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「事実上のTHRILLER Tour」とも言われたTHE JACKSONS伝説の“VICTORY Tour”。その象徴プロショットのベスト・マスターがリリース決定です。そんな象徴映像が撮影されたのは「1984年10月６日トロント公演」。全55公演だった“VICTORY Tour”のうち、34公演目を完全収録したマルチカメラ・プロショットです。トロント映像は、まさに“VICTORY Tour”の代名詞。『THRILLER』の天文学的ヒットの後だけに様々な映像が残されていますが、ほとんどが細切れだったり、ろくな画質でなかったり。質／量の総合力で比類なく、無数の既発群を生み出してきた。恐らく、本稿に目を留めた方なら何らかの既発を体験された事はあるのではないでしょうか。大定番プロショットの画期的なアップグレード・マスターそれだけの大定番ともなるとオフィシャル作品と同様に究極のクオリティが求められ、アップグレードを繰り返すのが宿命。この映像も長い歴史の中で何度もアップグレードが繰り返されてきました。そして、その最新弾となるのが本作。近年公開された最高峰更新マスターです。そのクオリティは、まさに絶品。これまでどれだけアップグレードを重ねようとどうしてもテープヨレや歪みが付きまとっていたのですが、今回の新マスターには格段に改善されてほとんど見当たらない。画面の端から端まで瑞々しく、艶やかな発色にはダビング痕の欠片も感じられないのです。そして、何と言っても衝撃なのが「Wanna Be Startin' Somethin'」。既発を体験した方ならピンと来ると思いますが、この曲には謎の瞬間的な早送りがあった。映像演出のつもりなのか、何らかのトラブルか。原因が特定できないほど不自然ながら、どのマスターでも残されていた不可思議な異常でした。ところが、本作にはあの早送りがない。異常が発生する前のマスターなのか、デジタル補正で修復したのかは分かりませんが、「Wanna Be Startin' Somethin'」が現場通りの通常スピードで楽しめるのです。音楽史の伝説でもある“VICTORY Tour”の全貌 そんな最高峰更新クオリティで描かれるのは、栄光の“VICTORY Tour”のフルショウ。「事実上のTHRILLER Tour」と囁かれる通り、主役は我が世の春を謳歌しているマイケル。その後のソロツアーの土台になったのも“VICTORY Tour”でした。そのセットは超有名でもありますが、なかなか触れる機会もありませんので、ここでは後年の公式映像『LIVE AT WEMBLEY JULY 16, 1988』と比較しながら整理してみましょう。マイケルのソロ（８曲）・オフ・ザ・ウォール：Off The Wall（★）／She's Out Of My Life／Rock With You／Working Day And Night・スリラー：Wanna Be Startin' Somethin'／Human Nature／Beat It／Billie Jean その他（８曲＋α）・デスティニー：Things I Do For You（★）／Shake Your Body (Down to the Ground)（★・トライアンフ：This Place Hotel／Lovely One（★）・ジャクソン５メドレー：I Want You Back／The Love You Save／I'll Be There・ジャーメイン・セクション：Let's Get Serious（★）／Dynamite（★）／Tell Me I'm Not Dreamin'（★）※注：「★」印はマイケルの公式DVD『LIVE AT WEMBLEY JULY 16, 1988』で観られなかった曲。……と、このようになっています。『OFF THE WALL』『THRILLER』を２本軸としたセレクトは、まさに“BAD Tour”の原形。その上で、ソロツアーでは望めないグループ名義の名曲群やジャーメインのソロ・セクションも盛り込まれています。そして、セット以上に鮮烈なのがパフォーマンスそのもの。兄弟によるフォーメーションも素晴らしいのですが、マイケル自身も圧倒的！　ダンスはキレにキレまくっていますし、ヴォーカルも絶品。声の伸びも張りも素晴らしく、激しいダンスをこなしながらも息切れしない体力が凄すぎる。どんどん豪華になっていくショウ演出では後年のソロ・ツアーに軍配が上がりますが、本人の若々しさは何物にも代えられない最大の魅力なのです。人類音楽史に残る巨大な成功の真っ直中にいたマイケルとTHE JACKSONS。その眩しい姿を象徴するプロショットの最高峰更新版です。正しいスピードの「Wanna Be Startin' Somethin'」だけでも胸アツな１枚。伝説のVICTORY Tourの象徴プロショットがリリース。従来マスターでは避けられなかった「Wanna Be Startin' Somethin'」の早送りもない最高峰更新マスターで、「事実上のTHRILLER Tour」とも言われたフルショウを楽しめます。CNE Stadium, Toronto, ON, Canada 6th October 1984 PRO-SHOT(from Best Master)*UPGRADE 1. Titleback(Introduction) 2. The Sword In The Stone 3. Wanna Be Startin' Somethin' 4. Things I Do For You 5. Off The Wall 6. Ben (Interlude) 7. Human Nature 8. This Place Hotel 9. She's Out Of My Life 10. Let's Get Serious 11. Dynamite 12. Tell Me I'm Not Dreamin' 13. I Want You Back 14. The Love You Save 15. I'll Be There 16. Rock With You 17. Lovely One 18. Encore Break 19. Working Day And Night 20. Beat It 21. Billie Jean 22. Shake Your Body (Down to the Ground) 23. Titleback(Epilogue) PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.114min.

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