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Joe Lynn Turner,Glenn Hughes ジョー・リン・ターナー グレン・ヒューズ/Made in Moscow & more

「元DEEP PURPLE」の肩書きを持つ希代の名シンガー、グレン・ヒューズとジョー・リン・ターナー。2人のソウルフルな歌声が交差する公式スタジオ・アルバムが緊急入荷です。そのアルバムとは、幻の『MADE IN MOSCOW』。HUGHES TURNER PROJECTの3rdアルバムと言っても過言ではないオフィシャル作品です。このアルバムは、知る人ぞ知る名作でした。ご存じの通り、グレンとジョーの2人はHUGHES TURNER PROJECT(以後、HTP)として活動していたわけですが、その末期にも3枚目となるスタジオ作品をレコーディングしていました。キーマンとなるのは、ロシアの政治家マイケル・メン。2018年までロシア政府の大臣を務めていた超大物ですが、この人物はクラシック・ロックの大ファン。自身がベーシストを務め、セミプロ的なバンド活動もしていました。本作は、そんなマイケル・メンが2004年に9月にグレンとジョーをモスクワに招いて制作したスタジオ・アルバムなのです(当時のマイケル・メンはモスクワ副市長でした)。本来であれば、HTPの3rdアルバムとして世界的に知られてもおかしくなかったのですが、このアルバムはロシア国内だけの限定リリースで、それも2005年7月の初回分のみ。当時、極々わずかに日本にも輸入されましたが、もちろん瞬殺。現在では中古がプレミア価格で取引されている稀少品なのです。本作はそんなレア・アルバムに、コレクションを完璧にする美味しいボーナス・トラックも追加収録された超・決定盤なのです。 【幻の名作『MADE IN MOSCOW』】 まず登場するのは、メインとなる『MADE IN MOSCOW』。このスタジオ作は、まさにHTPの3rdアルバムと呼ぶに相応しい。録音メンバーはグレンとジョーを主軸にしつつ、バックを務めるのはマイケル・メンのバンド。HTPではグレンがベースも務めましたが、ここでは専任ベーシストとマイケル・メン自身が弾いています。サウンド・クオリティは(当然の事ながら)完全無欠の公式級ですが、中身も素晴らしい。曲を書いたのはロシア側で、作詞(と恐らくメロディも)はグレン&ジョーです。その作風は正統的な欧州メロディック・ロック。ロシアではDEEP PURPLE人気が絶大でして、LED ZEPPELINさえも凌駕しているそう。その憧れ故か、グルーヴよりも哀愁のメロディを最重視しており、そのメロディが実に美味しい。基本は英国ロック的なのですが、そこはかとないエキゾチックな風味が漂うのです。西側ロックへの憧れが滲む「Arianna」「I'm Alive」「The Alchemist」、民謡調のリフが強烈な印象の「Let The Fire Rage」、哀愁のサビが心くすぐる「Warrior Of The World」、レゲエ・ビートなのに欧州ムードの「Forgive Her」、イントロのリフから哀愁が咽ぶ「On Your Marks」、2人のコンビネーションが絶品な名バラード「Old Friend」、軽快ながらフッと謎めいたフレーズが舞う「Circus Life」……どれも正統派でありつつ、クセのある隠し味が一筋縄ではいかない面白い曲ばかり。しかも、それを歌うのがクラシック・ロックの名シンガーたる重鎮2人。限りなくHTP的ではあるものの、ロシアならではのハードロックでもあるのです。 【超名曲のボーナス2曲】 そんな『MADE IN MOSCOW』本編の後には、グレン&ジョーの共演コレクション完璧にするボーナス・トラックが2曲収録されています。両曲ともライヴやデモの類ではなく、完成度100%の公式スタジオ・テイク。『HTP』『HTP 2』と本作を合わせれば、2人の声が重なり合うスタジオ・コレクションをコンプリートできるわけです。その1曲目は、HTPの始動直前となる2001年にリリースされたニコロ・コツェフの「Chosen Man」。ニコロはDEEP PURPLE/RAINBOWの直球フォロワーとして知られるギタリスト/ヴァイオリニスト。BRAZEN ABBOTでも有名ですが、彼の一世一代となる2枚組コンセプト大作『NOSTRADAMUS』には、グレン&ジョーが揃って参加。このアルバムは様々なシンガーが配役されたロックオペラで、ジョーは主役のノストラダムス、グレンはフランス王アンリ2世を演じていました。2人は重要な役どころで何曲も歌っていますが、デュエットとなったのは「Chosen Man」だけでした(余談ですが、『NOSTRADAMUS』には他にドゥギー・ホワイト、ヨラン・エドマン、ヨルン・ランデ、アランナ・マイルズ、サス・ジョーダンも参加。しかも、リズム隊やキーボードはEUROPEの面々。すでに廃盤ですが、RAINBOWの世界観を豪華なロックオペラに昇華した傑作でした)。この「Chosen Man」がまた感動の名曲。BRAZEN ABBOTもRATA BLANCAばりのRAINBOWフォロワーでしたが、コンセプト作『NOSTRADAMUS』はさらに壮大でドラマティック。しかも、この曲は物語のハイライトとなるキメの1曲なのです。シーンはアンリ2世の死の床。アンリ2世(グレン)が「余は選ばれし者。だが、もう終わりだ。死にたくはない」と命がけの言葉を歌い、そのノストラダムス(ジョー)は「(予言したのに)なぜ学んでくれなかった?」と悔恨の歌を返す。そんなセリフを壮大極まるメロディに乗せ、2人の名シンガーがソウルフルに、ゴスペル風に掛け合う。DEEP PURPLEやHTPでもあり得なかった会話風のヴォーカル・バトルが凄まじい超名テイクなのです。そして、最後の1曲は輪をかけて凄い。これまた2001年にリリースされたTHE VOICES OF CLASSIC ROCKの「リパブリック讃歌」です。9.11同時多発テロに際して制作されたアメリカ愛唱歌のシングルで、「We Are The World」やHEAR 'N AIDのようにさまざまなシンガーが歌い継いでいくスタイル。そのメンツが凄すぎる。グレン&ジョーを筆頭に、ボビー・キンボール、ジミ・ジェイミソン、マイク・レノ、スペンサー・デイヴィス、パット・トラヴァース、レスリー・ウェスト。さらにはSANTANAのアレックス・リガートウッド、ORLEANSのラリー・ホッペン、SWEENEY TODDのニック・ギルダー、RARE EARTHのピーター・リベラ、ジョン・カフェルティ、デヴィッド・ジェンキンス……。まさにクラシック・ロックの重鎮たちによる一大賛歌なのです。第3・4期DEEP PURPLEが誇ったツインヴォーカル・スタイルのハードロックを21世紀にアップデートして見せたグレン&ジョー。その最終形ともなるスタジオ・アルバムに、2人のコラボ・コレクションを完璧にするボーナス2曲。まさしく『HTP』『HTP 2』に続く3rdアルバムとなるスタジオ作品です。2019年の新春に相応しい見事なオフィシャルの名作。 (50:32) 1. Arianna 2. Let The Fire Rage 3. Warriors Of The World 4. Forgive Her 5. On Your Marks 6. I’m Alive 7. Old Friend 8. Circus Life 9. The Alchemist Bonus Track 10. Chosen Man (Nikolo Kotzev's Nostradamus) 11. Battle Hymn Of The Republic (The Voices Of Classic Rock) STEREO SOUNDBOARD RECORDING Glenn Hughes - Vocals Joe Lynn Turner - Vocals Track 1-9 Alex Tumanov - Guitar Nikolay Devlet-Kildeyev - Guitar Dmitry Chetvergov - Guitar Michael Men - Bass Valery Diorditsa - Bass Petr Makienko - Bass Alexander Filonenko - Drums, Percussion, Producer Valery Diorditsa - Keyboards Michael Men - Executive Producer Track 10 Nikolo Kotzev - Guitars, Violin Mic Michaeli - Organ John Leven - Bass Ian Haugland - Drums Track 11 feat. Mike Reno, John Cafferty, Leslie West, Larry Hoppen, Peter Rivera, Nick Gilder, Alex Ligertwood, Spencer Davis, David Jenkins, Pat Travers, Jimi Jamison & Bobby Kimball

Joe Lynn Turner,Glenn Hughes ジョー・リン・ターナー グレン・ヒューズ/Made in Moscow & more

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