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感動的なまでに毎回のエピソードが充実していたことからシリーズとしては異例のミリオンセラー状態と化した『SONG TO SOUL』。伝説の音楽ドキュメンタリーは当事者、中でも楽曲の作者が登場すると『神回』と化す傾向があったことはこれまでのリリースが証明した通りですが、一方で当事者の出演がまるで見込めない場合でも徹底した取材で見事な『神回』となったエピソードもあったのです。特に『SONG TO SOUL』初期は放送の実績が足りないこともあって、当事者より周辺の関係者の証言でまとめられたエピソードも少なくなかった。そんな中で素晴らしい回となったのがボブ・ディランの「Blowin’ In The Wind」。『SONG TO SOUL』側としてもディランの取材は見込めないと端から踏んでいたのでしょう（笑）、代わりに「Blowin’ In～」やフォーク期ディランと親しかった人物への徹底取材を敢行することで、本人不在ながらも非常に素晴らしいエピソードが完成したのです。番組の中でも「Blowin’ In～」を広めた張本人として力説されるPP＆Mのピーター・ヤーローは語り口調が素晴らしいだけでなく、曲の歌詞をゆっくり優しく歌いあげて曲の魅力を説明してくれる様は鳥肌モノ。おまけにPP＆Mが同曲をレコーディングする際にディランが同席していたというエピソードなど今となっては忘れ去られた逸話の一つと言え、そんな重要な証言をしっかり捉えてくれるのも『SONG TO SOUL』の面目躍如。それ以上に特筆すべきは、フォーク期のディランに大きな影響を与えた黒人女性フォークシンガーのオデッタへの取材が叶ったことでしょう。彼女こそ「Blowin’ In～」のヒントとなったトラディショナル・ソング「No More Auction Block」をディランに教えたも同然な人物であり、オデッタとピーター・ヤーローへの取材が実現したことで極めて充実したエピソードが実現したのでした。それだけではありません、オデッタはこの放送のすぐ後に亡くなられており、実際ここでの彼女は往年の恰幅の良さの面影もなくやせ細っており、おまけに車いすに座っている。それでも語り口調は力強く、結果として彼女の晩年の貴重な取材となってしまったのです。そして稀代の名曲「Blowin’ In The Wind」の誕生秘話だけでなく、1964年から一年間に渡ってディランの私的な姿を捉えたカメラマンのダニエル・クレイマーも登場するなど、マニアも唸らせる徹底した取材ぶりは圧巻。作曲者が不在でも、これほどまでに充実したエピソードに仕上がった『SONG TO SOUL』のさらなる神回を是非お手元に。Broadcast Date: 28th November 2012 Featuring exclusive interviews with Odetta, Peter Yarrow（Peter, Paul and Mary）& Daniel Kramer (Photographer) 1. Programme Intro 2. Segment 1 3. Segment 2 4. Segment 3 5. Segment 4 PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.47min.

拡大表示	Bob Dylan ボブ・ディラン/Song to Soul 風に吹かれて Blowin’ in The Wind Jewel Version 販売期間: 価格: 1,386円 (税込) 購入数: 個 在庫 在庫あり 返品についての詳細はこちら この商品について問い合わせる