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Judas Priest ジューダス・プリースト/MO,USA 2019

JUDAS PRIEST全史でも希に見る激レア曲パラダイス“FIREPOWER WORLD TOUR”。そのツアー最終盤を目撃する極上映像が登場です。そんな本作に収められているのは「2019年6月3日:セントルイス公演」。その極上オーディエンス・ショットです。本作最大のポイントはツアー最高傑作となるクオリティにあるのですが、まずはショウのポジション。現在進行中の最終レッグ「北米#3」からは傑作が連発しており、特にツアー序盤では絶滅状態だった映像編が大豊作。大好評の『HOLLYWOOD FLORIDA 2019』を筆頭に、今週は『AUSTIN 2019(Shades 1063)』も同時リリース。ワールド・ツアーの全体像は『AUSTIN 2019』の解説に譲るとして、ここでは「北米#3」の詳細から映像3部作の関係を整理しておきましょう。 ・5月3日『HOLLYWOOD FLORIDA 2019』・5月4日-15日:7公演《5月11日:悪天候のためキャンセル》・5月16日-28日:7公演・5月29日『AUSTIN 2019』・5月31日+6月1日:2公演・6月3日:セントルイス公演 ←★ココ★《6月5日:ロブが気管支炎でキャンセル》 ・6月8日-29日:15公演 これが“FIREPOWER WORLD TOUR”最終レッグの「北米#3」。本作のセントルイス公演は、全34公演中19公演目にあたるコンサートでした。そんなショウで撮影された本作は「超」の付く極上ショット。なにが凄いって絶景&猛ズーム。ステージ右寄り(イアン・ヒル寄り)の2階席から斜めに見下ろしたポジションなのですが、最前列なのか座席の角度が急なのか、視界を遮るモノが何もない。2階だけに距離は否めないものの、それを相殺するのが猛烈果敢なズーム。これがもう、強烈。最ズームになるとロブ・ハルフォードのバストアップが画面いっぱいに広がり、衣装のラメや鋲が1粒1粒まで超クッキリ。それほどのズームを活用しながら見どころを追っていくわけですが、リッチー・フォークナーやアンディ・スニープに迫ると照明を反射してキラキラ光るギター弦まで分かります。さらにカメラワークも凄い。それほどのドアップでメンバーを追いまくるのですが、狙ったメンバーを画面のド真ん中に据えて自在に左右に振りつつ、滑らかに動いて極めて見やすい。もちろん、最新機材の手ブレ防止機能の賜(ズームイン/アウトの際に僅かにカクカクするのは自動処理のせいでしょう)ではあるものの、それを差し引いても安定した押さえ方の的確さはハンパではない。もちろん、さまざまな映像で曲世界を視角化するバックスクリーンも美しく捉えられています。同時リリースの『AUSTIN 2019』は遠景と接写の2映像セットでしたが、本作はその旨みを1つにまとめ上げたような傑作映像なのです。そんなクオリティで描かれるショウは、レア曲ラッシュで衝撃を振りまいた「北米#3」の最新形(そして、恐らく最終形)。「Necromancer」「Spectre」「Traitors Gate」といった『FIREPOWER』の新曲だけでなく、「(Take These) Chains」「Starbreaker」「Steeler」「All Guns Blazing」「Out In The Cold」といったレアなクラシックスが大量投入されている。その光景は「北米#3」初日の『HOLLYWOOD FLORIDA 2019』でも味わえましたが、ツアー終盤になって細部が再調整。激レア「Killing Machine」が落ちたのは残念なものの、代わってセット入りしたのが『SAD WINGS OF DESTINY』の名曲「Prelude / Tyrant」なのですから文句などあろうはずがない。実のところ、この曲は「北米#1」でも話題になったのですが、その後にセット落ち。前述しましたが、このツアーの序盤は映像に恵まれず、2度の来日公演でも聴けなかった。それを特等席から見つめられるのです。上記した日程の通り、本作のセントルイス公演はロブが気管支炎を患う直前のショウ。それだけにヴォーカルは絶好調とは言い難いものの、激レアな名曲群が押し寄せる「北米#3」を特等席から見つめられる醍醐味は何物にも代えられません。『HOLLYWOOD FLORIDA』『AUSTIN 2019』、そして本作。長らく“FIREPOWER WORLD TOUR”の映像編に飢えていたメタルヘッドの乾きを癒す大傑作3部作。 Live at Stifel Theatre, St. Louis, MO, USA 3rd June 2019 AMAZING SHOT!!!! 1. Necromancer Intro 2. Necromancer 3. Heading Out to the Highway 4. The Sentinel 5. Spectre 6. (Take These) Chains 7. Judas Rising 8. Out in the Cold 9. Traitors Gate 10. Starbreaker 11. Steeler 12. Halls of Valhalla 13. Prelude 14. Tyrant 15. No Surrender 16. Victim of Changes 17. All Guns Blazing 18. Hell Bent for Leather 19. Breaking the Law 20. Living After Midnight Rob Halford - vocals Scott Travis - drums Ian Hill - bass Richie Faulkner - guitars Andy Sneap - guitars COLOUR NTSC Approx.91min.

Judas Priest ジューダス・プリースト/MO,USA 2019

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