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Bruce Springsteen ブルース・スプリングスティーン/Kentucky,USA 1978

もはや音源が出尽くしていたと思われていた1978年のダークネス・ツアーから、完全未発表のサウンドボード録音が登場です。8月初頭のルイズビル公演を収録したこの音源ですが、これまでもファンサイトなどで存在は知られていたものです。しかし、こもった音質やショウの終盤の「Because The Night」でフェイド・アウトしてしまうなど、音質や収録状態の面で難があったことで、せっかくのサウンドボード録音ながらも今まで一切のアイテムがリリースされないまま見過ごされていました。今回リリースする音源もその状態は変わらないのですが、やたらとこもり気味な音質を緩和させ、さらに再生時の深刻な問題だった、速すぎるテープ・スピードも修正し、驚くほど聴きやすい状態へと生まれ変わっています。またトレーダー間で出回っていた音源ではイントロが二枚のディスクにまたがるという、信じられない状態で収録されていた「Sandy」の状態も補修し、完全な状態へと治しております。一部のトレーダー間で何とも雑な状態で出回っていた音源ゆえ、コアなマニアの方などは、あの音源がここまで安定した状態で収録されていることに驚かれるのではないでしょうか。とはいえ、元々はお世辞にもクリアーとはいえないサウンドボード録音です。それでも今回リリースへの運びとなったのは、貴重な音源ということもさることながら、その演奏の素晴らしさです。まず何といっても、ブルースとE・ストリート・バンドが通常のライブ・イントロを鳴らす前に、ブルースに煽られたクラレンスが開演の合図をサックスで奏でているという、非常にユーモアのあるオープニング、これだけでもファンならば思わずニヤリとしてしまうような場面でしょう。しかも、そこから始まる演奏はこのツアーらしさが溢れた素晴らしいものばかりです。特にチャック・ベリーのカバー「Sweet Little Sixteen」はこの日初めて演奏され、その後、夏の間を通して頻繁に演奏されることになります。しかし、それ以上に最高なのが本ツアーで高い人気を誇る「Prove It All Night」でしょう。毎晩が素晴らしいブルースのギター・プレイですが、この日のプレイがまた絶品。やはりダークネス・ツアーがスペシャルなものであったことを再確認させられる内容です。

Bruce Springsteen ブルース・スプリングスティーン/Kentucky,USA 1978

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1,940円 (税込)

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