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ローリング・ストーンズの映画『ROCK'N'ROLL CIRCUS』は今でこそオフィシャルにリリースされていますが、当時はお蔵入りから幻の映像と化していました。そんな中でジョン・レノンが「ダーティ・マック」と名付けたバンドを率いて「Yer Blues」を演奏するシーンだけは古くから音源が流出し、さらに断片的ながら映像まで見られたありがたい存在だったのです。それは映画の撮影班とは別にヨーロッパでジョンとヨーコのドキュメタリーを制作していた取材チームが『ROCK'N'ROLL CIRCUS』におけるジョンの収録風景を撮影し、翌年にはドキュメントの一部に組み込んでくれていたというもの。つまり映画がお蔵入りとなってしまった中、代わりに同映画の撮影風景をリアタイで垣間見させてくれていたのが取材映像だったという訳です。このドキュメンタリーはジョンの没後に改めて各国で放送されてVHSが広まります。よって西新宿の繁栄前に通販系VHSショップなどでこのドキュメンタリーが売られており、当然ながら「Yer Blues」のシーンが見られることを目玉としていたのでした。実際オールド・マニアの方なら、そこに登場した断片的な場面をそれこそありがたく観られたのではないでしょうか。ところが1996年に映画が晴れてリリースされると立場は逆転。これら取材班による映像はすっかり影が薄くなってしまいます。この映像が映画の撮影チーム以外の収録である証拠として、彼らの後ろから撮影されており、何度も映画班のムービーカメラに前を遮られてしまうという状態が挙げられます。例えば「Yer Blues」のTake 2が始まるやいなや目の前が映画のムービーカメラで遮られてしまいますが、現在リリースされている映像では正にそのムービーカメラが捉えてくれたクローズアップのショットが使われています。それにワンカメラでジョンのクローズアップばかりが続き、なおかつ撮影中に何度もカメラがよそを向くなど、いかにも取材っぽさが漂うせわしない状態も本映像の特徴かと。そんな「ダーティ・マック」文字通りのアナザー・サイドを捉えた映像の元素材と思われるバージョンが昨年ネット上に現れました。その画質は完璧に近いレベル。そこへファンが音声をアフレコしてくれたのが今回のDVDに収録されたもの。ここでは本番の2テイクを映画とはまるで違うアングルで見られるというだけでなく、それ以前のリハーサルまで1テイクほど収録されているのが大変に貴重。このリハーサル・テイクこそ昔出回っていたドキュメンタリーのVHSなどで垣間見られた場面そのものなのです。そんな懐かしい映像が最長版かつ最高画質で見られるというオールド・マニアにはたまらない逸品。もっとも、このリハーサルの音声は発掘されておらず（『LOST LENNON TAPES』で放送されたリハーサルとは別テイク）、古のドキュメンタリーや今回アフレコされたバージョンはいずれも本番のテイク2がアフレコされています。それでも本番と違いリラックスした表情で自身のギターソロを決めるジョンの表情などは見応え十分。本番の方も映画撮影班の合間を縫ってジョンを下から捉えたアングルがこれまた見応えのある、約15分の中に「ダーティ・マック」の貴重映像が詰まったハイクオリティDVD！Broadcasting House, London, UK 11th December 1968 PRO-SHOT 1. Backstage 2. Yer Blues Rehearsal 3. Yer Blues Take 1 4. Yer Blues Take 2 5. Whole Lotta Yoko John Lennon - guitar and vocals Eric Clapton - guitar Keith Richards - bass guitar Mitch Mitchell - drums Ivry Gitlis - violin Yoko Ono - vocals PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.16min.

拡大表示	John Lennon Eric Clapton,Keith Richards ジョン・レノン/Dirty Mac London,UK 1968 jewel ver. 販売期間: 価格: 1,386円 (税込) 購入数: 個 在庫 在庫あり 返品についての詳細はこちら この商品について問い合わせる