70年代中頃オーネット・コールマンのバンドに在籍し、70年代の後半よりソロ活動を開始後は、ハーモロディック奏法なる伴奏とメロディーをごちゃ混ぜにしたようなギタープレイとアミン・アリ率いるバックバンドのファンキーなグルーヴでジャス界に衝撃を。そしてその後のアルバム『オデッセイ』リリース後の1984年のライブから、6月29日カナダ、モントルーでの恒例「モントルー・ジャズ・フェス」と、7月スウェーデン、スカニアでのコンサートを、各ディスクにラジオ・オンエアー・マスターからのサウンドボード音源にて52分づつ収録。まずソロ転向後は、ブルースやファンクの影響を大きく取り込み、ジャズと言うよりは前衛ブルース、ファンクといった独自の路線を切り開いてきた中、ここでは80年代までのハーモロディック奏法を前面に打ち出したフリー寄りサウンドと、『オデッセイ』に見られたソウル・ブルース色をうまくブレンドしており、よってセットも共に同アルバム・ナンバーがメインに。またメンツも盟友アミン・アリを含む基本的なトリオ編成に加えて、ここではエレクトリック・ヴァイオリンが参加していることで、マハヴィシュヌ・オーケストラを彷彿させる展開もあり、ウルマーの新たな方向性も感じられる逸品。Recorded in Kristianstad, Scania, Sweden, unknown date in July, 1984 / Soundboard Recording DISC 1 : 1. CHURCH 2. MR. TIGHT HAT 3. CHEERING 4. RECESS 5. LITTLE RED HOUSE 6. REVEALING 7. PLEASE TELL HER 8. I NEED LOVE - ARE YOU GLAD TO BE IN AMERICA? Recorded at Festival International de Jazz de Montreal, St. Denis Theatre, Montreal, Quebec, Canada, June 29th / Soundboard Recording]DISC 2 : 1. RECESS 2. PLEASE TELL HER 3. ARE YOU GLAD TO BE IN AMERICA? 4. I NEED LOVE - LOVE DANCE 5. REVEALING 6. FUNK IS THE PREACHER 7. unknown James "Blood" Ulmer - electric guitar, vocals / Charles Burnham - electric violin / Amin Ali - electric bass / Warren Benbow - drums