70年9月にセカンド・アルバムをリリースしますが、それよりも前に多くの新曲をライブで披露していました。70年6月13日、キャピトル・シアターでのファースト・ショウ、セカンド・ショウを共に恐らくコンプリート、サウンドボード録音で収録。70年のライブにおいて最も音質が優れている音源なのですが、今回はそのマスターからのファースト・ジェネレーションのテープよりCDRにした音源をダイレクトにCDR化しました。69年のウッドストックでのバンド演奏、それに続くサンタナのファースト・アルバムは、大いなる称賛を集めました。その成功はメンバーにプレッシャーを与え、リード・ボーカルとオルガンのグレッグ・ローリーと、バンド・リーダーのカルロス・サンタナの二人は、異なる音楽の方向性を浮き彫りにしていきます。グレッグは他のバンドメンバー数名と共に、バンド設立当初から重要な要素であったハード・ロックを押し進め、一方サンタナはブルースとロックよりも、ジャズ的で幻想性を求めるようになっていきます。ガボール・サボー、マイルス・デイビス、ファラオ・サンダース、ジョン・コルトレーンに魅了されていたカルロスは、スピリチュアルへの関心も高まっていきます。ただその方向性の違いが寧ろサウンドに彩りを与え、絶妙のバランスを生み、ギターやキーボードだけでなく、強烈なパーカッションが入ることで、結果サンタナ独自の音楽を展開させていくのです。それはライブ・アンサンブルにおいてもそうで、それが如実に楽しめるCDRとなっています。Capitol Theatre Port Chester, NY June 13, 1970 8:00 PM & 11:00 PM Shows Disc 1 8:00 PM SHOW 01 Se A Cabo 02 Black Magic Woman / Gypsy Queen 03 Savor 04 Jingo 05 Oye Como Va 06 Toussaint L'Overture 07 Evil Ways 08 Treat 09 Persuasion 10 Gumbo Disc 2 11:00 PM SHOW 01 Se A Cabo 02 Black Magic Woman / Gypsy Queen 03 Savor 04 Jingo 05 Oye Como Va 06 Toussaint L'Overture 07 Evil Ways 08 Treat 09 Persuasion 10 Gumbo 11 Incident At Neshabur 12 Conquistadore Rides Again