6人編成の『BEHIND THE MASK』を全英1位に送り込み、スティーヴィー・ニックス最後のツアーへと乗り出した1990年のFLEETWOOD MAC。その母国コンサートを楽しめるサウンドボード・アルバムが登場です。そんな本作に刻まれているのは「1990年8月25日マンチェスター公演」。“メイン・ロード”を舞台に記録されたステレオ・サウンドボード録音です。1990年と言えば『BEHIND THE MASK』の年になるわけですが、その歩みの中で本作はどこに立っているのか。まずは当時の活動概要から俯瞰してみましょう。・3月23日~4月9日:豪州(9公演)《4月9日『BEHIND THE MASK』発売》・4月12日~18日:豪州(4公演)・4月23日+24日:日本(2公演)・5月25日~8月1日:北米#1(40公演)・8月21日~9月19日:欧州(16公演)←★ココ★・10月17日~12月7日:北米#2(30公演)←※BETHLEHEM 1990《12月: スティーヴィー・ニックス/リック・ビトー離脱》1990年の薫り高い定番FM放送のベスト・マスター これが1990年のFLEETWOOD MAC。リンジー・バッキンガムが去った後、ビリー・バーネットとリック・ビトーを迎えた新体制で、豪州から日本、北米、そして欧州へと世界を一周していきました。ところがツアーを終えた12月、スティーヴィー・ニックスとリック・ビトーが離脱。大きな節目を迎えました。本作のマンチェスター公演は、そんな運命の約4ヶ月前。「欧州」レッグの3公演目にあたるコンサートでした。このショウは古くからFM放送された事で知られ、そのエアチェックが数々の名作を生んできた定番でもありました。本作は、そのベスト・マスターからCD化された銘品ライヴアルバムです。独特なラジオ感覚が漂うFMサウンドボードではありますが、マスター鮮度が抜群。テープのヨレもゴワゴワとした手触りもまるでなく、キリッと際立つ鮮やかな演奏音と艶やかなヴォーカルがたっぷりと溢れ出してくる。リアルな1990年の薫りが、そのまま部屋中へ広がっていくのです。そして何より素晴らしいのが、ミックスの美しさ。各楽器のバランスが綺麗に整えられ、大歓声のスペクタクルまで計算され尽くしている。セパレート感も鮮明で、アンサンブルも立体的。エアチェックならではの時代感もあるのでデジタル全盛の現代感覚で「完全オフィシャル級!」と喧伝するのは迷うものの、当時基準なら全力で太鼓判を連打したくなる素晴らしいサウンドなのです。公式映像にはなかった曲も並ぶ、約2時間の名曲の宝箱 その極上サウンドで描かれるのは、“BEHIND THE MASK Tour”ならではのステージ。このメンバーの記録として名高い公式映像『TANGO IN THE NIGHT TOUR』とはセットも異なりますので、ここで比較しながら整理してみましょう。80年代以降(7曲)・ビハインド・ザ・マスク:Save Me(★★)/Stand On The Rock(★★)・タンゴ・イン・ザ・ナイト:Isn't It Midnight/Everywhere/Little Lies・その他:Stand Back/Tear It Up(★)クラシックス(12曲)・ファンタスティック・マック:Rhiannon(★)/Landslide(★)/World Turning・噂:The Chain/Dreams/Gold Dust Woman/You Make Loving Fun(★)/Go Your Own Way(★)/Don't Stop・60年代:Stop Messin' Around(★)/I Loved Another Woman/Oh Well※注:「★」印は公式映像『TANGO IN THE NIGHT TOUR』になかった曲。特に「★★」印はこのツアーだけの限定曲。……と、このようになっています。未放送だったオープニングの「In the Back of My Mind」とフィナーレの「Songbird」はありませんが、それ以外は全曲収録。名曲の宝箱を約2時間にわたって堪能できます。公式映像では味わえなかった曲もたっぷりとあり、中でも貴重なのが「★★」印の「Save Me」「Stand On The Rock」。『BEHIND THE MASK』は、それまでマルチ・プラチナを連発してきたバンドがゴールド・ディスクにも届かなかった(現在ではゴールドに到達)アルバムであり、この2曲は再結成以降も取り上げられることのないレパートリーなのです。記録も少なく、振り返られることの少ない“BEHIND THE MASK Tour”。そんな秘境の生演奏を脳みそに流し込んでくれるサウンドボード・アルバムです。「1990年8月25日マンチェスター公演」のステレオ・サウンドボード録音。古くからの定番FM放送のベスト・マスターからCD化された銘品です。エアチェックならではのラジオ感覚は漂いつつ、マスター鮮度は抜群。テープヨレもゴワゴワ感もなく、キリッと際立つ鮮やかな演奏音と艶やかなヴォーカルが溢れ出します。何より素晴らしいのがミックスの精緻さで、各楽器のバランスも大歓声のスペクタクルも計算され尽くしている。ツアー限定の「Save Me」「Stand On The Rock」も美味しい、約2時間に及ぶ名曲の宝箱です。Maine Road, Manchester, UK 25th August 1990 Behind the Mask Tour Disc:1 (54:14) 1. The Chain (Instrumental) 2. Dreams 3. Isn't It Midnight 4. Oh Well 5. Rhiannon 6. Stop Messin' Round 7. Save Me 8. Gold Dust Woman 9. I Loved Another Woman 10. Landslide Disc:2 (68:24) 1. World Turning 2. Drum Solo 3. World Turning (Reprise) 4. Everywhere 5. Stand on the Rock 6. Little Lies 7. Stand Back 8. You Make Loving Fun 9. Go Your Own Way 10. Tear It Up 11. Don't Stop 12. Band Introductions Mick Fleetwood - drums, percussion John McVie - bass guitar Christine McVie - Hammond organ, Yamaha DX7, piano, maracas, vocals Stevie Nicks - vocals, tambourine Rick Vito - lead guitar, vocals Billy Burnette - rhythm guitar, vocals Dan Garfield - keyboards Isaac Asante - percussion Lynn Mabry - backing vocals Liza Jane Likins - backing vocals Sharon Celani - backing vocal STEREO SOUNDBOARD RECORDING





























