2年に一度行われているチャリティ・イベント“HELPING HANDS CONCERT & AUCTION”。その最新プロショットが登場です。そんな本作が撮影されたのは「2024年12月13日イングルウッド」。そのマルチカメラ・プロショットです。現在のMETALLICAは“M72 Tour”がメインであり、2025年の続行も決定。そんな近況を知る意味でも、まずは現在進行中の活動概要を俯瞰しつつ、本作のポジションも探っていきましょう。2023年《4月14日『72 SEASONS』発売》・4月27日ー6月18日:欧州#1(10公演)・8月4日ー9月3日:北米#1(10公演)←※AT&T STADIUM 2023・10月8日ー11月12日:北米#2(5公演)・12月14日:リヤド公演 2024年・5月24日ー7月14日:欧州#2(14公演)・8月2日ー9月29日:北米#3(14公演)*12月13日:イングルウッド公演 ←★本作★ 2025年・4月19日ー6月29日:北米#4(20公演)・11月1日ー19日:オセアニア(6公演)これが現在までに公表されている“M72 Tour”の全体像。本作の“HELPING HANDS CONCERT”はツアーの一部と言うより、約半年のオフ期間に実施された特別イベントでした。このイベントはMETALLICA自身が立ち上げたチャリティで、偶数年に開催。当店でも、そのプロショット作品『ALL WITHIN MY HANDS 2020』『THE HELPING HANDS CONCERT 2022』が定番となってきました。本作は、その最新2024年版なのです。もちろんMETALLICAの最新配信ですからクオリティは当たり前のように「完全オフィシャル級」。言葉にすると美辞麗句をズラズラ並ぶだけという超極上ぶりです。クオリティは想定内として、意外なのは会場の雰囲気。これまでの“HELPING HANDS”も通常コンサートとはだいぶ趣が違いましたが、今回はまるでディナー・ショウ。食事はしていないと思いますが、大きなテーブルを囲むようにゲスト達が座ってステージを見つめている。イベント・タイトルに「CONCERT & AUCTION」とあるように、あくまでライヴは余興の一部という位置づけなのかも知れません。そして、注目なのはショウの中身そのもの。これまでの“HELPING HANDS”と同様「前半=アコースティック」「後半=エレクトリック」の二部構成になっています。アコースティック・セット(5曲)このイベントの目玉は、チャリティならではのアコースティック・ステージ。特に今回はこれまでの“HELPING HANDS”と被りを避けたのか、新ネタが美味しい。1曲目から26年ぶり(!)となる「Low Man's Lyric」が飛び出しますし、続く「Helpless」も6年ぶり(アコースティックとしてはやはり26年ぶり)。3曲目の「Away From Home」はBACHMAN?TURNER OVERDRIVEのカバーで、この日が全世界初演だったりします。また、多彩なゲストもポイント。“HELPING HANDS”ではお馴染みとなっているアヴィ・ヴィノクル(ギター/マンドリン)やヘンリー・サルヴィア(キーボード)だけでなく、さらに「If Darkness Had A Son」「Nothing Else Matters」ではSistaStringsの2人が感動的なストリングスの調べを添えてくれます。エレクトリック・セット(8曲)後半は本職のエレクトリック・ステージで、ここでもレア曲がたっぷり。「Orion」「The Shortest Straw」「Screaming Suicide」等は近年のライヴでも演奏していましたが、普段ならサプライズ枠の復活曲を畳みかけられるムードはやはり特濃です。中でも極めつけなのが「The Unforgiven II」。9年ぶりの生演奏でもありますが、そもそも7回しかステージ演奏していない激レア曲です。曲自体はお馴染みながら、実際には一番レアなのが「Fuel」でしょう。ここではアヴィ・ヴィノクル/ヘンリー・サルヴィアが再登場し、大胆に改作されたリアレンジ・バージョンなのです。その換骨奪胎っぷりが強烈。原曲は『RELOAD』でも爽快なアップ役でしたが、ここではより『LOAD/RELOAD』の本質に迫ったようなヘヴィ&ムーディなミッド曲に変貌しており、歌詞をしっかり追わないと「Fuel」とは気づけないほど。ほとんど別曲です。さらにゲストでポイントなのが「Hit The Lights」で、PEARL JAMのジェフ・アメンが登場。ロバート・トゥルヒーヨと並んで12弦ベースをかき鳴らす姿は必見です。『ALL WITHIN MY HANDS 2020』『THE HELPING HANDS CONCERT 2022』と同様、普段なら1曲でも見どころになる特別パフォーマンスがギュウ詰めな“HELPING HANDS CONCERT”。その最新弾となる完全オフィシャル級プロショットです。「2024年12月13日HELPING HANDS CONCERT」のマルチカメラ・プロショット。METALLICA自身が立ち上げたチャリティ・イベントで「前半=アコースティック/後半=エレクトリック」の特別公演。26年ぶりの「Low Man's Lyric」や全世界初演の「Away From Home」、激レアな「The Unforgiven II」、別曲に変貌した「Fuel」等々、珍しいレパートリーが山盛り。PEARL JAMのジェフ・アメン等、豪華なゲスト陣も美味しい完全オフィシャル級プロショットです。 YouTube Theater, Inglewood, CA, USA 13th December 2024 PRO-SHOT ACOUSTIC 1. Intro 2. Low Man's Lyric */** 3. Helpless */** 4. Away From Home */** 5. If Darkness Had A Son */**/+ 6. Nothing Else Matters */**/+ ELECTRIC 7. Orion 8. The Shortest Straw 9. Until It Sleeps 10. Screaming Suicide 11. The Unforgiven II * 12. Fuel */** 13. Hit The Lights ++ 14. Master Of Puppets PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.95min. James Hetfield - Vocals, Guitar Kirk Hammett - Guitar Robert Trujillo - Bass Lars Ulrich - Drums * Avi Vinocur - Guitar, Mandolin, Vocals ** Henry Salvia - Keyboards + SistaStrings - Violin & Cello ++ Jeff Ament - Twelve-String Bass