのままにレア曲も満載なフルショウ 流石さすがの“Stephaneサウンド”で描かれるのは、『SAVAGE AMUSEMENT』の貴重曲も美味しいフルショウ。セットは『BLOOMINGTON 1988』と同一ではありますが、本作は「ツアーNo.1」の玉座を奪い取る新王者。今後、“SAVAGE AMUSEMENT Tour”の代表作として君臨していくのは間違いありませんので、ここで再掲しておきましょう。サヴェイジ・アミューズメント(5曲)・We Let It Rock... You Let It Roll(★)/Rhythm Of Love/Every Minute Every Day(★)/Media Overkill(★)/Don't Stop At The Top(★)クラシックス(13曲+α)・禁断の刺青:Big City Nights/Bad Boys Running Wild/Still Loving You/Coming Home/Rock You Like A Hurricane・ブラックアウト:Blackout/Can't Live Without You/No One Like You/Dynamite・その他Make It Real/The Zoo/Coast To Coast/Holiday/Six String Sting※注:「★」印はこのツアーだけの限定曲。それにしても凄いサウンド。素晴らしいライヴアルバムです。『SAVAGE AMUSEMENT』がポップすぎると言われたのは当時の話であり、今となっては豊かなメロディと全盛の勢いに満ちた名盤。本作に詰まっているのは、その名曲群も楽しめる80年代でも極めつけのフルライヴなのです。これまで聴けるだけでも有り難かった“SAVAGE AMUSEMENT Tour”ですが、本作はその最高峰をグイッと引き上げ、「サウンドボード代わり」「オフィシャル代わり」として楽しめる域にまで達した新名盤。「1988年12月22日パリ公演」の極上オーディエンス録音。話題の名手“Stephane”氏コレクションから発掘された大元マスター起こしで、芯が極太なだけでなく密度たっぷりで、やたらとオン。細部の微細部まで鮮明でルドルフのカッティングも切れ味鋭く、マティアスとのセパレート感もバツグンです。レア曲満載な“SAVAGE AMUSEMENT Tour”のNo.1に輝く新王者のライヴアルバムです。Palais Omnisports de Paris-Bercy, Paris, France 22nd December 1988 TRULY PERFECT SOUND Disc:1 (55:35) 1. Intro false start 2. Intro 3. We Let it Rock...You Let it Roll 4. Blackout 5. Big City Nights 6. The Rhythm of Love 7. Every Minute Every Day 8. Bad Boys Running Wild 9. Media Overkill 10. Make it Real 11. Coast to Coast 12. Holiday 13. Still Loving You Disc:2 (51:00) 1. Don't Stop at the Top 2. Can't Live Without You 3. drum solo 4. guitar solo 5. Coming Home 6. The Zoo 7. Rock You Like a Hurricane 8. No One Like You 9. Dynamite