新ドラマーにジョシュ・フリーズを迎え、本格的なツアー活動に乗り出した新生FOO FIGHTERS。配信ライヴ『PREPARING MUSIC FOR CONCERTS』に続く、最新ステージの極上映像が到着です。そんな本作が撮影されたのは「2023年6月2日ニュルブルク公演」。ドイツの名物フェス“ROCK AM RING”に出演した際のマルチカメラ・プロショットです。先日話題になった『PREPARING MUSIC FOR CONCERTS』はスタジオでのミニ・ライヴだったわけですが、本作は堂々のステージ・ライヴ。それも有名フェスで堂々のトリを務めたフルセットが観られるわけです。では、そんな“ROCK AM RING”はどんなポジションにあたるのか。彼らの近況に照らして確認してみましょう。・5月21日『PREPARING MUSIC FOR CONCERTS』・5月24日ー30日:北米#1(4公演)《6月2日『BUT HERE WE ARE』発売》・6月2日+4日:ドイツ(2公演) ←★ココ★・6月14日ー7月15日:北米#2(6公演)・7月29日:フジロック出演・8月4日ー9月3日:北米#3(6公演)・9月7日+9日:ブラジル(2公演)・9月15日ー10月14日:北米#4(9公演)・11月26日:アブダビ公演 これが現在までに公表されている2023年のスケジュール。先日ご紹介した『PREPARING MUSIC FOR CONCERTS』は新ドラマーお披露目を兼ねた再始動一発目だったわけですが、その後に新作『BUT HERE WE ARE』がリリース。本作は、その発売日当日のステージでもありました。その模様はプロ撮影されて配信。本作はそのベスト・マスターからDVD化されたものなのです。そのクオリティは、ひと言「完全オフィシャル級」。有名フェスの最新配信なのですから当たり前のようですが、それにしてもやはりドイツ産プロショットは凄い。ドイツのフェス映像と言えば、2000年代には猛烈にアクティヴな撮影技で世界をリードしたものですが、現代でもその威光は生きている。あの頃のようにグリングリンとカメラを動かす見せつけ感はなく抑え気味ではありますが、その分さらりと醸すダイナミズムとバンド自身のカッコ良さを主軸に置いたセンスの良さが進化している。1アングル1アングルの構図まで決まった画面が素晴らしく、曲想に沿ったカット割りのセンスも健在。現代では欧州各国のフェス配信が当たり前になりましたが、やはりドイツは頭1つ抜けている。カンペキなサウンド・ミックスも併せ、長い歴史を誇る伝統の英国BBCや世界を席巻した米国MTVにも並ぶ世界最高峰のクオリティです。そんな世界最高峰プロショットで画かれるのは、世界が注目する新生FOO FIGHTERSのフルショウ。当店では、昨年テイラー・ホーキンスが亡くなる直前のプロショット『LOLLAPALOOZA CHILE 2022』が大定番でもありますので、比較して新ツアーのポイントをチェックしてみましょう。90年代/2000年代・ザ・カラー・アンド・ザ・シェイプ:My Hero/Monkey Wrench/Everlong・ゼア・イズ・ナッシング・レフト・トゥ・ルーズ:Learn To Fly/Breakout/Aurora(★):その他:This Is A Call/All My Life/Times Like These/Best Of You/The Pretender 2010年代・バット・ヒア・ウィ・アー:Rescued(★)/Under You(★)/Nothing At All(★)・その他:Walk/These Days/The Sky Is A Neighborhood/No Son Of Mine/Shame Shame/カバーメドレー(Whip It/March Of The Pigs:★)※注:「★」印はテイラー・ホーキンス最晩年の代表プロショット『LOLLAPALOOZA CHILE 2022』で観られなかった曲。……と、このようになっています。セットの基礎は昨年を踏襲しつつ、そこに『BUT HERE WE ARE』の新曲を導入したスタイルで、『PREPARING MUSIC FOR CONCERTS』で披露された3曲がすべてセット入りしました。さらにクラシックスでは「Aurora」も盛り込まれ、さらに新ドラマーとしてジョシュを紹介すると共に彼が以前参加してきたDEVOの「Whip It」とNINE INCH NAILSの「March Of The Pigs」をメドレーで披露しています。ドラマー発表の寸劇と熱いスタジオ・ライヴの『PREPARING MUSIC FOR CONCERTS』も面白かったですが、やはり巨大フェスの本番ステージ・ライヴは格別です。そのスペクタクル・ショウを完全オフィシャル級プロショットで楽しめる超決定盤。新生FOO FIGHTERSの真価、どうぞベスト・マスターの本作で存分にご堪能ください。「2023年6月2日ROCK AM RING公演」のマルチカメラ・プロショット。有名フェスの最新配信だけあって当然の「完全オフィシャル級」で、ROCK AM RINGならではのアクティヴでダイナミックなカメラワークも圧巻。新ドラマーにジョシュ・フリーズを迎えた新生FOO FIGHTERSの真価を味わい尽くせる超極上の絶対映像です。Nurburgring, Nurburg, Germany 2nd June 2023 PRO-SHOT Disc 1(62:20) 1. All My Life 2. No Son Of Mine 3. Rescued 4. The Pretender 5. Walk 6. Learn To Fly 7. Times Like These 8. Under You 9. Breakout 10. The Sky Is A Neighborhood 11. Whip It 12. March Of The Pigs Disc 2(60:41) 1. My Hero 2. This Is A Call 3. Nothing At All 4. Shame Shame [with Violet Grohl on backing vocals] 5. These Days 6. Aurora 7. Monkey Wrench 8. Best Of You 9. Everlong Dave Grohl - lead vocals, guitar Nate Mendel - bass Pat Smear - guitar Chris Shiflett - guitar, backing vocals Rami Jaffee - keyboards, piano Josh Freese - drums, percussion PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.123min.