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“オーディエンス録音”の常識をひっくり返した「LIVE TOGETHER」のテーパー・コレクションから、2009年ツアー２日目のライヴアルバムが独占登場です。「LIVE TOGETHER」が登場した際の衝撃は同時リリースの「TOKYO 2009 1ST NIGHT」の解説に譲りますが、あのテーパーはジェフ・ベックの単独公演も記録しており、３日目NHKホール公演の「TOKYO 2009 THIRD NIGHT」に続き、初日「TOKYO 2009 1ST NIGHT」、２日目「TOKYO 2009 2ND NIGHT」も登場となったのです。そんな本作が録音されたのは「2009年２月７日東京国際フォーラム公演」。初日と同じ会場の翌日です。そしてまた、本作も凄まじいまでの超・高音質。埼玉アリーナの「LIVE TOGETHER」、NHKホールの「TOKYO 2009 THIRD NIGHT」、そして東京国際フォーラムの本作と、音響がまるで違うにも関わらず、どの会場でも“超”の付く極上サウンドを外さないとは……。とは言え、同テーパー・同会場・翌日公演であっても、「TOKYO 2009 1ST NIGHT」とはまたニュアンスが違う。もちろん、異常なほどの超・高音質であることには変わりありませんが、低音の響きに特徴があった「TOKYO 2009 1ST NIGHT」に対し、本作は中・高音域の伸びが素晴らしく、まるでクリスタル・ガラスのワイングラスのよう。ギターサウンドは弦の凹凸までもが感じられそうなほど繊細で、ダイレクト感はまさに“輝く”としか言えない眩しさを誇っている。また、現場の観客もそのクリアさ、ダイレクト感を際立たせている。曲間に起きる歓声を聞くに、その大盛況ぶり、熱狂ぶりは分かるのですが、いざ演奏が始まるとまったく音を立てない。衣擦れの音でさえ響きそうな静寂は、ただの無音ではない。演奏に聴き入る集中力、１音も逃すまいという緊張感さえも伝える静寂なのです。そんな大気の中を踊り、切り裂き、響き渡るジェフのギター。１日１日で演奏の表情が千変万化するジェフですが、サウンドのせいもあってか、この日は触れれば壊れそうなほどの閃きを感じさせてくれるのです。もちろん、ギターだけではありません。2009年型ジェフ・ベック・グループは、歴代でも最高レベル。どんな賞賛の言葉を贈っても足りない名手ヴィニー・カリウタに、キュートなルックスに似つかわしくない腕で世界を揺るがしたタル・ウィルケンフェルド、それにピーター・ガブリエルが「ミュージシャンの中のミュージシャン」呼び、スタンリー・クラークやジョン・マクラフリン、ビリー・コブハムさえもが欲しがるデイヴィッド・サンシャス。いずれ劣らぬ天才たちが、クリスタル・クリアに輝く音世界に踊るのです。このライヴの時、若干22歳だったタルの活躍は凄い。50代で栄光の実績・経歴をたっぷりと積み重ねていたカリウタ、サンシャスにも１歩も譲らず、「’Cause We've Ended As Lovers」中盤のソロでは、見とれるジェフや観客の姿が浮かんでくるほど表情豊か。「TOKYO 2009 1ST NIGHT」では、豊かな低音でジェフの世界をスケールアップさせていましたが、本作ではピッキング・ニュアンスまで繊細で、ジェフのギターと妖艶に絡み合う。「Brush With The Blues」では、カリウタが入れた遊びのシンバルにもベースが続き、互いに微笑みながら演奏していたのですが、そんな余裕は音だけの本作からもアリアリと伝わってくるのです。特に22歳と言えば「ROGER THE ENGINEER」を発表した時のジェフと同年齢。このライヴの後も活躍を続ける彼女ですが、これからもどれほどの名演を残してくれるか、末恐ろしいほどです。“JEFF BECK IN JAPAN”の歴史でも、最高レベルのミュージシャンに囲まれ、充実の極みを聴かせてくれた2009年の来日公演。クラプトンとの共演２日間だけでなく、単独コンサートの初日・２日目・３日目までもが超・極上サウンドで記録されていた。このテーパーは去年ブートレッグ界に登場したばかりでありながら、１本１本発表するごとに“オーディエンス録音”の常識を壊し、可能性を広げ続けている。そんな天才テーパーと天才ギタリストと天才ミュージシャンが、同じ空間を共有したからこそ生まれた逸品。記録した際には公表するつもりがなかった“純にプライベート”な録音でありながら、音源史までも揺るがしている超・極上のライヴアルバム。Live at International Forum, Tokyo, Japan 7th February 2009 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters) Disc 1 (43:51) 1. Intro 2. Beck's Bolero 3. The Pump 4. Eternity's Breath 5. You Never Know 6. 'Cause We've Ended As Lovers 7. Behind The Veil 8. Blast From The East 9. Stratus 10. Angel 11. Drum Solo 12. Led Boots Disc 2 (40:32) 1. Nadia 2. Space Boogie 3. Goodbye Pork Pie Hat 4. Brush With The Blues 5. Blue Wind 6. A Day In The Life 7. Band Introduction 8. Where Were You 9. Scottish One 10. Big Block Jeff Beck - guitar Tal Wilkenfeld - bass Vinnie Colaiuta - drums David Sancious - keyboards

拡大表示	Jeff Back ジェフ・ベック/Tokyo,Japan 02.07.2009 Complete 販売期間: 価格: 1,649円 (税込) 購入数: 個 在庫 在庫あり 返品についての詳細はこちら この商品について問い合わせる