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Neil Young ニール・ヤング/MI,USA 7.3.2018

世界中のファンの間で大きな反響を巻き起こして進行中のニール・ヤングのソロ・ツアーですが、春のクレイジー・ホース・ショーの時と同じくストリーミング中継が実現。その時は初日のショーが公開されましたが、今回に関してはCDでリリースされるシカゴ二日間の後に行われたショーでストリーミング中継が実現しています。ニールが前回のストリーミングで味をしめたのは間違いなく、今回はさらに複数のカメラを使って充実のアングルでストリーミングされました。しかも今回はソロの弾き語りショーということから会場全体が暗めな照明ライティングでニールを後ろから照らし、まるで映画フィルムを見ているかのようなざらつきとノイズを演出した画面なのが実に印象的。おまけに今回の弾き語りショーが70年代の名曲を大量にフィーチャーしたセットリストであることから、その演出がぴったりとフィット。もはや最新のプロショット・ライブ映像として通用するほどの出来栄え。して何と言っても今回の最高に魅力的な70年代キラーチューンてんこ盛りの弾き語りを最高の画質で観られるとなれば充実のライブ映像であると断言しましょう。シカゴでは二日目でバッファロー・スプリングフィールド絡みで驚異のレアナンバー「One More Sign」が登場しましたが、この日もその余韻を感じさせるバッファローつながりの「Broken Arrow」を演奏。それがてっきり往年のようなアコギ弾き語りで披露されるのかと思いきや、ここでは何と史上初のピアノ弾き語りバージョンというサプライス。おまけにその演奏が実に味わい深い。こんな貴重な演奏もウルトラクリアーな画質と音質で聞かれるだなんて。そしてストリーミング中継を意識してか、この日のニールはシカゴ以上に饒舌なのも面白い。「Mellow My Mind」ではジョニ・ミッチェルやこの日の公演地デトロイトでの思い出を交えて語りながら演奏を始め、さらに「Ohio」ではデヴィッド・クロスビーの家にいた時にこの曲を作ったという有名なエピソードも披露。映像も演奏も最高でサウンドボード録音の最新ライブと来れば、音声を抽出したアイテムが登場するのも必須だと思われますが、やはりここは映像で楽しんでほしいところ。! Live at Fox Theatre, Detroit, Michigan, USA 3rd July 2018 PRO-SHOT (103:30) 1. On the Way Home 2. Homefires 3. Only Love Can Break Your Heart 4. Love Is a Rose 5. Cowgirl in the Sand 6. Mellow My Mind 7. Ohio 8. There's a World 9. Broken Arrow 10. I Am a Child 11. Are You Ready for the Country? 12. Tonight's the Night 13. Speakin' Out 14. After the Gold Rush 15. Angry World 16. Love and War 17. Peaceful Valley Boulevard 18. Out on the Weekend 19. The Needle and the Damage Done 20. Heart of Gold 21. Tumbleweed PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.104min.

Neil Young ニール・ヤング/MI,USA 7.3.2018

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