英国ロックの象徴とも言うべき2人の英雄がタッグを組んだ奇跡のシングル『Dancing In The Street』。関連音源も一大集成したコンピレーション・アルバムがリリース決定です。そんな本作に収められているのは、5バージョンに及ぶ「Dancing In The Street」と8曲分のライヴ音源。すべて超極上のステレオ・サウンドボード録音なだけでなく、ロック史でも特別な輝きを放つ超・豪華共演テイクばかりです。大きく3つのセクションに分類できますので、それぞれ個別にご紹介していきましょう。5テイクに及ぶ「Dancing In The Street」本作のメインとなるのは、共演チャリティ・シングル『Dancing In The Street』。1985年にイギリスだけで66万1000枚を売り上げたという大ヒット・シングルですが、そのB面などで様々なバージョン違いも収録されました。本作は、そんな別バージョン5種を網羅しています。冒頭に収録されているのは、メイン・トラックとなる7インチ・シングルの「Bob Clearmountain Mix」。「Instrumental Version」や「Eted Version」といったお決まりの別バージョンもありますが、やはり面白いのはリミックス。「Dub Version」はよりリズミックに生まれ変わっていますし、ダイナミックでゴージャスな「Extended Dance Mix」も最高です。“LIVE AID”のライヴ(5曲)続いて登場するのは、世紀の一大イベント“LIVE AID”に出演したデヴィッド・ボウイのサウンドボード・ライヴ。そもそもシングル『Dancing In The Street』は“LIVE AID”と連動したもの。当初はボウイが英国ウェンブリー・スタジアムで、ミックが米国JFKスタジアムで歌い、宇宙中継のシンクロ共演が計画されていました。しかし、当時の技術ではどうしても約半秒の誤差が発生してしまい、口パクを交えなければ共演できなかった。もちろん英雄2人がそんな処理を許容するはずもなく、ライヴ共演はお流れ。代わってイベントの2週間後にシングルを制作することとなったわけです。本作では、そんな経緯を踏まえてボウイの“LIVE AID”パートを特集。ソロ・ステージ4曲とハイライトの「Do They Know It's Christmas?」の5曲を収録しています。ボウイとティナの共演ライヴ(2曲・3テイク)最後は“LIVE AID”の約3ヶ月前に実現したボウイとティナ・ターナーによるデュエット・ライヴ。「1985年3月23日バーミンガム公演」のステレオ・サウンドボード録音です。ティナの“PRIVATE DANCER Tour”の一幕で、当店の名作プロショット『BIRMINGHAM 1985(Uxbridge 1939)』としてもお馴染みのライヴでして、終盤にボウイがゲスト参加。デュエットで歌う「Tonight」とアレンジ違いの2バージョンで演奏される「Let's Dance」を披露するのです。デヴィッド・ボウイ、ミック・ジャガー、そしてティナ・ターナー。1985年に実現した奇跡の共演を集成した美味しい名作コンピレーション・アルバムです。コレクションのヌケを補完するだけでなく、スター達が眩しく輝いていた時代そのものを濃厚に感じられる超極上サウンドボード。伝説の大競演シングルをフィーチュアした名作コンピレーションがリリース。「Dancing In The Street」×5バージョンだけでなく、LIVE AIDのボウイ・ステージやティナ&ボウイの共演SBDも楽しめます。DAVID BOWIE & MICK JAGGER – DANCING IN THE STREET (50:53) David Bowie, Mick Jagger 1. Dancing In The Street (7" Bob Clearmountain Mix)★ David Bowie Live Aid, Wembley Stadium, London, UK 13th June 1985 2. TVC 15 3. Rebel Rebel 4. Modern Love 5. Heroes Band Aid 6. Do They Know It's Christmas? David Bowie & Mick Jagger 7. Dancing In The Street (12" Edited Version)★ 8. Dancing In The Street (12" Dub Mix)★ 9. Dancing In The Street (7" Instrumental)★ 10. Dancing In The Street (12" Extended Dance Mix)★ Tina Turner NEC, Birmingham, UK 23rd March 1985 11. Tonight (Duet With David Bowie) 12. Let's Dance - Version I (Duet With David Bowie) 13. Let's Dance - Version II (Duet With David Bowie) Tina Turner - Vocals James Ralston - Guitar/ Vocals Jamie West-Oram - Guitar/ Vocals Tim Capello - Keyboards/ Saxophone Bob Felt - Bass / Vocals Kenny Moore - Piano/ Vocals Jack Bruno - Drums