monotone-extra

ザ・バンドがウェンブリー・スタジアムでCSNYの前座を務めた時の模様は彼らと同様BBCのビデオカメラによって撮影されています。にもかかわらず一切公開されていなかったのですが、2005年の「A MUSICAL HYSTORY」ボックスのDVDにて遂に日の目を見ました。そこに収録されていたのはオープニングの「Hard Times (The Slop) / Just Another Whistle Stop」メドレーとライブ終盤「Chest Fever」だけでしたが、それらだけでも十分に見応えのあるライブ映像として世界中のマニアを狂喜させたものです。恐らくこのボックスのリリース時にバンドのウェンブリー映像が流出、現在YouTube上にその全長版が姿を現しています。とはいえ流出に際して故意にドロップアウトが加えられた痕跡があり、実際オープニングの「Hard Times (The Slop) / Just Another Whistle Stop」だけでも「A MUSICAL HYSTORY」のDVDには一切なかった画面のドロップアウトが頻発。この点はいくら貴重なプロショット映像だとは言えマニア向けだと言わざるを得ません。またこちらは収録時の問題だと推測されるのですが、ライブ中盤「Loving You Is Sweeter Than Ever」から「The Night They Drove Old Dixie Down」にかけては録音ケーブルが抜けてしまったような音声の欠落まで生じているのです。そしてビデオの音声自体の臨場感が希薄でサウンドのバランスが悪いところも随所にあり、皮肉にも「WEMBLEY STADIUM 1974: Master Tapes」がどれだけ優れたオーディエンス録音であるかを実感させてくれる格好の資料となることでしょう。とはいえプロショットならではの素晴らしい場面が捉えられているのも事実で、その極めつけがリヴォン・ヘルムとリチャード・マニュエルのツイン・ドラムで演奏される「Mystery Train」。実のところ映画「THE LAST WALTZ」でも同じ編成だったのですが、照明が暗すぎた演出のせいでツイン・ドラムがまるで確認できなかった。その点ウェンブリーは陽光が降り注ぐ午後のステージですのでドラムを叩くリチャードの姿がばっちり捉えらえている。それどころか彼をメインで捉えようとしているのは？と思えるほど秀逸なアングルであり、演奏が始まると彼のドラムの音がデカい！（笑）。幸いにもこの曲では問題のドロップアウトがほとんどなく、なおさら貴重なツイン・ドラムの演奏シーンが楽しめるのです。今までありそうでなったリチャードがドラムを叩く場面のライブ映像。ここだけでもザ・バンドのマニアなら一見の価値あり！Live at Wembley Stadium, London, UK 14th September 1974 PRO-SHOT (79:16) 01. Introduction 02. Hard Times (The Slop) 03. Just Another Whistle Stop 04. Stage Fright 05. The Weight 06. The Shape I'm In 07. Loving You Is Sweeter Than Ever 08. The Night They Drove Old Dixie Down 09. Across The Great Divide 10. Endless Highway 11. Smoke Signal 12. I Shall Be Released 13. The W.S. Walcott Medicine Show 14. Mystery Train 15. The Genetic Method / Chest Fever 16. Up On Cripple Creek Levon Helm - drums, vocals, mandolin, guitar, percussion Robbie Robertson - guitars, vocals Garth Hudson - organ, keyboards, accordion, saxophones Rick Danko - bass, vocals, guitar, fiddle Richard Manuel - piano, drums, organ, vocals PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.79min.

拡大表示	Band,The ザ・バンド/London,UK 1974 販売期間: 価格: 1,630円 (税込) 購入数: 個 在庫 在庫あり 返品についての詳細はこちら この商品について問い合わせる