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QUEENのロジャー・テイラーとロバート・プラント。２人がステージを共にした幻のライヴアルバムがリリース決定です。そんな激レアなショウが行われたのは「1983年６月22日ミルトン・キーンズ公演」。1983年と言えば、ソロ初の本格的なワールドツアー“PRINCIPLE OF MOMENTS TOUR”が行われたわけですが、それは８月からのスタート。本作は、その６週間前にあたります。ここで近辺のタイムラインを整理してみましょう。 ・６月22日：ミルトン・キーンズ公演　【本作】・７月11日：『THE PRINCIPLE OF MOMENTS』発売・８月３日：ワールドツアー開始・８月：QUEEN『THE WORKS』制作開始 これが1983年夏の出来事。本作のミルトン・キーンズ公演は『THE PRINCIPLE OF MOMENTS』リリースの直前。QUEEN側から見ると“HOT SPACE TOUR”と『THE WORKS』制作の合間だったわけです。タイミング的には“PRINCIPLE OF MOMENTS TOUR”のウォームアップ的でもあったわけですが、このショウは実はテレビ番組“THE TUBE”用の収録ライヴでもありました。しかし、収録が上手くいかずに放送も中止。幻のコンサートとなったのです。本作は、そんな幻公演のオーディエンス・アルバム。これまで極わずかな録音がコアマニアに知られていましたが、それよりも遙かに素晴らしいサウンドの新マスターなのです。そのクオリティは見目麗しいヴィンテージ・オーディエンス。「まるでサウンドボード！」と喧伝するタイプではありませんが、当時にしては十分すぎるクリア・サウンド。レア度を考えれば轟音・爆音でもありがたいくらいなのですが、たとえこれが通常コンサートだとしても名作と呼べるほど。すべてのバランスが綺麗にセパレートされてダンゴ感は皆無ですし、プラントの歌声も真っ直ぐに届く。しかも、テープ鮮度が異様に素晴らしく、艶やかな鳴りにヨレや乱れが感じられません。残念ながらフルショウではなく、最後の２曲「Worse Than Detroit」「Burning Down One Side」のみアナログ起こしとなりますが、それでも現存するベスト・クオリティで約１時間にわたって貴重なショウを味わう事ができます（ちなみに、このショウは「Other Arms」「In the Mood」「Big Log」の３曲がやり直されて２回ずつ演奏。本作に未収録なのは、そのやり直し分と「Fat Lip」の計４テイク分です）。そのクオリティで描かれるのは、貴重極まる共演。バンドのメンバーはすでに“PRINCIPLE OF MOMENTS TOUR”で固められ、そこにロジャー・テイラーが加わる編成。ツアー本編では北米レッグでフィル・コリンズ、その後リッチー・ヘイワードに代わったわけですが、そのロジャー版です。そして、セットも日本公演でも聞かれたナンバーが揃った“PRINCIPLE OF MOMENTS TOUR”の抜粋版という感じ。そんな中で、ひときわレアなのが「Sea Of Love」。THE HONEYDRIPPERSでのヒット以前に演奏された記録は極めて少なく、アルバムともひと味違ったアレンジが楽しめます。兎にも角にも、貴重極まる豪華共演。なぜロジャーが参加することになったのかは寡聞にして分かりませんが、共演は実在した。本作は、その奇跡の現場を素晴らしいサウンドで体験できる１枚なのです。 Live at "The Tube" TV show, Milton Keynes, UK 22nd June 1983 (58:24) 1. Intro 2. Little Sister 3. Treat Her Right 4. Sea Of Love 5. Pledge Pin 6. Other Arms 7. In The Mood 8. Big Log 9. Like I've Never Been Gone 10. Worse Than Detroit 11. Burning Down One Side　 Robert Plant - Vocals Robbie Blunt - Guitars Paul Martinez - Bass Jezz Woodroffe - Keyboards Bob Mayo - Guitar, Keyboards Roger Taylor – Drums

拡大表示	Robert Plant,Roger Taylor ロバート・プラント/UK 1983 販売期間: 価格: 1,386円 (税込) 購入数: 個 在庫 在庫あり 返品についての詳細はこちら