リリースした「OUT THERE CHARLOTTESVILLE 2015」はポール2015年ツアーからの極上録音ということで好評をいただいておりましたが、このリリース後にシャーロッツビルのライブから新たなオルタネイト・レコーディングが登場したのです。しかもその音質が凄い!前回のリリースよりもさらに音圧を増した音像とクリアネスを前にしたところ「これもリリースしない訳には行かない…」迷わず今回のリリースを決定したのです。とにかく今回のオーディエンス録音は音像が近い。それでいて広がりのあるクリアネス。それは「One After 909」や「Temporary Secretary」といったこの日の売りとなるレパートリーを聴けば一目瞭然。例えば前者ではラスティ・アンダーソンのギター・プレイがまるでサウンドボードのようなリアルさを持って迫ります。テクノ・ナンバー「Temporary Secretary」の方では何と言っても、あのピコピコ、のらりくらりとしたリズム・メロディが生々しく聴こえてしまう…笑。もう一つの魅力は最初に「OUT THERE CHARLOTTESVILLE 2015」としてリリースした音源よりもライブが盛り上がって聴こえるという(笑)ことも魅力でしょう。しかし「Temporary Secretary」のような曲が始まると周囲が大人しくなるのは相変わらず。やはりシャーロッツビルの観客がビートルズ・ナンバーを期待して集まった人たちが多かったことは間違いないようです…なんだかね。このセットリストで4月末の日本公演だったらライブ全編が大盛り上がり大会でしょうに。となれば「Hey Jude」のようなスタンダードでの盛り上がりの凄まじさが体感できる点も前回の音源以上かと思われます。ところが、アンコールの「Another Girl」になるとビートルズ・ナンバーでも歌が始まった途端にサーっと静かになる。何という解りやすさでしょうか。こうした盛り上がりの極端さが際立つのも今回のオルタネイト・レコーディングの特徴だと言えます。しかもここで聴かれる「Another Girl」、かなりの熱演なだけに余計もどかしい…いやはや。ところがポールとの掛け合いでは大盛り上がり、「Yesterday」が始まると大合唱。よってポール自身はライブを楽しんでいたことでしょう。本当にアップダウンの激しい盛り上がりとギターを中心としたリアリティが溢れる音像が楽しめる究極のオルタネイト・レコーディング!!まさに「ULTIMATE SOUND」!ポールの2015年USツアーの最高音質盤です。Live at John Paul Jones Arena, Charlottesville, VA. USA 23rd June 2015 ULTIMATE SOUND Disc (75:08) 1. Eight Days A Week 2. Save Us 3. Got to Get You Into My Life 4. One After 909 5. Temporary Secretary 6. Let Me Roll It 7. Paperback Writer 8. My Valentine 9. Nineteen Hundred and Eighty-Five 10. The Long and Winding Road 11. Maybe I'm Amazed 12. I've Just Seen a Face 13. We Can Work It Out 14. Another Day 15. Hope for the Future 16. And I Love Her 17. Blackbird 18. Here Today Disc 2(60:40) 1. New 2. Queenie Eye 3. Lady Madonna 4. All Together Now 5. Lovely Rita 6. Eleanor Rigby 7. Being for the Benefit of Mr. Kite! 8. Something 9. Ob-La-Di, Ob-La-Da 10. Band on the Run 11. Back in the U.S.S.R. 12. Let It Be 13. Live And Let Die 14. Hey Jude Disc 3(32:46) 1. Audience 2. Another Girl 3. Hi, Hi, Hi 4. Can't Buy Me Love 5. Yesterday 6. Helter Skelter 7. Brings People On Stage 8. Golden Slumbers 9. Carry That Weight 10. The End