Name: Who,THe ザ・フー/OR,USA 1982
SKU: ICD-000226
Price: 1940 JPY
Availability: InStock

Who,THe ザ・フー/OR,USA 1982

今週同時リリースの、ザ・フー未公開初登場サウンドボード音源の2作目が本盤です。本盤も「NEW JERSEY 1982」と同じく、文句のつけようのないオフィシャル盤並みの音質の上に丁寧なミックスが施された極上ステレオ・サウンドボード録音の2CDです。本盤は冒頭から完璧な位相でのミックスが施されています。収録されているのは、フェアウェル・ツアー中盤、「NEW JERSEY 1982」から10日後の10月21日、オレゴン州ポートランドのメモリアル・コロシアムで行われたコンサートです。このクリアさ、音の粒立ち、バランスの良さはフーのライブ音源の中でも屈指のもので、トータルとしての迫力にも凄まじいものがあります。81年のストーンズ・アーカイヴ音源にも見られた、テープチェンジがあったと思われるマスター上での曲中カットは、Drownedの0’58”時点、Love Reign O’er Meの1’30”時点にありますが、その他は完璧です。推測になりますが、当時のザ・フーは、当初からフェアウェル・ツアーのライブを公式にリリースするつもりで、各地でレコーディングを行なっていたと考えられます。最終的に採用されなかった日のテープがこうして日の目を見たわけですが、このクオリティからすれば、ザ・フーファンには堪らないサプライズ・プレゼントと言えるものです。よくぞこんなお宝が眠っていたものです。よく聴いていただくと、Who Are You前の曲間には編集された痕跡が窺がえますが、その他は全編ノーカットで、彼らのフェアウェル・ツアーでの勇姿をリアルに伝えています。本盤の公演日を見ても、同時リリースの「NEW JERSEY 1982」でも述べたように、オフィシャル盤としてリリースされている音源とは一切ダブらない、全曲が正真正銘初登場のライブテイクとなっていますし、本盤の日をオフィシャル・ライブ盤としてリリースしていても何ら遜色はなかったでしょう（翌日のシアトル公演からは2曲がオフィシャル盤「WHO’S LAST」に収録されていますが、本盤のマスターはその前日となります）。音質とミックスは文句のつけようのないもので、ピートが右、ジョンが左、ケニーがセンターから全チャンネルに振り分けられ、そこにサポート・キーボードが被さるというザ・フーのステージ隊形そのままが、超クリアなサウンドで迫ってきます。あまりのクリアさゆえに、Won’t get Fooled Again終盤では、ジョン・エントウィッスルがワウワウをかけてベースをプレイしていたことさえ判るほどです。何よりも嬉しいのは、まだツアー中盤につきロジャーの声がしっかり出ていることです。オフィシャル・リリースされた、最終のトロント公演を捉えたDVDでは声が出ず、かなり辛そうな彼の様子が観られましたが、ここではまったく不安はなく、彼本来のシャウトが随所で炸裂しています（中盤に痰がからんだ際のMCでは場内のエアコンがシンガーに悪影響を与えるんだ、とコメントしています）。これぞ、ロジャー。これぞ、ザ・フーです。連日、少しずつ変更されたセットリストにおいて、この日は初期ナンバーI Can See For Milesとラスト・アルバム「IT’S HARD」収録のA Man Is A Manを聴くことができるのが貴重です。中でも前者は、この曲が1967年にようやくアメリカでのブレイクをもたらしたという思いがピートの頭の中にあったことでセットインしたのではないかと思わせる、粋な選曲と言えます。後者は後のピートのソロワークにも通じる味わい深い詞と曲調の佳曲です。この日はアンコールで３曲も演奏しており、前日には未演奏だったNaked Eyeをやっているのがまた貴重です。ステージの全編を聴いていただければ、歴史上、この年に一旦正式に解散したザ・フーがこの公演で19年間のすべてを集大成していたことがお判りいただけるでしょう。同時リリースの「NEW JERSEY 1982」と併せて購入いただければ聴き比べの楽しみがあり、甲乙つけ難いクオリティの高さを実感いただけます。オフィシャル・ライブ盤に優るとも劣らないウルトラスーパー・クオリティ・マスターの突然の発掘は「事件」と言っていいでしょう。全編で手抜き一切なし、切れ味鋭い演奏を畳み掛けるザ・フー最後の勇姿を新発掘音源でお楽しみください。 Live at Memorial Coliseum, Portland, OR. USA 21st October 1982 STEREO SBD Disc 1(67:40) 1. Intro. 2. Substitute 3. I Can't Explain 4. Dangerous 5. Sister Disco 6. The Quiet One 7. It's Hard 8. Eminence Front 9. Behind Blue Eyes 10. Baba O'Riley 11. I Can See For Miles 12. Drowned 13. A Man Is A Man 14. Cry If You Want Disc 2(57:17) 1. Audience 2. Who Are You 3. Pinball Wizard 4. See Me Feel Me 5. 5:15 6. Love, Reign O'er Me 7. Long Live Rock 8. Won't Get Fooled Again 9. Naked Eye 10. Summertime Blues 11. Twist And Shout Roger Daltrey - Vocals, Harmonica, Guitar Pete Townshend - Guitar, Vocals John Entwistle - Bass, Vocals Kenney Jones - Drums Tim Gorman - Keyboards, Vocals