『STORMWATCH』を携えて北米を駆け抜けた1979年のJETHRO TULL。その熱演を、名手バリー・ゴールドスタイン氏の最高傑作と謳われる名録音で味わえるライヴアルバムが登場です。そんな本作に吹き込まれているのは「1979年11月15日ロングビーチ公演」。3夜連続で行われたロングビーチ公演の最終日を記録した、極上オーディエンス録音です。記録したのは、マイク・ミラードの盟友としても知られる名録音家バリー・ゴールドスタイン氏。先日は惜しまれつつ他界された同氏を偲ぶ追悼リリースとしてピーター・ハミルの名作『ROXY 1979』をご紹介しましたが、本作はそれに続く第二弾です。『STORMWATCH』時代と言えば、公式化されたデン・ハーグ公演サウンドボードや当店の『SANTA MONICA 1979: MIKE MILLARD 1ST GENERATION TAPES(Uxbridge 1559)』もお馴染み。まずは当時の歩みを俯瞰し、それぞれの位置関係を確かめておきましょう。1979年・4月1日~5月1日:北米#1(25公演)《9月14日『STORMWATCH』発売》・10月5日~11月18日:北米#2(40公演)←★ココ★ 1980年・3月13日~4月4日:欧州(20公演)←※公式デン・ハーグ公演・4月8日~5月4日:英国#1(8公演《5月16日~6月6日『A』制作→8月29日発売》・10月4日~11月12日:北米#3(35公演)←※LOS ANGELES 1980・11月20日+21日:英国#2(2公演)最高傑作をアップグレードさせる大元カセット これが1979/1980年のJETHRO TULL。1979年9月に『STORMWATCH』を発表し、10月初旬から北米ツアーへと乗り出しました。本作のロングビーチ公演は、その「北米#2」の37公演目。ツアーも最後の1週間に差しかかったところで、ロングビーチでは3夜にわたってアリーナ公演が行われました。本作は、その最終日の記録です。そして、この翌日に行われたのが、マイク・ミラードの名作『SANTA MONICA 1979(Uxbridge 1559)』のサンタモニカ公演。つまり本作は、あの名録音の前日を伝える友人作でもある。1979年はJETHRO TULLのキャリアの中でも録音の残りが少ない秘境なのですが、その穴をミラードとゴールドスタインという2人の名手が埋めているわけです。そんな本作は、ゴールドスタイン氏の最高傑作とも呼ばれる名録音。同氏のマスター・シリーズとしては、1973年のフォーラム公演に続く2本目のJETHRO TULLでもあります。これまでも知られてきた録音ですが、本作は同氏の大元カセットから起こされた最高峰更新盤なのです。そのサウンドは、まさに「極上」を画に描いたような素晴らしさ。とにかく猛烈にクリアで、ダイレクト感もたっぷり。楽器の1つひとつ、1音1音がキリッと浮き立ち、セパレート感も絶大です。周囲の観客が騒がしく割り込んでくることもなく、安定した音像のまま、演奏の旨みをしっかりと伝えてくれます。しかも、これが1万人以上を収容する屋内会場“ロングビーチ・アリーナ”での録音だから驚かされる。音が跳ね返る壁も天井もあるはずなのに、まるで反響ゼロの野外録音のような鮮明さなのです。翌日のミラード録音と聴き比べてみると、艶やかな美しさではミラード盤に軍配が上がるかも知れませんが、くっきりとした芯の鮮やかさでは本作が上を行く。なるほど、これなら最高傑作と呼ばれるのも当然です。STORMWATCHナンバーで幕を開けるフルショウそんなサウンドで描かれるのは、『STORMWATCH』時代のフルショウ。翌日『SANTA MONICA 1979』とも似て非なるセットですので、ここで比較しながら整理しておきましょう。ストームウォッチ(7曲)・Dark Ages/Home(*)/Orion(*)/Dun Ringill/Flying Dutchman(★)/Elegy/Something’s On The Move その他(10曲)・アクアラング:Aqualung/Cross-Eyed Mary/Locomotive Breath・その他:King Henry’s Madrigal/Heavy Horses/Songs From The Wood/Jams O’Donnell’s Jig/Thick As A Brick/Too Old To Rock ’N’ Roll: Too Young To Die/Minstrel In The Gallery※注:「★」印は公式化されたデン・ハーグ公演やミラードの名作『SANTA MONICA 1979』でも聴けなかった曲。「*」印はこのツアーだけの限定曲。……と、このようになっています。「Dark Ages」で幕を開け、「Home」「Orion」「Dun Ringill」と、新作『STORMWATCH』のナンバーを立て続けに披露していく構成。中でも「Home」「Orion」は、このツアーでしか演奏されなかった限定曲です。そこから「Aqualung」「Heavy Horses」「Songs From The Wood」「Thick As A Brick」といった代表曲へと続いていきます。そして最大の注目が「Flying Dutchman」。公式化されたデン・ハーグ公演でも、翌日の『SANTA MONICA 1979』でも聴けなかった『STORMWATCH』の1曲です。名手バリー・ゴールドスタイン氏が遺した最高傑作を、大元カセットから甦らせたライヴアルバムです。翌日のミラード録音とはまた異なる魅力で、『STORMWATCH』時代のJETHRO TULLを鮮やかに伝えてくれる2枚組。「1979年11月15日ロングビーチ公演」の極上オーディエンス録音。ロングビーチ3夜連続公演の最終日で、ミラードの名作『SANTA MONICA 1979』の前日にあたります。故バリー・ゴールドスタイン氏の追悼リリース第二弾で、彼の最高傑作と呼ばれる名録音を大元カセットから起こした最高峰更新盤。猛烈にクリアでダイレクト感もたっぷり、1音1音がキリッと浮き立ち、セパレート感も絶大。1万人規模の屋内アリーナながら、反響ゼロの野外録音のような鮮明さです。公式デン・ハーグ公演でもミラード盤でも聴けなかった「Flying Dutchman」も美味しい新名盤です。Long Beach Arena, Long Beach, CA, USA 15th November 1979 TRULY PERFECT SOUND Disc:1 (59:31) 1. Introduction 2. Dark Ages 3. Home 4. Orion 5. Dun Ringill 6. Flying Dutchman 7. Elegy 8. Something's On The Move 9. Aqualun 10. King Henry's Madrigal > Drum Solo 11. Heavy Horses 12. Flute Solo Disc:2 (33:09) 1. Songs From The Wood 2. Charity Announcement and Band Introduction 3. Jams O'Donnell's Jig 4. Thick As A Brick 5. Too Old to Rock 'n' Roll, Too Young to Die 6. Cross-Eyed Mary 7. Guitar Solo 8. Minstrel in the Gallery 9. Locomotive Breath Ian Anderson - vocals, flute, guitar Martin Barre - guitar Barriemore Barlow - drums, percussion John Evan - piano, organ David Palmer - synthesizers Dave Pegg - bass





























