ヒューバート・サムリンは1950年代から60年近くに渡り、ハウリン・ウルフの右腕ギタリストとして高い評価を受けつつ、現役でブルース・シーンを支え、2011年12月に79歳で死去。その彼のまさに最後期の晩年となる2010年5月13日ニューヨークの名ブルース・クラブ、B.B.キングスでのクラブ・ギグの模様を、近年テーパーにより公開された良好オーディエンス・マスターから1時間49分にわたりほぼフル収録。そして2部構成のショーはサムリンを中心に、筋金入りのブルースメン達ががっちり脇を固める中、ニューヨークと言えばのデヴィッド・ヨハンセンがボーカルで参加しており、円熟の渋い歌声を披露。またセカンド・セットでは名ギタリスト、ポパ・チャビーも登場し、サムリンと和気あいあいとしたギター・バトルを繰り広げたり、またセットも「SPOONFUL」に「『LITTLE RED ROOSTER』、「SITTING ON TOP OF THE WORLD」、「KILLING FLOOR」に「GOIN' DOWN SLOW」などロック・ファンにもおなじみのナンバーが目白押し。 なお彼を崇拝するギター・プレイヤーは星の数ほど存在し、ジミヘンをはじめとして、この2年後2012年2月にニューヨークのアポロ・シアターにて行なわれた追悼ベネフィット・コンサートでは、キース・リチャーズにクラプトン、、スティーヴ・ジョーダン、ウィリー・ウィークス、ドイル・ブラムホール2世、デレク・トラックス、スーザン・テデスキ、エルヴィス・コステロなど超豪華なメンバーが参加しており、彼の影響力がどれほどのものであったかを知るにもマスト・アイテム。Recorded at B.B. Kings, NYC, NY, USA May 13th 2010 : Audience Recording DISC 1 : -First Set- 1. SAME THING 2. 44 BLUES 3. SHAKE FOR ME 4. BUILT FOR COMFORT 5. SPOONFUL 6. HIDDEN CHARMS 7. LITTLE RED ROOSTER 8. EVIL 9. WHO'S BEEN TALKIN' 10. I AIN'T SUPERSTITIOUS DISC 2 : -Second Set- 1. 300 POUNDS OF JOY 2. SITTING ON TOP OF THE WORLD 3. FEED ME 4. THIS LITTLE GIRL IS MINE 5. KILLING FLOOR 6. SMOKESTACK LIGHTNING 7. CRAWLING KING SNAKE 8. GOIN' DOWN SLOW 9. STOP THAT TRAIN Hubert Sumlin – guitar / Jim Weider – guitar / David Johansen - vocals, harmonica / Tony Garnier – bass / Brian Mitchell – keyboards / unknown – drums / Popa Chubby - guitar (Second Set)