Name: Led Zeppelin レッド・ツェッペリン/AL,USA 1973 Complete Soundboard Edition
SKU: CDN-15067
Price: 1940 JPY
Availability: InStock

Led Zeppelin レッド・ツェッペリン/AL,USA 1973 Complete Soundboard Edition

ZEP1973年アメリカ・ツアー前半の定番サウンドボードである5月13日のモービル公演。数ある73年SBDの中でも特にクリアーで聞きやすい音質であったことから懐かしの『MOBILE DICK』を皮切りとして多くのアイテムが生み出されてきましたが、それらを一掃する決定版となったのが2019年リリースの『DEFINITIVE MOBILE 1973』。ジェネレーション不明のマスターを元にしつつも、dadgadによるリマスターの仕上がりは一聴して解るほどのアッパー感を覚える見事なものでした。それ故にリリース当初は文句なしの決定版となった訳ですが、そのリリースからも早五年以上の歳月が経過。それに音質の向上ぶりは確かなものだった一方、dadgadにありがちな不自然さが散見されていたのもまた事実。ちょっとステレオ風な音の広がりを演出していたり、あるいはいくつかの曲のイントロで複数のジェネ違いをつないだ形跡が散見されたりもしていた。非常に洗練された万人向けの聞きやすさを兼ね備えていた点は流石ですが、それがナチュラルか？と言えば違うのは明らか。ところが今回のリリースに際しては正真正銘のファースト・ジェネレーションのコピーを入手。その音質の差ときたら。『DEFINITIVE MOBILE 1973』とは丸っきり別次元のナチュラルさが鮮烈。勿論、作業と監修は「GRAF ZEPPELIN」これはもう一聴して解るレベルでして、今回の実に素直な音質と比べると、前回はジェネ不明コピーをdadgadが技で垢抜けた仕上がりに生まれ変わらせていたのだということがよーく解ります。非情にもdadgadがどんなに頑張って作り込もうとも、今回のファースト・ジェネレーションのナチュラルさに及ばない。こうして非常にスッキリとした音質で聞けるようになった一方、所々でプラントの歌声の歪みが若干ながら出ていますが、皮肉なことにこれもまたファースト・ジェネレーションだからこその状態であるのです。というのも、これまでのリリースは大なり小なりジェネ落ちが生じており、それをごまかす為にノイズリダクションが加えられていた。これが結果として歌声の歪みが緩和されただけでしかなく、今回のナチュラルなクリアーさの前には敵わない。例えば一時期はモービル73の決定版ともてはやされたMidas Touch製『GOIN' MOBILE』などはその典型だったのでした。この圧倒的なアッパー感を前に改めて聞くモービルのサウンドボードは本当に魅力的。例えば「No Quarter」などはレパートリーに投入されたばかりということで75年以降の壮大な演奏と比べると、いい意味でこじんまりとした演奏がむしろ新鮮に映る。さらに既発dadgad版はイコライズによってベースラインを浮き立たせていましたが、意外にも今回のファースト・ジェネレーションを聞くと、そうした小細工がなくともジョンジーのプレイがクッキリ聞こえてくるのだから驚き。当然この日の「Rock And Roll」から「Celebration Day」にかけての彼にしては珍しい凡ミスも手に取るように解ってしまう。このように前半はツアー前半らしい手探り感がSBDに捉えられている点が本音源の大きな魅力でしたが、これが「Dazed And Confused」になると豹変。最初から最後までボンゾとジミーのハイテンションな駆け引きが冴え渡っており、ツアー前半における同曲のベスト・テイクの一つだと言えるのでは。春のヨーロッパともまた違ったテンションの高さですが、特にボンゾの快活なドラミングが全体を支配する様子は圧巻。このSBDの録音が「Moby Dick」のエンディングまでという点は従来と変わりませんが、そのナチュラルな聞き心地は数多く存在する既発アイテムを一掃する見事な仕上がり。やはりファースト・ジェネレーションならではの説得力は文句の付けようがなく、GRAF ZEPPELINの細やかな作業・監修による今回のリリースこそ、真のモービル73決定版！1st Gen音源からの最新新規リマスター。前回盤とは全く異なるベクトルのマスタリングで、意図的なステレオ・プレゼンスの加味は一切なく、全体にフラットなバランスのマスタリングがなされています。ノイズ・リダクションは一切施されておらず、EQにより帯域バランス調整がなされています。位相は修正され、片側に寄るようなことはありません。また前回盤ではイントロでの繋ぎが目立っていましたが、今回は全く問題なし。全体にヴォーカル歪みが目立つ音源ですが、除去処理すると音が濁るため敢えてそのままです。過去盤マイダス盤などで歪みが目立たないのは高域がカットされ全体にコモっているため。Live at Municipal Auditorium, Mobile, AL, USA 13th May 1973 SBD Disc 1 (59:54) 01. Introduction 02. Rock And Roll 03. Celebration Day 04. Black Dog 05. Over The Hills And Far Away 06. Misty Mountain Hop 07. Since I've Been Loving You 08. No Quarter 09. The Song Remains The Same 10. The Rain Song Disc 2 (55:36) 01. Dazed And Confused 02. Stairway To Heaven 03. Moby Dick SOUNDBOARD RECORDING